一人でもできる面接の練習方法5選！やり方や効果的なポイントを解説

• 一人でも面接の練習ってできるの？
• 一人でやる面接練習に効果はあるの？
• 面接練習を一人でするやり方を知りたい

このように、面接の練習を一人でもしたいけど、やり方がわからずに悩んでいませんか？

実は、一人で面接の練習をすることは可能で、面接力を上げる効果もあります。

ただ、面接力を上げるためには、正しいやり方やポイントを押さえながら行うことが大切です。

この記事では、一人での面接の練習方法、一人で面接練習をやるときのポイント、チェック項目などを紹介します。

この記事を読めば、一人で行う面接の練習方法がわかり、面接力を上げ、面接の通過率を高められますよ。

また、他の就活生とも差が付き、内定に近づけるようになるでしょう。

面接練習はまずは一人から始めてみよう

面接練習をする際には、手軽にいつでも始められるため、まずは一人で行うのがおすすめです。

友達や家族と練習しようとしても、少し恥ずかしさが出てしまったり、反対にリラックスしすぎてしまったりと、うまくいかないことも多いでしょう。

また、誰かと面接練習をする場合、相手の予定とも合わせて限られた時間で行わなければいけません。

一人での面接練習のやり方やコツがわかれば、自信を持てるようになるまで思う存分練習できます。

ただ、自分一人ではできることにも限界があるため、就活エージェントなどのプロの力を借りて効率良く練習しましょう。

一人でもできる面接の効果的な練習方法5つ

まずは、一人でもできる面接の効果的な練習方法を下記で5つ紹介します。

これらの練習方法は、一人での面接練習において注意すべきポイントを、自分で客観的に確認できます。

客観視することで、ただ練習をするだけでは気付けなかったような細かい表情や言葉のニュアンスにも気付くため、面接官に良い印象を与えられますよ。

1.鏡を見て練習する

鏡を見て、自分の姿を確認しながら練習する方法です。

手鏡を使えば、自分がどのような表情をして話しているのかを確認するのに役立ちます。自然な笑顔を保てているか、目線がキョロキョロしていないかを意識しましょう。

全身鏡を使えば、姿勢や仕草、挨拶の仕方が確認できます。表情も含めて、相手に丁寧な印象を与えられるかがポイントです。

自分の姿を見てハキハキと自信を持って喋れているかに注意しつつ、お辞儀の角度などのマナーも同時に確認するといいでしょう。

2.自分の声を録音する

一人で面接練習が出来る方法として、自分の声を録音することが有効です。

ガクチカ、自己PRなどの回答を録音し、自分でその声を聞きます。

話すスピードや言葉を意識しながら聞きましょう。

また、自分の話した言葉を一言一句文字に起こすと、無駄な言葉が無いか、どの言葉を省くと良いかが分かります。

話し方を聞いて、良かったと思う点や改善点を客観的に洗い出せますよ。

普段忙しくてなかなか選考を受けられない人でも、簡単にできる方法なので試してみてください。

3.動画で撮影する

面接練習の様子を、動画で一通り撮影してから確認する方法です。

面接最中のみを何度も撮影したり、入室からの流れを全て通して撮影したりしましょう。

実際に椅子やバッグなどの小物も用意すると、本番のイメージが沸きやすくなります。

また、面接官が複数人いることを想定して、さまざまな角度から撮影をするのもおすすめです。

角度によって顔や姿勢の見え方は変化するため、正面だけでなく斜めなどから何度かに分けて撮影するといいでしょう。

鏡で自分の姿を見ていない状態で話しても、動きがぎこちなくないか、笑顔が消えてないかに注意して確認してみてください。

4.YouTubeを利用する

面接練習には、YouTubeの利用も非常におすすめです。

「面接練習」と検索すれば、面接対策についての動画がたくさん出てきます。

質問を投げかけてくれて、面接を疑似体験できるような動画もあり、一人での面接練習としても役立ちます。

YouTubeを利用している自分の練習風景を別のカメラで動画撮影し、あとから振り返る方法もおすすめ。

初めて聞かれる質問にどのような応答をするのかなど、面接本番の緊張感を持った練習ができるでしょう。

面接のマナーやポイントを解説している動画も同時に確認すると、より良い対策ができます。

5.面接練習アプリを利用する

面接練習アプリを利用して練習する方法も効果的です。

模擬面接を一人でもできる機能や、AIの解析で評価してくれる機能など、一人での面接対策を本格的にできる機能がたくさんあります。

おすすめの面接練習アプリは、以下の4つです。

面接練習アプリ -就活対策に最適＆質問集としても使える-
面接練習アプリ　steach
面接対策
面接練習アプリ | hanasel (ハナセル)

実際に声に出して模擬練習を行い、客観的に評価されることで、一人でも本番さながらの練習ができますよ。

いろいろなアプリを組み合わせて使うのも良いでしょう。

一人で面接練習を行うメリットとデメリット

一人での面接練習には、メリットとデメリットがいくつかあります。

メリットとデメリットをしっかり理解したうえで練習を行うことで、注意点を意識して面接対策ができるようになるでしょう。

それぞれ、詳しく解説します。

メリット1.自分の都合の良いタイミングでできる

一人で面接練習をする場合、自分の好きな場所やタイミングでいつでも練習ができます。

誰かと練習する際には、練習相手と都合を合わせなければいけないため、練習時間が限られてしまい、納得するまで練習できない可能性があります。

ちょっとした隙間時間や、寝る前など、少しずつでも面接練習を積み重ねることで十分な練習時間を確保できますよ。

また、一人なら自分の苦手な部分だけを重点的に、練習を繰り返すことも可能です。

就活はたくさんの企業を一度に受けることも多く、書類作成や企業分析と忙しいため、隙間時間を有効活用して面接対策をしましょう。

メリット2.話す内容が定着しやすい

面接練習をするときには、質問の回答を声に出して練習するため、話す内容が定着しやすくなります。

紙に書いて覚えるより、実際に声に出すことで内容が頭に入り、自然と話せるようになるのです。

人前だと緊張してうまく話せない人は、自分一人での面接練習から始めることで、慣れるまで練習できるため自信が付けられます。

最終的に対人練習をするにしても、まずは自分の中で話す内容を定着させてからの実施がおすすめ。

始めから対人練習をするより、違う視点でレベルの高いフィードバックが受けられ、より効果的な練習になるでしょう。

メリット3.自分の表情・話し方を客観的に見て修正できる

一人での面接練習で、録音や録画を振り返れば、自分の表情や話し方などを客観的に評価して修正ができます。

人に指摘をされても、そのときの自分の顔や声を、実際に見たり感じたりできません。

そのため、修正をしようと思っても具体的な改善策がわかりにくく、満足いく状態まで練習できない可能性もあります。

一人で何度も録音や録画を繰り返し、自分が面接官になった気持ちで振り返りましょう。

思っているよりも笑えていなかったり、早口になっていたりと、自分の姿を客観的に振り返ることで気付けることもあるかもしれません。

メリット4.本番の面接で緊張しにくくなる

一人での面接練習を繰り返すことで、いざ面接本番になっても緊張しにくくなります。

面接本番は会場に独特の緊張感があり、誰しも少しは緊張してしまうものです。

特に志望度が高い企業や、初めての面接では、さらに緊張が増してしまうかもしれません。

そこで重要なのが、「繰り返し練習を行ったから大丈夫」という自信です。

また、緊張したとしても、面接練習で内容が頭に定着していれば、自然と答えられたり緊張が段々弱まったりします。

面接練習を一人で行うときは、自信が持てるまで何度も繰り返すと、本番で効果が発揮されるでしょう。

以下の記事で、面接で緊張しない方法や緊張を和らげるコツも詳しく紹介しています。

デメリット1.第三者からのフィードバックが得られない

一人で面接練習を行うデメリットは、第三者からの客観的なフィードバックが得られないことです。

自分で振り返ることはできても、あくまで自分の感覚での評価でしかありません。

面接本番で評価をするのは自分ではなく面接官のため、練習の時点から他者の意見を取り入れることが重要になってきます。

人によって着眼点が変化するため、対人練習を行うことで、自分だけでは気付けなかった指摘を受ける可能性があります。

一人で自信を持てるまで面接練習を行ったら、最終的には対人練習を行って客観的なフィードバックをもらうといいでしょう。

デメリット2.予想外の質問の対応力が身に付かない

一人で面接練習を行う際には、質問も自分で考えるため、予想外の質問をされた場合の対応力が身に付きにくいです。

対人練習では、事前に答えを考えていなかった質問をされる場合もあります。

予想外の質問に対して答える練習を繰り返せれば、実際に本番で予想外の質問をされたとしても、臨機応変に対応ができるでしょう。

対人練習ができない場合、アプリやYouTubeなどを利用することで、一人でもさまざまな質問に対する受け答えの練習が可能です。

誰かと面接練習を行う時間がないときには、一人で行う対策として有効活用しましょう。

デメリット3.本番に近い緊張感が作れない

一人で行う面接練習では、本番に近い緊張感が作れず、面接本番で想定よりも緊張してしまう可能性があります。

対人練習を行うことで、誰かに見られて評価されている感覚やどんな質問がくるかわからない緊張感を味わえるでしょう。

面接練習を一人だけで続けていると、誰にも見られていない状況から適当な練習になったり、本番の臨場感がイメージしにくかったりします。

一人で面接練習を行う際には、椅子や服装を本番のように準備したり、入室から退出まで一連の流れを通したりしましょう。

本番に近い状況を作り出すことで、面接本番のイメージが付き、緊張感を味わいやすくなります。

一人でも面接練習の効果を高めるポイント6つ

一人でも面接練習の効果を高めるポイントは、以下の6つです。

何も意識せずにただ練習を繰り返していても、コツが掴めず上達しにくいため、本番で活かせない可能性があります。

上記のポイントをしっかりと理解して、効果的な面接練習を行いましょう。

各ポイントについて、詳しく解説します。

1.練習目的を定める

面接練習を始める前に、具体的な目的を明確に決めると効果的です。

ただ「面接練習をたくさんする」「面接がうまくなりたい」と大まかな目的で始めると、注意点も曖昧になってしまい、上達が感じにくくなるでしょう。

練習をすること自体が目的とならないように、具体的な目的をいくつか挙げて、一つずつクリアしていくと自信につながります。

以下で、練習する目的の例をいくつか紹介します。

1日ごとに、「今日はこれを達成する」と決めると、メリハリも付き集中して練習ができますよ。

一人での練習だからこそ、目的を持って効率的な練習に臨みましょう。

2.質問とその回答を事前に用意する

質問と、その回答を事前に用意して面接練習に臨むことが、効率的な練習を行ううえで大切です。

あらかじめよく聞かれる質問をまとめて、それに沿って練習を進めていきましょう。

注意点として、事前に用意した回答を、全て丸暗記して答えようとしてはいけません。

要点をまとめて覚え、答えることで、自然と頭に入り身に付くようになります。

面接本番で緊張したり、質問のニュアンスが想定と違ったりしても、要点を覚えていれば臨機応変に対応が可能です。

また、深掘りした質問をされても一貫性を保てるように、具体的なエピソードなども回答と一緒に考えておきましょう。

こちらの記事で、面接でよく聞かれる質問と回答例を紹介しています。参考にして対策してみてください。

3.本番に近い環境を作る

本番に近い環境を作ることで、緊張感を持って練習ができるようになります。

一人で面接練習をすると、どうしても緊張感が作りにくく、本番で練習の成果が発揮しにくいです。

少しでもいいので、本番に近い環境を作り、実際に頭の中で本番をイメージしながら面接練習をしましょう。

面接会場の雰囲気を再現できる例を紹介します。

• 椅子や机を用意する
• スーツに着替え、身だしなみを整える
• 時計を用意して時間設定をする
• 入室から退出まで一連の流れを通す
• 面接官の席にぬいぐるみなど存在感のあるものを置く

普段の状態と差を付けて練習することで、一人でも本番同様の臨場感を出せるようになります。

面接本番に着用するスーツに着替え、髪型も整えれば、気持ちも引き締まるでしょう。

4.声に出して練習する

声に出して練習することで、話す内容が定着しやすくなります。

また、実際に声に出すと話し方の癖に気付いたり、声の大きさや活舌が良くなかったりと、印象を左右するポイントにも客観的に気付けます。

質問や回答を心の中で覚えようとせずに、積極的に声に出して練習しましょう。

練習の際は、相手が聞き取りやすいか、初めて聞いても内容が頭に入るかを意識することが重要です。

緊張すると「えっと」「えー」「あのー」と口癖が出てしまう人もいるかもしれません。

無意識で口癖が出ていないか、動画などで確認しながら練習を進めましょう。

5.面接官役も自分で演じる

一人で面接練習を行うときは、面接官役も自分で演じて、一人二役で練習するのがおすすめです。

面接官役として質問を順番に行い、それに対しての回答をすることで、会話のキャッチボールやテンポを理解する練習ができます。

また、実際に質問を声に出して投げかけることで、面接官の視点に立って物事を考えられるようになります。

質問や深掘りの意図を理解できれば、面接本番で緊張しても、適切な回答ができるようになるでしょう。

6.録画・録音して振り返りを行う

一人での面接練習では、録画や録音を積極的に行い、振り返りながら練習することが重要です。

自分の姿を客観的に振り返ることで、見た目や仕草、話す内容が思っていたものと違うと気付くこともあります。

録画をする際には、三脚などを使って面接官と同じ目線の高さで固定しましょう。

録画できる機器が複数ある人は、複数の面接官を想定して、さまざまな角度からの撮影をおすすめします。

改善点によってどのように印象が変わるのかを把握して、自信につなげましょう。

一人で面接練習を行うときのチェック項目5つ

ここでは、一人で面接練習を行うときのチェック項目を5つ紹介します。

具体的なチェック項目を意識して練習を行うことで、どこに注意すればいいか理解しやすくなるでしょう。

チェック項目は以下の5つです。

それぞれのチェックポイントを具体的に解説します。一つずつ、できているかチェックしながら練習をしてみてください。

自分で評価をするからこそ、少し厳しめにチェックするのがおすすめです。

1.身だしなみ

身だしなみのチェックポイントは、以下の通りです。

社会人として、清潔感のある身だしなみを整えることは常識のため、面接当日は特に気を付ける必要があります。

練習の時点でチェックをしておくことで、面接前日になって慌てることもありません。

大切なのは表情が隠れない髪型です。お辞儀をするときに、髪型が邪魔にならないようにも注意しましょう。

こちらの記事で、面接当日の服装や髪型について詳しく解説しています。面接において第一印象は非常に大切なため、身だしなみの参考にしてみてください。

2.姿勢

姿勢のチェックポイントは、以下の通りです。

面接中は、話すことに夢中になって姿勢に意識が向かなかったり、他の学生が話しているときに気を抜いてしまったりしがちです。

また、面接は30〜60分と長時間行われることが多いため、時間が経つにつれて姿勢も崩れやすくなります。

練習のときは、常に正しい姿勢が保てているか、短時間ごとに振り返って確認しましょう。

姿勢が良いと印象が良くなるだけでなく、話す内容に集中してもらいやすくなります。

3.表情

表情のチェックポイントは、以下の通りです。

面接では緊張から表情が固くなってしまったり、話していないときに気が抜けてしまったりと、常に意識が必要な項目です。

メラビアンの法則から、人の印象は半分以上を視覚情報が占めているため、印象を大きく左右する表情のチェックは念入りに行いましょう。

また、自分の表情が良く見えるメイクを研究するのも効果的です。

こちらの記事では、面接で好印象を与えるメイクのポイントを解説しています。メイクの仕方次第で表情も変化するため、参考にしてみてください。

4.話し方

話し方のチェックポイントは、以下の通りです。

面接で大切なのは、話す内容だけではありません。話し方の印象が良くないと、面接官も内容が頭に入らず、評価してもらいにくくなります。

録音や録画をして、自分の話し方がどのようになっているかを客観的に分析しましょう。

特に重要なポイントは、身振り手振りを交えて話すことです。

ただ口先だけで話すよりも、身振り手振りを取り入れることで、より自然な印象を与えられます。

5.話す内容

話す内容についてのチェックポイントは、以下の通りです。

事前に想定される質問の回答を用意していても、実際に声に出して話すとうまく伝えられなくなることもあります。

面接練習では、声に出して回答をして、後から上記のチェックポイントが守れているか確認しましょう。

話す内容を振り返ってチェックするときは、初めて聞く人の気持ちになって確認することが大切です。自分よがりの回答になっていないか、客観的に評価しましょう。

一人で行う以外の面接の効果的な練習方法

一人で行う以外の面接の効果的な練習方法は以下の4つです。

自分だけで面接練習をしていると、いくら注意点に気を付けていても、評価が甘くなってしまったり問題点に気付かなかったりする可能性があります。

一人での面接練習を十分に行ったら、最終的には対人練習をするのがおすすめです。

1.実際の面接で数をこなす

志望度の高い企業を受ける前に、実際の面接を受けて経験を積みましょう。

数をこなすことで、高頻度でされる質問やどんな深掘り質問をされるか、高評価を得やすいエピソードが分かります。

おすすめはES提出なしで面接を受けられる企業にエントリーすることです。

ES執筆に時間を割かずに面接を受けられるので、効率的に場数を踏めます。

本命企業を受けるまでに、志望度の低い企業も含め30回以上面接を受ければ、傾向は掴めます。

インターンシップの面接、ベンチャー企業の面接等で早めに経験を積んでおきましょう。

オファー形式の就活サイトに登録すると、面接に呼ばれるケースが多いので登録してみてください。

2.キャリアセンターやハローワークで面接練習

大学のキャリアセンターやハローワークで面接練習をお願いすることが可能です。

面接後にフィードバックをもらえるので、良かった点や改善点がその場で分かります。

特に大学のキャリアセンターは、就活生向けにグループディスカッション練習会などのイベントも開催しているので、面接以外のお悩みを抱えている人はキャリアセンターのサイトをチェックしてみましょう。

また、エージェントのような営利目的で就活生を支援している立場ではないので、客観的におすすめな企業を教えてくれるかもしれません。

面接練習の相手探しに難航している人は足を運んでみてください。

3.OB訪問で模擬面接をしてもらう

志望度の高い企業では、OBに模擬面接をしてもらうといいでしょう。

OBに模擬面接をしてもらうメリットは2つあります。

• その企業の採用基準が分かる
• 高評価を得るエピソードや採用基準が分かる

OBはその企業の選考を全て突破した人です。

有益なフィードバックがもらえるため、万全な対策ができます。

3月以降はOB訪問の依頼が殺到しアポが取りにくくなるため、早めにアポを取るようにしましょう。

OB訪問で具体的に質問すべき事項ややり方のステップを知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

面接で定番の質問

面接には定番の質問があります。

どの業界であっても、企業が取りたい人材は「一緒に働きたい」と思う人だからです。

ここではよくある質問7つを紹介します。

1.ESからの質問

1つ目は、ESからの質問です。

ガクチカ、自己PR、志望動機など、ESの内容から深掘り質問がされます。

ESに書いてあることだけでは分からないあなたの行動や思考など、あなたから聞きたいことは沢山あります。

コミュニケーションが円滑に進むように、面接前に提出したESを必ず確認しましょう。

また、ESの内容から深掘りされそうな箇所を予測しておきましょう。

2.選社軸

2つ目は、選社軸です。

「あなたが企業を選ぶにあたり大事にしている軸3つを教えてください」のような質問です。

チームで働く、影響力が大きい、海外展開しているなど、あなたが大事にするポジティブな条件を洗い出してみてください。

よく面接の終盤に「他にどのような企業を受けているか」を問われるが、それとの一貫性が非常に重要なので、事前に擦り合わせましょう。

企業選びの軸がまだ決まられていないという人は、こちらの記事を参考にして、企業選びの軸を作成してみましょう。

3.キャリアプラン

3つ目は、キャリアプランについてです。

聞き方は企業によって異なりますが、特にベンチャーは1年後、3年後、5年後、など小刻みに訊ねます。

大手企業では、「10年後どうなっていたいですか? 」のような聞き方をすることが多いです。

抽象的な理想像ではなく、プロジェクトのリーダーになっていたいなど具体的に述べると、入社意欲が高い印象を与えられます。

4.この会社でやりたいこと

4つ目は、この会社でやりたいことについてです。キャリアプランと少し似ていますが、高次の面接で頻出です。

キャリアプランは人物像にフォーカスしていますが、この質問は業務にフォーカスしています。

志望動機にも同じようなことを書きますが、もう少し具体に落とし込みましょう。

たとえば、●●事業に携わりたい、海外売り上げを伸ばしたいなどです。ここで重要なのは、企業にとってもベネフィットがあることです。

自分本位ではなく、企業にとっても有益なことで考えましょう。

5.挫折経験

5つ目は、挫折経験です。

挫折経験を訊ねる意図は2つです。

• 挫折に対する免疫はあるかどうか
• 挫折をどう乗り越えるか

社会人になると、うまくいかないことがたくさんあります。

学生のうちに挫折を経験していることはマイナスのように捉えられがちですが、挫折に対する耐性があると捉えられ、場合によってはプラスに働きます。

そこで重要なのが、乗り越え方です。

どのように乗り越えたのかを明確に伝えられると、メンタルのタフさを伝えられるので、高い信用を得られます。

挫折経験が見つからない人や、高評価な挫折経験をアピールしたい人は、こちらの記事を参考にしてみましょう。自分でも気づかなかった挫折経験が見つかりますよ。

6.あなたは周りからどんな人と思われているか

6つ目は、コミュニティ内のあなたについてです。

企業は一つの組織であり、あなたはその中で働きます。

組織の中でどのように貢献してくれるかを知るためにこの質問をしています。

「いじられキャラです」のような回答は企業にとってプラスでないので、「ムードメーカです」など、言い方を工夫しましょう。

また、リーダー的存在という回答が印象が良いと勘違いしている人も多いですが、そんなことはありません。

職場でリーダーとなる人は一部だからです。組織が成り立つためにはどんな役割が必要かを考えてみましょう。

7.番外編：突飛な質問

面接官から飛んでくる質問のすべてが王道のものではありません。

特にクリエイティブな業界で多いのですが、以下のような突飛な質問をされることがあります。

• 「面白い話をしてください」
• 「次にブームが来ると思うものは何ですか？」

これらの質問をされる意図は、学生の対応力を見るためです。このような質問は事前に予想ができないので、対策をするのが難しいです。

企業側もそれを承知で質問しているので、焦る必要はありません。「少しお時間を頂けますか? 」とお願いしても構いません。

しかし、こういった質問にも柔軟に対応できるように、就職活動中は特にさまざまなことにアンテナを張るようにしましょう。

面接力診断で、苦手分野を対策しよう

今年の就活は、Web面接を行う企業も増え、戸惑っている人も多いはず。

そこで活用したいのが「面接力診断」です。24の質問に答えるだけで、自分の面接力をグラフで見える化し、集中的に対策できます。

Web面接も、通常の面接と押さえるべきポイントは同じです。ぜひ活用して選考を突破しましょう。

面接対策には就活エージェントのサポートを受けるのがおすすめ

ここではおすすめの就活エージェント5社を紹介します。

キャリアパーク

シュトキャリ

ジール

キャリアチケット

キャリアスタート

しっかり面接対策をして面接に臨もう

面接練習を、一人だけで行うことは可能です。むしろ、一人で練習するからこそ上達できるメリットもあります。

一人で面接練習を行う際には、アプリやYouTubeなどを活用して、模擬練習の数をこなしましょう。

また、本番に近い環境を作ったり、録音や録画を行って振り返ったりすることで、一人でも効果的な練習ができるようになります。

この記事で紹介したチェック項目を意識して、面接練習の質を上げましょう。

しかし、一人での面接練習には限りがあります。

最終的に判断するのは自分でなく面接官のため、一人での練習を行ったら対人練習も取り入れてみてください。

自分だけでは気付けない部分が改善できたり、想定外の質問に臨機応変に対応できるようになったりしますよ。