ユニリーバは、外資系FMCGメーカーの中でもP&Gやネスレに並び、就活生にとって非常に人気の会社です。
ユニリーバでも、P&Gに負けず劣らず、マーケティングだけでなく経営人材を輩出しています。例えば有名な方だとレッドブルを創業したディートリヒ・マテシッツ氏はユニリーバ出身です。
ユニリーバは少しトリッキーなインターンや選考プロセスが多く、例えばインターンシップは3週間あって大学1年生から応募ができたり、選考ではユニリーバ専用のWEBテストがあったりします。
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インターン応募前に:ユニリーバの概要
ユニリーバが展開するブランド、有名なところは「Lipton」、「LUX」、「AXE」、「Dove」等ですね。実は400以上のブランドを、全世界190カ国に展開し、売上は約6.5兆円もあります。1日に25億人の方がユニリーバの製品を使っているほどの巨大消費財メーカーです。
日本市場における売上は約1,000億円。日本の社員数は400名程度です。一人あたりの売上が1億円以上ということを考えると、入社後は仕事の規模の大きさを感じることができると思います(ただ、働いてみると仕事の難易度ややりがい=金額の規模ではない事も分かりますが)。
FMCG(Fast Moving Consumer Goods、消費財)の中ではシャンプー・食品・日用品・食品等のバランスがとれた売上構成になっていて、様々なマーケットに携わる機会があると思います。
ES提出前に:ユニリーバの年収・待遇は?
外資系企業なので、年齢とは相関があるものの、年収の決定要因が年齢ではありません。職種や役職によって年収が異なり、ボーナスの比率が高いことが特徴です。ユニリーバの役職は共通してワークレベルと呼ばれていて、WL1、WL2、WL3等の形で表現されます。
ここでは分かりやすく、一般的な役職名で記載いたします。
マーケティング職の場合、簡単に以下の形で昇進していきます。
- アシスタント → アシスタントマネージャー → ブランドマネージャー → ディレクター
それぞれの役職別の年収は以下のような推移のようです。
- アシスタント 500~600万円(目安は25歳~)
- アシスタントマネージャー 600~1,000万円(30歳だと700~900万円が多いらしい)
- ブランドマネージャー 900~1,300万円
- ディレクター 1,500~2,000万円
福利厚生としては借り上げ社宅制度や、育児・介護支援制度などがあり、充実しています。
ユニリーバでは勤務体系が自由になっていて、勤務時間はスーパーフレックス制であり、定時という概念がありません。これは、お子さんがいて送り迎え等が必要な方でも、バリバリ働きたい方にとっても働きやすい環境ですね。
さらに、勤務場所も自由です。在宅だけではなく、カフェだったり、ワーケーション、実家での業務を含め、どこでも働くことができる環境です!
意外かもしれませんが、日系企業でここまで自由に働くことができる会社は本当に少ないです。
インターン、ES、面接では言いませんが、年収の高さと勤務体系の自由は、ユニリーバを志望するにあたり大きな理由になりますよね!私にとっては非常に魅力的に映りました。
インターン・本選考応募前に:ユニリーバの求める人材像とは?
ユニリーバのビジョンと一致する
ユニリーバのビジョンは「環境負荷を減らし、社会に貢献しながらビジネスを成長させる」です。その詳細として、「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」といった内容もありますが、それをESやインターンで対策するだけでは十分でないと思っています。
理由として「御社のXXという理念に共感しました。」というだけの就活生は、志望理由として浅いのではないかと勘繰られる可能性があるためです。
具体的にはユニリーバが掲げる『企業理念と行動原則』と個々の価値観が一致しているか、行動原則に沿った動きが自分もできているか?を問いながらインターン・ES・面接に応えると良いと思います。
論理的・構造的に説明ができる
ユニリーバの仕事について、どの職種であっても共通で論理的で分かりやすく説明できる能力が大前提として求められます。
これは外資系企業について特に顕著であり、特にユニリーバでは、異なる文化や価値観を持つ人と働くために、論理的思考能力があり異文化コミュニケーションを円滑に進められる能力が非常に重要です。インターン、ESや面接時の要点については、
「1:目的と結論」
「2:背景」
「3:根拠(数値的な補足があると〇)」
「4:検討事項やリスク」
「5:次に取るべきアクションとしてのネクストステップ」
の順に論理立てて話せるようにすることが最も重要です。
リーダーシップをもって、目標達成に取り組む
先にも説明をしましたが、ユニリーバでは、日本の社員一人あたりの売上は1億円を超えるほど規模と責任の大きい仕事をします。その中で、働き方はスーパーフレックス制であり、働く場所も自由となっています。
そういった環境で、規模の大きな責任を完遂していくには一人の力では足りないことは明白なので、周囲と協力しながら達成するリーダーシップが必要となってきます。
このリーダーシップが求められる例を挙げると、例えばマーケティング部門は営業部門の営業力に疑問を持ち、営業部門はマーケティング部門が開発・推進した新商品に不満を持ち、結果としてお互いが機能しなくなる、ということは事業の現場では起こりがちです。
その状況下において、お互いに円滑にコミュニケーションを取りながら疑問点を解消し、双方が自信をもって事業推進に取り組む、そういったアプローチはリーダーシップとして重要です。
もちろん、このリーダーシップは社内、消費者やドラッグストア等のお客様だけでなく、仕事で関わる取引先、パートナーとのやりとりでも必要です。仕事で関わる人が、長期的にウィンウィンな関係を作っていくために、チームワークや協調性を重視して仕事を進められる、そのような人材が求められます。
就活生としては、部活・サークル・アルバイト等で、リーダーシップをもって主体的に、かつ価値観の異なる大勢の組織をまとめて、何か結果を出した経験をES・面接・インターンでアピールすることが、プラスになると考えます。
ユニリーバのインターンシップ対策
ユニリーバでは、大学1年生から応募ができる、3週間程度の長期インターンシッププログラムがありました。私はこの存在を知ったのが大学3年生の時で、他のインターンとの重複もあり応募が叶いませんでしたが、夏に3週間の余裕があり、参加ができる方は、ぜひインターンに応募をしてみていただければと思います。
3週間にも及ぶインターンなので、ユニリーバ側の本気も伺えます。インターンで良い結果を出せた方へは、そのまま本選考にプラスの影響につながると思います。
インターンの選考については、
- エントリーシート(ES) → WEBテスト(ゲーム選考、詳しくは後述) → グループディスカッション(GD) → 面接
本選考は以下の通りです。
- ウェブ登録→アセスメント選考→デジタル面接→ディスカバリーセンター→最終面接
と続くそうです。
ユニリーバのエントリー後の選考の流れ
エントリーの条件
ユニリーバでは、エントリーするにあたり英語の条件があります。
- TOEIC, TOEIC IP, CASEC 730点
- TOEFL iBT 79点
- TOEFL CBT 213点
- TOEFL PBT 550点
- TOEFL ITP 550点
- IELTS Overall 5.5
この中で、英語の能力を証明する方法として最も簡単なものはTOEICなので、勉強を進めておきましょう。私はTOEIC500点程度でしたが、3か月勉強してTOEIC825点にまでもっていくことができたので、TOEICであれば短期間で結果につなげることができると思っています。
ユニリーバ:エントリーシート(ES)
非常にシンプルな設問です。また、年によって設問が大きく変わるわけではありません。志望理由と5年後のキャリアイメージについて問われます。
ES設問
なぜ応募された部署(マーケティング)を希望されたのですか?5年後のキャリアイメージも含めて回答ください。(400字)
ユニリーバ:WEBテスト
ESに通過したらWEBテストですが、「ゲーム選考」と呼ばれる特殊な選考があります。
これはユニリーバ専用のWEBテストで所要時間は60分程度です。就活生が受験した結果をユニリーバの社員が見ることで、「ユニリーバに合う人物かどうか」を測るようです。
普通の算数的な問題なので回答の際に【ユニリーバの求める像とは?】を意識しながら回答することもできません。対策のしようがないので、集中できる環境で取り組むしかないでーす。笑 少しうろ覚えの部分もあり恐縮ですが、テストの問題は次のような内容でした。
- 取引ゲーム
「手元に500ドルあり、相手に差し出す金額を決めます。これをX円とすると、相手は3倍の3X円をもらえます。次に、3X円を受け取った相手が、いくらをあなたに返すかは相手次第。あなたはいくら渡すか。またその取引はフェアであるか - バルーン
スペースキーを押して風船を膨らませていくゲームです。どのタイミングで割れるかはバルーンによって異なるので、良い塩梅まで風船を膨らませます。。
(その他、スペースを活用・連打する問題はいくつか出てきました。笑) - 表情チェック
特定の対象を見ながら、その人物がどのような感情なのかを選択する問題です。ある人の顔や、その方の概況を記載した説明文を見ながらもっともらしい感情を選択していきました。 - 数字の暗記
提示された数値を暗記し、その後入力をするゲームです。正解するごとに覚える数値の数が増えていく仕組みです。合計で3回程度間違えると終了します。
受験終了後に「記憶力・計画力・集中力」などの結果が出てきました。
上記の内容を見ていただければ分かると思いますが、対策のしようがないと思います。そのため、この選考でうまく進めなくても相性や適性がマッチしなかったというだけなので、気に病む必要はないのかな、、とも思います。
ユニリーバ:面接
20-30分ほど動画を撮ります。面接と言われていますが、動画選考と言った方が良いかもしれません。時間内に3つのシナリオと、1つのケーススタディについて説明がなされ、回答します。
設問については、「(詳細の説明付きで)会社のこのような状況の時、社員としてあなたはどうするか」といった内容で、説明もあるため一般的なケース対策ができればOKというよりも、その場で状況を理解し、考える力の方が重要だと感じました。
具体的には、与えられた状況から
- 何が課題なのかを数点明確にし、その中でインパクトの大きい課題を特定する
- 課題の対応策をアイデア出し
- 対応策の優先度を付けてPlanA、PlanBなどを用意
という話し方を心がけると伝わりやすいと思います。 あとは、動画なのでライトの位置、声の大きさ、笑顔であることは意識をして回答しました。
ユニリーバ:グループディスカッション → 面接
この選考以降については、公開することを控える連絡を受けます。詳細の説明を控えますが、以降の選考では、先に述べた【ユニリーバの求める像とは?】を意識しながら回答することをオススメしたいと思います。
ユニリーバ|本選考対策まとめ
このページでは、ユニリーバについて気になる方向けに、企業概要や業務内容、年収などの待遇情報についてご紹介しました。
また、ユニリーバを志望される方向けに、本選考のフロー、エントリーシート(ES)/面接突破に向けたコツをご案内しました。このサイトでは、ユニリーバの他にも、P&Gをはじめ人気企業のインターン・本選考対策情報を公開しています。ぜひ、ご覧ください。
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