- 「デベロッパーの志望動機って何を書けばいいのだろう?」
- 「簡単に書くコツって何かないかな?」
デベロッパーを志望しているあなたは、このような悩みを抱えていませんか?
デベロッパーを志望する理由は人によってさまざまですが、内定を勝ち取るには業界への想いの強さが必要です。
そこで本記事ではデベロッパ―の志望動機を書くポイントや例文、NGポイントを紹介していきます。
記事の後半では、職種別の志望動機例文や手軽に書くためのツールも紹介しているので、これを読めばデベロッパーへの内定に一歩近づけますよ!
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デベロッパーの志望動機は業界への想いの強さが大切
デベロッパー業界の志望動機には、業界への想いの強さが大切です。
ここでいう想いの強さとは、デベロッパーの仕事だけでなく、街づくりへの想いがどれだけ強いかを意味します。
自分の体験談で、街づくりにつながる経験があれば、深掘りして志望動機につなげるのがいいでしょう。
もし具体的な体験談がなければ、OB訪問で情報を集めてデベロッパー業界への想いの強さを伝えるのもありです。
想いの強さが志望動機の説得力を高め、内定獲得への一つのポイントになるので、意識しておきましょう。
デベロッパーとは
デベロッパーの仕事は、街中の商業施設など民間の不動産開発を手がけることです。
不動産事業の開発を行うので、実際にデベロッパーが建物を建てるわけではありません。
また、デベロッパーと似た業種にゼネコンやハウスメーカーが挙げられます。
これらの業種は、デベロッパーが民間の不動産開発を行うのに対して、以下の違いがあります。
デベロッパーとの違い
- ゼネコンは、デベロッパーが計画したものを形にする建設会社
- ハウスメーカーは、個人の住宅に関わる仕事を請け負う住宅会社
デベロッパー業界を志望する場合は、ゼネコンやハウスメーカーとの違いも説明できるようにしておくといいでしょう。
以下の記事では、デベロッパーの仕事内容について紹介しています。
「デベロッパーはどんなことをしているのか?」と気になる方は、参考にしてくださいね。
デベロッパーの志望動機を書くポイント3つ
デベロッパーの志望動機を書くときのポイントは、以下の3つです。
デベロッパーの志望動機を書くときのポイント
- なぜデベロッパーを志望するのか
- 数あるデベロッパーの中でなぜその企業を志望するのか
- デベロッパーに就職して実現したいことは何か
一般的に、志望動機を書くうえで最も重要とされているのは「熱意」とされています。
しかし、それよりも大事なのは「企業とあなたの接点」です。
というのも、採用担当者が何よりも恐れているのは採用のミスマッチだからです。
つまり、熱意も重要であることに違いないのですが、それだけでは「なぜ弊社でなくてはならないのだろう?」といった「動機」を説明しきれないのですね。
それを踏まえたうえで、志望動機を書くポイントをチェックしていきましょう。
1.なぜデベロッパーを志望するのか?
あらゆる志望動機の出発点になるのが、その業界に対する想いです。
これが説明できないと、あなたの価値観やバックボーンが伝わらず、後述の「企業との接点」も薄れてしまいます。
たとえば、面接時に「自分も街づくりに協力したいと思いデベロッパーを志望した」と述べたとしましょう。
一見すると特に問題なさそうに思えますが、これではデベロッパーであることの必要性は説明できません。
というのも、街づくりは何もデベロッパーだけでなく、ゼネコン業界などもおこなっていることだからですね。
こういった反論を跳ね返すためにも、「なぜデベロッパーでなくてはならないのか?」「デベロッパーである必要性は何か?」を説明する必要があるのです。
2.数あるデベロッパーの中でなぜその企業を志望するのか?
デベロッパーへの志望理由を明らかにしたら、次に「なぜその企業でなくてはならないのか?」を考えましょう。
先ほども説明したとおり、採用担当者の多くは企業と学生のミスマッチが起こることを何よりも恐れています。
そのため、さまざまな角度から「企業への志望動機」を探ろうとするのですね。
この「企業への志望動機」を考えるうえで、特に役に立つのが就活の軸です。
就活の軸とは、簡単にいってしまえば会社選びの基準となるもので、志望動機や自分の価値観をアピールするのに使えます。
以下の記事では、業界・職種別の就活の軸例文と、就活の軸の一覧まとめを紹介しています。「どのように企業にアピールすればいいのだろう?」と悩んでいる方は、参考にしてくださいね。
3.デベロッパーに就職して実現したいことは何か?
「なぜその企業でなくてはならないのか?」を明らかにしたら、最後に「自分が実現したいことは何か?」を考えましょう。
これは、志望動機でいうところの熱意や志にあたるものです。
なぜこのように企業が熱意を重視するかというと、それが仕事や努力することへの原動力になるからですね。
仮にどんなに優秀だったとしても、人間は「自分が興味のないもの」や「自分にとって価値のないもの」に対してやる気を出すことはありません。
また、仮に「やる気がある」と言っていたとしても、それに具体性が伴っていなければ「本当にやる気があるのだろうか?」と疑わしく感じられます。
だからこそ、「実現したいことは何か?」と具体的に聞くことで、その人の熱意を確かめようとするのです。
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デベロッパーに就職するなら志望動機の型を覚えよう!
「デベロッパーの志望動機のポイントが分かった」
「でもこれをどうやって志望動機に落とし込むのだろう…?」
結論から述べると、実は志望動機には上記の画像のような型(フレームワーク)が存在します。
志望動機を書くポイントを抑えた方は、次にこのフレームワークを使ってデベロッパーの志望動機を作ってみましょう。
デベロッパーの志望動機例文
①ビジョン
私が貴社を志望したのは、みなとみらいの開発事業に携わりたかったからです。
②業界
私は子供時代、父親の転勤に伴って数多くの都市に住んだ経験があります。特に好きだったのは横浜の街並みで、よく父親に連れられてランドマークタワーや山下公園に遊びに行ったことを覚えています。
③企業
みなとみらいは日本各地を転々としていた私にとって心の故郷であり、高校生の頃には「自分もこの素敵な街づくりに協力したい」と考えるようになりました。私が貴社を志望したのは、数あるデベロッパーの中でもみなとみらいの開発に力を入れていたからです。
④業務・職種
みなとみらいでは現在、居住人口の増加が思ったより進んでいないという問題があります。私が貴社の◯◯部に就いた暁には、みなとみらいの魅力を積極的にアピールして、居住者の増加に努めたいです。
(341文字)
このように、「ビジョン」や「業界」「企業」「業務・職種」といった要点を抑えると、その企業と自分との間に接点が生まれやすくなります。
ちなみに、志望動機にはこのような型やテンプレートがいくつか存在します。
以下の記事では、穴埋め形式で使えるテンプレートを紹介しているので、「他のパターンも知りたい!」という方はチェックしてくださいね。
【職種別】デベロッパーの志望動機の例文
デベロッパーの志望動機と例文を職種ごとに分けて紹介します。
【職種別】デベロッパーの志望動機例文
- 総合職
- 営業職
- 技術職
企業によって名称が多少異なりますが、デベロッパーの職種はこれら3つに分けられています。
ポイントは、職種によって求められる人物像やアピールポイントが変わってくることでしょう。
それを踏まえたうえで、これらの例文について確認していきましょう。
また、インターン経験を題材にした志望動機の例文もあわせて紹介しますので、参考にしてください。
1.総合職の志望動機の例文
総合職とは、さまざまな部署に配属される可能性がある職種のことです。
「なぜその企業でなくてはならないのか?」「なぜその職種を選んだのか?」を積極的にアピールする必要があります。
また、その企業が独自に行なっている事業やサービス、所有する建物や施設の傾向などに触れられると評価されやすいですよ。
デベロッパーの志望動機の例文
①ビジョン
私は、アフターコロナのニーズに答えられるオフィスビルを企画し入居者が気持ちよく働ける環境を届けたいです。
②業界
2020年以降、不動産業界はコロナ禍の影響で大打撃を受けていきます。特に影響が大きいのはオフィスビル事業です。全国各地で空室率が上昇しており、今後はアフターコロナを見据えたオフィスビルを企画することが求められています。
③企業
貴社は、アフターコロナを見据えたオフィスニーズを予測しようと努めておられます。特に素晴らしいのはビル内のICT技術の推進です。
④業務・職種
私は、人が多く集まるオフィスビルにおいて、コロナウィルスがいかに不安な存在なのかを理解しています。私はそんな利用者の不安感を解消するために、アフターコロナを意識したオフィスビルを企画したいです。
(315文字)
2.営業職の志望動機の例文
デベロッパーにおける営業職とは、オフィスビルや商業施設に入居してくれる事業者を探す仕事です。
デベロッパーの収益はテナントからの賃料が大多数を占めているため、営業職の役割は非常に重要です。
たとえば小売店に営業をかけるなら「小売店ならではのメリット」を、「飲食店には飲食店ならではメリット」を説明する必要があります。
そのため、他業種に対する理解が求められる職種だといえるでしょう。
営業職の志望動機の例文
①ビジョン
私は商業施設のテナント誘致を通じて、多くの家族に笑顔を届けたいと思っています。
②業界
私は幼い頃から、家族で近所の商業施設に出かけるのが大好きでした。私にとって、そこは遊園地のような場所であり、「大人になったらこんなところで働きたい」と子供ながらに考えていたの覚えています。
③企業
高校生になってからはその施設内のレストランでアルバイトを始めたのですが、そこで私は商業施設の厳しい現実を知りました。客足が減少しているにも関わらず、テナント料は据え置き。運営側も積極的な打開策を打たず、その商業施設は閉鎖に追い込まれてしまいました。私が貴社を志望したのは、テナントの誘致に積極的に取り組んでおられると感じたからです。
④業務・職種
私が貴社の営業職に就いた暁には、客足が途絶えないことを第一に魅力的なテナントを誘致したいです。そして、そこで働く店員はもちろん、お客様に笑顔を届けられるようサポートしていきたいです。
(414文字)
3.技術職の志望動機の例文
技術職とは、簡単にいってしまえば建物の設計に関わる分野です。
一言で建物の設計といっても、意匠設計や構造設計などに分かれており、種類によって求められる専門性が異なります。
そのため、志望動機を書く際は「大学生としてどんなことを研究したか」を盛り込むことが重要です。
技術職の志望動機の例文
①ビジョン
私は自身の研究成果を活かして、マンションリフォームの品質向上に貢献したいと思います。
②業界
私の実家はとある分譲マンションの一室なのですが、近くに繁華街があったことから、長い間騒音問題に悩まされていました。母がノイローゼ気味になったことから防音リフォームをしたのですが、おかげであれほど苦しめられていた騒音から開放されました。そこで「住まいの品質がどれほど人間の生活をどれほど幸福にするか」を知ったのです。
③企業
デベロッパーの多くはマンションリフォーム事業に力を入れていますが、その中でも貴社は防音技術を強みとしています。そんな貴社でなら、私の思いである「住まいがもたらす幸福な社会」を実現できると考えました。
④業務・職種
私が研究していた材料工学の知見を活かし、貴社のマンションリフォームの品質向上に貢献したいです。
(345文字)
4.インターン経験を題材にした志望動機の例文
デベロッパー業界でインターンに参加した経験は、業界への想いの強さを伝えるのに役立ちます。
インターンで経験したことを志望動機にする場合、その経験が自分のビジョンにどう影響したかを伝えましょう。
インターン経験を題材にした志望動機の例文
①ビジョン
私は多くの人が笑顔になる街づくりをしたいと考えています。
②業界
私は大学で建築学を学んでいたこともあり、家づくりや街づくりへの興味から不動産業界を志望していました。しかし、具体的にどんな仕事をしたいか悩んでいました。そんな中、貴社の街づくり体験インターンに参加して自分のやりたいことが明確になったのです。
③企業
私に強い影響を与えたのは、インターン中に土地の活用方法を班ごとに考える課題です。自分たちの班以外の提案内容を見て、「同じ土地でもこれだけ違う活かし方ができるのか」と感心したのを覚えています。貴社は、社員の自主性やアイデアを積極的に活用する風土があると聞き、自分の考える街づくりを実現できると考え志望しました。
④業務・職種
インターンでの経験を通じて、貴社で街づくりを担う一員になりたい気持ちが、より一層強くなりました。貴社の一員となった暁には、自分が目指す笑顔の絶えない街づくりを実現したいです。
(389文字)
デベロッパーの志望動機のNGポイント3つ
ここまでデベロッパーの志望動機について解説してきましたが、志望動機を書くときのNGポイントもあります。
気づかないうちにやっていないかチェックしておきましょう。
デベロッパーの志望動機を伝える際に気を付けたいポイントは、以下の3つです。
志望動機を伝える際のNGポイント
- 待遇面への言及が多い
- 論理的な文章で書かれていない
- 会社への貢献意識が感じられない
良い内容で書かれていても、上記のポイントが含まれていると評価が下がってしまうので注意しましょう。
1.待遇面への言及が多い
志望動機の中で待遇面のことばかり書くのはやめましょう。
待遇面は気になるポイントですが、あまり言及すると志望意欲を疑われかねません。
自分が企業の採用担当者だとして、仕事内容よりも待遇を気にする学生がいたらどう感じるでしょうか?
どれだけ志望意欲が強いといわれても「本当にうちで働く意思があるのか?」と感じてしまいますよね。
このように、待遇面への言及が多いと企業からの評価が下がってしまう可能性があります。
待遇面については、最小限に留めるか、できるだけ書かないようにするといいでしょう。
2.論理的な文章で書かれていない
志望動機が論理的に書かれているかどうかも重要なポイントです。
どんなに文章の中身が良いとしても、読みにくければ相手に意図が伝わりません。
自分の気持ちを並べただけの感情的な文章よりも、流れがスムーズな論理的な文章のほうが相手にも伝わりやすいです。
論理的な文章を書くには、以下のコツを意識しましょう。
論理的な文章を書くコツ
- 結論を最初に持ってくる
- PREP法を意識して書く
相手が見たときに見やすいかを意識して文章を書くと、評価される志望動機になります。
また、一度書いた文章を何度も見直したり、友達に見てもらったりしてブラッシュアップするのもおすすめです。
3.会社への貢献意識が感じられない
自分が成長したい気持ちが強すぎて、会社への貢献意識が感じられない志望動機も良くないです。
たとえば「言われたことは何でもやります!」とやる気がある姿勢を志望動機で話したとします。
この場合、一見すると向上心があるように見えますが、会社として採用するメリットが見えないと捉えられてしまう可能性があります。
また、会社のやり方に身を任せた姿勢だと、会社に貢献する気持ちが見えず、受け身に見えてしまうでしょう。
自分視点ではなく、あくまで企業視点で書くことを意識しましょう。
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まとめ
この記事では、デベロッパ―の志望動機を書くポイントや例文、NGポイントを紹介していきました。
デベロッパーの志望動機を書くうえで、ポイントなるのが「企業と自分との間に接点を作ること」です。
これがないと、採用担当者が最も知りたがっている「動機」を説明できません。
熱意もたしかに重要ですが、「自分はなぜこの業界を志望しているのか?」「その中でもなぜこの企業でなくてはならないのか」を徹底的に突き詰めるようにしましょう。
なお、「志望動機が上手く書けない」と悩んでいる方は、志望動機を要素ごとに細かく分けることをおすすめします。
その要素については以下の記事で解説しているので、志望動機を書くのに疲れてしまった方は参考にしてくださいね。
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