この記事では、実際に東京海上日動火災保険で働いていた元社員や、内定者、インターン参加者の声から、東京海上日動火災保険のインターン選考や、本選考のフロー、求める人材像や年収、エントリーシート(ES) / 面接で聞かれる質問、GROW360を含んだWEBテストの形式とその対策法をまとめました。
また、東京海上日動火災保険のインターンに参加すると、本選考で優遇されると言われています。インターンの応募、OB訪問やES提出前に、選考突破に向けた対策法を確認するためにご覧いただければと思います。
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「自由闊達」な文化のもと、「成長」に対するサポートが手厚い「東京海上日動」
損保業界のトップをリードする東京海上日動、就活生の間では「マリン」とも呼ばれています。
東京海上日動の社風はいわゆるお堅い”金融”のイメージとは少し異なり、実は「自由闊達さ」を謳っています。実際に、元社員の話を聞いたところ、次のような声をいただきました。
たしかに「自由闊達」はある。他社と比べても、上司や他部署に対して意見を言いやすい雰囲気がありますね。
また、東京海上日動では「日本で一番人が育つ会社」をキャッチコピーにしています。会社として社員個人個人の成長をサポートする仕組みも整っているようです。文化としては、「自ら学習し、仕事に活かしていくこと」を推奨していて、実際に社員も自己研鑽を怠らないようです。東京海上日動では、資格・英語等の学習においても、会社からの支援等、サポートも充実しているようです。
個人個人のチャレンジを後押ししようという社風がある、大きい会社ではありますが、個人が希望をし、それ相応の努力をしている場合、部署異動も叶いやすいです。
例えば、過去には営業系の職種の方が、自分から進んで勉強をし、アピールをすることでアクチュアリーに異動になった例も見たことがありますね
東京海上日動火災保険の年収|インターン応募 / ES提出前に知りたい、待遇情報
東京海上日動火災保険(グローバル型)の平均年収は855万円を推移していて、待遇面でも日本企業の中でもトップをはしっています。競合他社である損保ホールディングス、MS&ADインシュアランスグループ、三井住友海上と比較しても、平均年収は100万円以上高い水準を誇っています。
東京海上日動火災保険(グローバル型)の年収目安
- メンバー:400-500万円
- 副主任:500-600万円
- 主任:600-800万円
- 課長代理:850-1,200万円
- 課長:1,200-1,500-万円
- 部長:1,800万円~
また、東京海上日動火災保険の素晴らしいポイントとして、充実した福利厚生があります。特に費用が大きい「住宅補助」がポイントです。
住宅補助:独身者には月9万程度、世帯持ちに対して約15万円が支給されます。住宅補助だけで年間100万円を超えるほどの手厚さです。
様々な企業の福利厚生を見てきましたが、東京海上日動火災保険は日本企業の中でもトップクラスということができるでしょう。
「東京海上日動火災保険が求める人材像3点」を知ってからインターン応募/本選考ES提出をしよう
ここでは、インターンや本選考を応募する前に知っておきたい「東京海上日動火災保険が求める人材像」について、内定者に聞いた限りの声を元に考察してきます。
以下でお伝えする内容に追加で「ご自身の強み・エピソード」など組み合わせて選考に臨んでいただければと思います。
納得感のある東京海上日動火災保険への志望動機
金融業界では一般的に「なぜ金融か」「なぜ損保か」「なぜ東京海上日動か」と志望動機を深堀して聞く傾向にありますが、東京海上日動火災保険もその例に漏れません。
特に、東京海上日動を応募する学生は金融機関だけでなく、総合商社や海運、デベロッパーなどいわゆる好待遇企業を併願して応募し、そちらに流れて内定辞退するケースが頻発します。
さらに、上述のように東京海上日動火災保険では、”人”を大切にするカルチャーがあり、人材を長期で育成していく風土があります。そのため、会社としても内定辞退の数を極力減らすため、優秀だけでなく、「東京海上日動の関心が強い学生に内定を出したい」と考えています。
実際、ESや面接では、「損保業界の志望理由」「東京海上日動火災保険の志望動機」「東京海上日動火災保険に入社してから実現したいこと」などを聞かれます。
東京海上日動火災保険の志望動機の例
東京海上日動のインターンやOB・OG訪問を通じて、社員は「XXX」を大切にしていた。私も過去の経験からその重要性を感じ、共感したため、志望した。(金融業界は商品の差別化が難しい背景もあり、社員や内定者も志望動機のポイントは「人」と語っていました)
また、志望動機はグローバルコース、エリアコースに関わらず書き方・伝え方が重要です。特に、採用人数および応募数が多い東京海上日動火災保険については、膨大な選考数を対応するため「分かりやすさ」がポイントとなります。
自ら進んで自己研鑽・学習を怠らないこと
金融業界に共通する点ですが、新しい情報や専門知識を売りにするところが強いです。また、上に述べた通り、東京海上日動のカルチャーとして「自ら進んで学習を怠らない」「そのために会社もサポートをする」というところがありますので、自分から進んで自己研鑽を行う人材を求めているということができます。
実際に、面接では「日経新聞を読んでいるか」「どのような研究を行っているか」といった質問が、体育会系の学生に対しても行われます。
そのため、「時事問題」「自身のゼミ・研究内容や、専門領域」について関心があることをアピールできるようにしておいた方がよいでしょう。(グローバルコースの内定者によると、他の内定者の多くは英語の学習について語り、一定の評価を得たとのことです)
相手の意図を汲み取りながら、丁寧に説明・形にできる事
こちらも、金融業界に共通して必要な素養となります。東京海上日動火災保険の仕事の進め方として、お客様のニーズ・ライフプランを的確に把握しながら、それにあった保険プランの企画を立案していきます。
そのため、金融パーソンとして次の3点が求められます
- 初対面に近いお客様との関係構築力
- お客様の発言から真意を読み取ること
- お客様のニーズに合わせた企画提案力
特にグローバルコースの社員は難易度の高い案件を対応したり、エリアコースのマネジメントを行ったりしていくため、コミュニケーション力が求められますね。人が好きで、一人一人と誠実に対応していくような人は重宝されますね。
そのため、ガクチカの説明や自己PRのポイントは、「コミュニケーションが課題だった組織において、改善した取り組み」「相手のニーズをヒアリングから汲み取り、提案し、感謝された経験」などをエピソード付きで”分かりやすく”説明できると好印象となるでしょう。
(グローバルコースのみ)海外に対する関心・英語力
東京海上日動のグローバルコースとして採用されると、海外勤務のチャンスが大いにあります。そのため、英語力や、海外に対する関心を強くアピールできるとプラスとなるでしょう。
東京海上日動火災保険のインターン・本選考フロー
東京海上日動火災保険|インターン選考フロー|グローバルコース
エントリーシート(ES) → WEBテスト → 選考会(2回) → インターン参加
東京海上日動火災保険|インターン選考フロー|全国支店コース
エントリーシート(ES) → WEBテスト → 選考会(2回)→ インターン参加
東京海上日動火災保険|本選考フロー|総合職
通常選考:エントリーシート(ES) → WEBテスト → 面接(複数回) → 内定
東京海上日動火災保険|本選考フロー|エリア総合職
エントリーシート(ES) → WEBテスト → 面接(複数回) → 最終面接 → 内定
東京海上日動火災保険では、インターンに参加して優秀と判断されると本選考でも早期選考となり優遇され、実際、内定者の周りのインターン参加者は50%以上とも言われています。
インターン選考・本選考は上記「東京海上日動火災保険の求める人材像4点」を念頭に、一つ一つの選考を準備をしていきましょう。
次に、東京海上日動火災保険のインターンの各選考フロー → 本選考フローという順に、各選考内容と対策法を案内いたします。
東京海上日動火災保険のインターン選考|エントリーシート(ES)の設問・通過する書き方
東京海上日動火災保険 インターン選考|エントリーシート(ES)設問|総合職(24、25卒)
- あなたが学生時代に最も力を入れて取り組まれたことは何ですか?役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。
- その取り組みの中で気付いたことを自由にご記入ください。
東京海上日動火災保険のインターンのESの文字数が少なく、設問では、主に「ガクチカ」について聞かれます。ES設問については、東京海上日動火災保険が求める人材像4点(詳しくは上述)のうち次の2点を意識して記載をするとよいでしょう。
- 自ら進んで自己研鑽・学習を怠らないこと
- 相手の意図を汲み取りながら、丁寧に説明・形にできること
東京海上日動火災保険のインターン参加者は「各設問の文字数が少ないため、成果→概要→取り組みという順に構造化して記載した」と話していました。
東京海上日動火災保険のインターン選考|WEBテスト「GROW360」の対策法
東京海上日動火災保険のインターン選考において、珍しい「GROW360」という形式のWEBテスト選考が課されます。
「GROW360」の内容は、主に性格検査となっています。特徴的な点は、自分だけでなく、友人5人以上の人にも自分の性格について回答をしてもらいます。「友達がいない」という方もいるかもしれませんが、家族・親族の回答でもOKなので安心してください。
この試験のポイントは、自分で行った性格診断と、他社評価にズレがあると、マイナスとなってしまう可能性があります。そのため、不安な方は事前に他のツールで行った性格診断を共有した後、テストを受験してもらう方法もあります。
東京海上日動火災保険のインターン選考|「面接」で聞かれる質問と、回答ポイント
東京海上日動火災保険のインターン選考|過去の「一次面接」の質問|グローバルコース・エリアコース
グローバルコース・エリアコースともにほぼ共通の質問がなされます。
グローバルコースでは、面接官1名に対して、学生4名と大人数のグループ面接です。エリアコースでは、学生の状況により個人面接の場合と、学生は2名のグループ面接となります。
- 学生時代取り組んだことを1分で説明してください
- それに取り組むことになったきっかけを教えてください
- 取り組みの中で困難だったこと、次に活かせる学びを教えてください
面接の注意点として、一人当たりの時間は15分にも満たないです。そのため、結論から、簡潔に答えられるようにしておきましょう。不安な方は「ガクチカの説明」とのその深堀りに関して、事前に自分で想定質問・回答集を用意しておくこともできるでしょう。
東京海上日動火災保険のインターン選考|過去の「二次面接」の質問|グローバルコース
東京海上日動のインターン選考において、グローバルコースの場合は二次面接に続きます。時間は45分あり、面接官1名と、学生1名の個人面接です。面接では、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と辿りながら質問がなされます。
- 学生時代に頑張ったことを教えてください→深堀り
- 大学での学業ないし研究内容について教えてください→深堀り
- 幼稚園の時、あなたはどんな人でしたか、エピソードを交えて教えてください(深堀りされながら小学校→中学校→高校→大学と続きます)
特にインターンの志望動機について聞かれることはなく、就活生自身の「性格」「ガクチカ」について聞かれます。幼稚園時代まで遡るので、事前に振り返りをしておくと良いでしょう。
面接の回答ポイントとしては、東京海上日動火災保険が求める人材像4点(詳しくは上述)のうち次の2点を意識して回答をするとよいでしょう。
- 自ら進んで自己研鑽・学習を怠らないこと
- 相手の意図を汲み取りながら、丁寧に説明・形にできること
面接前に自己分析で振り返りを行いました。結果として、質問に対してハキハキと話せることができました。
東京海上日動火災保険のインターンの内容まとめ
東京海上日動火災保険のインターンは例年、技術系は5日間、事務系は1dayインターンとして開催されます。それぞれについて、インターン当日の内容について紹介します。
東京海上日動火災保険のインターンの内容まとめ|グローバルコース
東京海上日動(グローバルコース)のインターンは、3日間にわたって開催されます。
インターン中は資産運用、損害サービス、グローバルビジネスの4つの部門にチーム分けして、グループディスカッション・ワークを行い、最終日には発表します。その他、社員(4部署ごとに、若手や海外経験)との座談会、クライアントとのミーティングの傍聴(質問タイムもあり)なども用意されています。
グループディスカッションは新規事業立案形式で、テーマは「保険 x AI」のように、「保険と何かを組み合わせて新規事業を立案せよ」、という内容です。
グループディスカッション中、ずっと社員が一緒にいるわけではないですが、適宜社員との相談の時間があるため、ワーク中にフィードバックを頂くことも可能です。
東京海上日動のインターンに参加し、優秀だと判断されると本選考が早期選考となり優遇されます。このインターン中は「常に見られている」という意気込みでアピールをしてきましょう。
グループディスカッションでは、次のパートに分けて時間を分けながらワークを進めましょう
- ゴール・コンセプト設定
- ゴールに対する施策立案・課題設定
- 各施策に対して優先度を定める
- 提案内容・資料準備・発表練習
議論が発散しがちだったので、タイムスケジュールが非常に重要でした。特に、保険でどう貢献できるか、というコンセプトを決めるところが上手くいかないと、後々ぐだぐだになるのでコンセプト決めは時間をかけてでも納得感のある内容を立案することが重要だと思いました。
東京海上日動火災保険のインターンの内容まとめ|エリアコース
エリアコースでは、2日間のインターンが開催されます。グローバルコースと同様、グループディスカッションが中心となっています。
インターンの流れとしては、損保業界・東京海上日動の企業説明会→リスクコンサルティングのグループディスカッション→社員との座談会、職場見学となっています。
グループディスカッション・ワークのお題は「ある架空のお客様に対して、お客様の実現したいことを把握しながら、事業のリスクを洗い出し、最適な保険提案を行う」という内容です。
インターン中は社員との関りが非常に多く、社風の理解や、企業研究が深まります。
東京海上日動火災保険 本選考|エントリーシートで聞かれること、書き方
東京海上日動火災保険本選考|エントリーシート(ES)設問|総合職
- 大学時代に力を入れて取り組んだことを3つ挙げてください(各50字)
- 特に力を入れた活動を[ 1. ]の中から選び、その取り組みに関して、活動期間、役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください(250字)
東京海上日動火災保険のESの設問において、主に「自己PR」「ガクチカ」について聞かれます。
これについては、東京海上日動火災保険が求める人材像4点(詳しくは上述)のうち次の2点を意識して回答をするとよいでしょう。
- 自ら進んで自己研鑽・学習を怠らないこと
- 相手の意図を汲み取りながら、丁寧に説明・形にできること
東京海上日動火災保険の本選考|WEBテストの対策法
東京海上日動のWEBテストはいくつかの形式があります。ヒューマネージ、TG-WEB、玉手箱など、内定者の周りの友人のテスト形式もみんな別々であったようです。
ただ、WEBテストに共通して、書籍にて対策が可能です。
東京海上日動火災保険の本選考|「面接(リクルーター面談)」での質問と答え方
WEBテストに通過すれば、次は面接です。選考フローとしては、一次面接→二次面接→最終面接と続きます(インターンで優秀と判断された方や、その他優秀者はリクルーター面談→人事面談→内定のパターンもあります)。
東京海上日動火災保険の面接(リクルーター面談)で聞かれる内容は提出したESに沿った内容です。共通してオーソドックスな質問で、面接時間は30分~60分です。
面接から「東京海上日動の志望動機」を聞かれるようになるので、企業研究の上準備をしておきましょう。
一次面接~最終面接まで、どの選考段階においても、ほぼ同じ質問で進みます。
東京海上日動火災保険 本選考|「面接・リクルーター面談」で聞かれること|グローバルコース・エリアコース共通
- 自己紹介を行ってください
- 学生時代頑張ったことを教えてください
- (学生時代頑張ったことに)取り組むことになったきっかけを教えてください
- 困難だったこと、困難を乗り越えた方法を教えてください
- 小学生・中学生の時はどんな人でしたか
- 東京海上日動火災保険の志望動機を教えてください
- 東京海上日動火災保険の中で志望する仕事と、その理由を教えてください
- 逆質問
面接のポイントとしては、東京海上日動火災保険が求める人材像4点(詳しくは上述)を意識して回答をするとよいでしょう。
- 納得感のある東京海上日動火災保険への志望動機
- 自ら進んで自己研鑽・学習を怠らないこと
- 相手の意図を汲み取りながら、丁寧に説明・形にできること
- (グローバルコースのみ)海外に対する関心・英語力
また、面接・リクルーター面談では、「逆質問」にて東京海上日動への高い関心を示しましょう。事前に東京海上日動の企業研究を行った上で、質問を5つほど準備しておくと良いでしょう。
内定者
一次面接(リクルーター面談)での逆質問の内容を、二次、三次と進むに深化させていくことで、より鋭い質問ができ、好印象を得ました。
東京海上日動火災保険|インターン / 本選考対策まとめ
このページでは、東京海上日動火災保険について気になる方向けに、東京海上日動火災保険の概要や年収などの待遇情報についてご紹介しました。
また、東京海上日動火災保険を志望される方向けには、インターン選考や、本選考のフロー、エントリーシート(ES)/ WEBテスト / 面接突破に向けたコツを解説しました。
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