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就活はいつから?【全体の約92%よりも一歩進める】選考スケジュールを解説

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  • 「就活の準備っていつから始めるべきなのだろう?」
  • 「まだ内定をもらえていないのだけど、そろそろ焦ったほうが良いのかな…?」

就活の開始時期についてお悩みのあなたは、自分が置かれている状況が分からず、身動きが取りづらくなっているのではないでしょうか?

そこで今回は、就活はいつから開始するのかを知るために就活のスケジュールについて解説します。

記事の後半では、就活が開始する前から始められる準備4選についても解説しているので、この記事を参考に就活への不安感を解消しましょう!

なお、「就活のことで他にも悩みを抱えている…」という方は、以下の記事がおすすめですよ。

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目次

就活はいつから?就活解禁の3月からでいいの?

就活 いつから

一般的に就活の開始時期は、採用情報の公開やエントリーの受付が3月、就職試験や面接といった本選考活動が6月からだとされています。

これはもともと経団連が定めていたルールで、実際に就職みらい研究所が作成している『就職白書2020』によると、全体の57.4%もの企業が大学3年の3月に採用情報を発表しています。

採用プロセスごとの就活スケジュール
引用:『就職白書2020』

そのため、就活の準備を始めるタイミングや開始時期がまったくわからない方は、大学3年の3月を目途に動き出したほうが良いでしょう。

大学3年の3月からは嘘!

しかし、上記の開始時期はあくまで一般論に過ぎません。

というのも、2018年に経団連は「2021卒からこのルールを撤廃する」と発表しているからですね。

リクナビが行っている『就職内定率調査』によると、就活が解禁される大学3年3月以前に2023年卒大学生で内定を獲得している人が約13%もいることが分かります。

また、この13%の多くは早い段階から就職活動をすることの大切さを知っている高学歴の学生です。

高学歴の学生だけを対象に同じ調査をすると、内定率の割合は更に大きくなると考えられます。

引用:『就職プロセス調査』

このことからも分かる通り、「就活は大学年の3年の3月から解禁される」という意見はあくまで建前に過ぎません。

そのため、就活生はそれ以前から就活を始めておく必要があります。

優良企業に入社したいなら大学3年の夏から就活を始めよう!

早期内定獲得や優良企業への入社を目指すうえで、鍵となるのが大学3年の夏から開始されるサマーインターンと、冬から開始されるウィンターインターンです。

詳しくは後述しますが、インターンとは簡単に言ってしまうと職業体験のようなもので、多くの企業ではインターンに参加した就活生の中から内定者の目星を付けます。

そのため、3年夏のインターンシップ時点で優秀な学生に直接内定を出したり、3月以降の就活本番で優遇するというのが就活スケジュールの実態なのです。

これは東京一工や早慶、MARCHといった有名大学であればあるほど顕著で、高学歴学生の多くは3月以前に内定を獲得しています。

また、3月以前に内定を出しているということは、それだけ3月以降の内定枠が小さくなるということに繋がりますから、3月から就活を始める学生は必然的に不利だと言えるでしょう。

そのため、早期内定獲得や優良企業への入社を目指す方は、以下の記事を読んで大学3年の夏から準備を始めましょう。

就活の具体的なスケジュール

就活の具体的なスケジュールは以下のようになっています。

ただし、前述の通り就活ルールは2021年卒から撤廃される予定であるため、あくまでこれらは目安に過ぎません。

そのため、記載されている時期よりも早く行動することを心がけましょう。

インターンシップ(大学1年4月~大学2年3月)

前述の通り、インターンシップとは簡単に言ってしまえば職業体験のようなものです。

もともと、インターンシップは大学3年~4年生を対象としたものが多かったのですが、近年では大学1年~2年生を対象としているものが増え始めており、インターンシップに対する意識も徐々に高まりつつあります。

実際に、大手就活サイトリクナビが行ったアンケートによると、「インターンシップに参加する意味はある」と解答した学生は全体88.9%に上ります。

また、そのほとんどは「業界・企業・業種理解を深めるため」という理由を述べていますが、いずれにしろインターンシップに参加しなかった時点で多くの学生と差を付けられてしまうと言えるでしょう。

そのため、以下の記事を参考にしながら自分に合ったインターンシップを見つけてくださいね。

インターンシップ(大学3年4月~大学4年7月)

大学1年4月~大学2年3月に参加するインターンシップが職業体験的な側面が強かったのに対し、大学3年から参加するインターンシップはより内定に結びつきやすいものとなっています。

実際にマイナビが行ったアンケートによると、インターンシップに参加した人の内定率は参加していない人よりも約20%高いです。

また、「インターンシップは就活の役に立った」と解答した学生の中で、「早期選考に進めた」と答えた人は39.5%、「採用選考の一部が免除になった」と答えた人は31.8%に上ります。

そのため、インターンシップは「参加したかどうかで今後の就活が決まる」と言えるほど重要なものです。

なお、早い段階から就活をしている学生はインターンシップに参加するために、3年生の間に以下の見出しのスケジュールをすべて済ませてしまいます。

よって、これ以降の見出しは、あくまで就活ルール通りに就職活動をする場合のスケジュールです。

会社説明会(大学3年3月~大学4年6月)

会社説明会とは、その企業の仕事内容や事業規模、業態、沿革といった基本情報を説明するイベントのことで、エントリーの受付開始日と同じく3月1日に解禁されます。

一般的に、会社説明会は会社選びのためだけのものと思われがちですが、実は中には個別にアンケートを取っているものがあり、場合によってはリクルーター面接へと進むことが可能です。

リクルーター面接とは、企業の人事部が就活生に対して直接オファーしてくることで、通常よりも有利な条件で選考が受けられます。

具体的な参加方法は企業によって様々ですが、アンケートやプレエントリーシートなどで企業度への志望度の高さを示す必要がるので、会社説明会には積極的に参加するようにしてください。

エントリー(大学3年3月~大学4年6月)

そもそもエントリーとは個人情報を登録することによって就職の意思を示すことで、具体的には企業が運営している採用サイトや、マイナビのような就職ポータルサイトを介して選考参加することを指します。

こちらは前述の会社説明会と同時期に解禁されますが、3月以前にインターンシップに参加していた方はすでにエントリーが完了していることが多いです。

なお、マイナビが行ったアンケートによると、2022年卒学生のエントリー数の平均は約13.5社です。

そのため、インターンシップの参加を逃してしまった方は、この数を目安に興味のある企業に応募していきましょう。

また、エントリーに必要なESについては以下の記事で解説しているので、書き方が分からずに困っている方はぜひ参考にしてくださいね。

就職試験・適性検査(大学4年5月~大学4年10月)

就職試験・適性検査とは採用されるに当たって受けなくてはならない試験のことで、具体的には以下の試験を受けます。

就職試験

能力検査:日本語や数学といった基礎学力に問題はないか

時事問題:近年の国内情勢や社会問題に関心を持っているか

小論文:与えられたテーマに対する考えを論理的に述べられるか

外国語試験:英語やその他外国語がどのくらい理解できるか

PC操作試験:WordやExcelといったPC操作がきちんと行えるか

適性検査

YG性格検査:3択の心理テストによってその人の性格や向き不向きを知る

クレペリン:単純な計算を行わせることで作業に対する処理速度・性格的傾向を調べる

SPI:基礎的な問題に解答させることで性格や仕事上の能力を判断する

3Eテスト:知的能力テストと性格・価値観テストで構成されている

玉手箱:言語や計数といった設問から、素早く正確な情報処理能力を持っているか確かめる

もちろん、実際にはこれらすべての試験を行うわけではありませんが、いずれも対策を立てておかないと解けない問題ばかりです。

このうちの1つであるSPIについては以下の記事で解説しているので、適性検査を受ける前に必ず目を通しておきましょう。

また、玉手箱については以下の記事で解説しているので、こちらも読んでみてくださいね。

面接(大学4年5月~大学4年10月)

面接は就活を進めるうえで避けては通れない選考の1つで、具体的には以下のような種類が存在します。

面接の種類

個人面接:就活生1人に対し、採用担当者1~複数人で行われる
集団面接:就活生複数人に対し、採用担当者複数人で行われる
ディベート:就活生複数人が賛成派と反対派に分かれて議論する
プレゼンテーション:就活生1人が別の就活生や採用担当者に対してプレゼンを行う
グループワーク:就活生複数人が特定の経営問題の解決に取り組む
グループディスカッション:就活生複数人が役割分担しながら議論する

また、面接の回数は少ない企業でも最低2回、多い企業ともなると最大で8回にも及ぶので、就職試験・適性検査と平行して準備を進めておきましょう。

なお、面接対策をまだ終えていない方は、以下の記事がおすすめですよ。

内定

就職試験・適性検査・面接といった本選考を無事クリアすれば、晴れて内定が決まります。

多くの就活生はこの段階で就活をやめてしまいますが、最近では企業都合による内定取り消しも発生しているため、内定獲得後も就活を継続するケースが少なくありません。

実際に、リクルートスーツレンタルサイト『カリクル』のアンケートによると、30%以上もの学生が内定後も就活を続けています。

また、マイナビが行ったアンケートによると、全体の80%以上が8月末までに就活を終えていますが、「10月以降も就活を続ける」という解答も約9%寄せられているため、基本的には自分の納得がいくまで就活は継続しましょう。

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【インターンシップ以外にもある?】就活開始の前から始められる準備4選

就活を成功させるうえでインターンシップは極めて重要ですが、実はインターンシップ以外にも就活開始前から始められる準備があります。

それが以下の4つです。

就活開始の前から始められる準備4選

いずれもESや面接の対策に役立つので、インターンシップや学業と平行しながら準備を進めておきましょう。

自己分析

就活開始の前から始められる準備1つ目は、自己分析です。

そもそも自己分析とは自分の思考や経験、目標などを探る作業のことで、具体的には以下のような質問を自分に対して行います。

主な自己分析の内容

  • 自分が本当に興味を持っていることは何か?
  • 就職するうえで何を重視するのか?
  • 会社を選ぶうえで何を重視するのか?
  • 自分は何のために働くのか?
  • 今後の人生設計をどのように描いているのか?

こういった質問を繰り返すことによって、今まで自分が気づかなかった価値観が洗い出せるわけです。

また、自分が何をしたいのかが分かれば、自ずと自分が就職するべき会社像が見えてくるので、自己分析は就活前に必ず行うようにしましょう。

なお、「自己分析の具体的なやり方をもっとよく知りたい!」という方は以下の記事も参考にしてくださいね。

業界研究

就活開始の前から始められる準備2つ目は、業界研究です。

業界研究とはその名の通り、自分が就職したい業界を研究することで、具体的には以下のようなことを分析します。

主な業界分析の内容

  • 業界の市場規模や売上上位の企業などを調べることで、業界の全体像を捉える
  • 業界のビジネスモデルなどを調べることで、大まかな仕事内容を理解する
  • 業界の利益推移などを調べることで、今後の動向や課題について把握する

たとえば、一言でメーカーと言っても、素材メーカーや部品メーカー、製造メーカーなど様々な分野が存在します。

また、最終的にできあがる製品も自動車や家電、洋服と多種多様であるため、分析によって業界の全体像を把握する必要があるわけです。

なお、業界研究の具体的なやり方については以下の記事で解説しているので、こちらもあわせて読んでみましょう。

また、今回例に出したメーカーのおすすめ企業については以下の記事で解説しているので、こちらも要チェックです!

企業研究

就活開始の前から始められる準備3つ目は、企業研究です。

企業研究は業界研究に並ぶ重要な作業の1つで、主に以下のことについて調べます。

主な企業研究の内容

  • 業界内におけるその企業の立ち位置を把握する
  • 企業の業態や主要な取引先を調べることで、具体的な事業内容を把握する
  • 純利益や自己資本比率といった財務データを調べることで、その企業の規模や安定性を理解する
  • 資本構成を調べることで、その企業が属している系列やグループを把握する

同じ業界内にある企業でも、業態や事業内容が同じであるとは限りません。

たとえば、自動車メーカー大手であるトヨタ自動車は一般消費者を対象とするBtoC営業を行っているのに対し、同じく自動車メーカー大手であるアイシン精機は企業を対象とするBtoB営業を行っています。

企業研究ではこういった分析を繰り返すことで、自分が就職したい企業を探したり、自分と企業との適性を見極めたりするわけですね。

この企業研究のやり方については以下の記事で解説しているので、効率的な企業選びをしたい方はぜひ参考にしてくださいね。

また、自動車業界に興味がある方は以下の記事がおすすめです。

ガクチカ

就活開始の前から始められる準備4つ目は、ガクチカです。

ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略称で、主に以下のようなことをアピールします。

主なガクチカの内容

  • 学生時代にアルバイトに打ち込んだことにより、顧客満足度のリピーター施策の重要性を学んだ
  • 学生時代にサークル活動に打ち込んだことにより、コミュニケーション能力や後輩への指導力を身に着けた
  • 学生時代に英語学習に打ち込んだことにより、TOEICで800点を取った

採用担当者はガクチカを問うことによって、その就活生の人柄や価値観、企業との適性を見ようとします。

また、ガクチカは志望動機や自己PRにも並ぶ頻出質問であるため、選考が始まる前に自分なりの解答を用意しておきましょう。

なお、「学生時代に力を入れたことなんて何もない…」とお悩みの方は、以下の記事に書かれている例文を参考にエピソードを考えてみましょう。

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まとめ

この記事では以下の内容について解説しました。

まとめ

  • 一般的に就活が始まるのは大学3年の3月から
  • 就活開始の前から始められる準備4選

一般的に、就活生の多くは大学3年の夏頃から準備を始めます。

しかし、就活生の中には具体的に何をどうすればいいのか分からず、いつの間にか周りから取り残されてしまうことがあります。

そんな時は1人で悩みを抱えるのではなく、大学のキャリアセンターや就活アドバイザーに思い切って相談してみましょう。

以下の記事では、悩みの解決に特化したおすすめの就活相談サイトを紹介しているので、こちらも参考にしてくださいね。

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