- 東洋大学からは大手企業に就職できないのか知りたい
- 東洋大学は大手企業の学歴フィルターの影響を受ける?
- 東洋大学の学生に効果的な就活方法が知りたい
このように、東洋大学に通う学生で大手や有名企業に就職できるのかどうか不安を抱えている人もいると思います。
また、大手や有名企業に就職したいけど、何をすればいいかわからず困っている人も多いのではないでしょうか?
東洋大学から志望企業に就職するために効果的な対策はあります。
そこでこの記事では、東洋大学の就職実績や学歴フィルターの有無、自分が志望する企業から内定を勝ち取るための対策について解説します。
本記事を読めば、東洋大学からの就職先についての不安がなくなり、自分に合った方法で就活を進めることができます。
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東洋大学は大手企業に就職できない?概況と就職率ランキング
東洋大学からでも大手や有名企業に就職することは可能です。しかし、すべての大手や有名企業に就職できるとは限らず、就職するにはハードルが高い企業も当然あります。
ここでは、東洋大学の就職実績や大手や有名企業からの内定実績について紹介します。過去の実績を見ることで、自分がどのレベルの企業に就職できるか考えてみましょう。
東洋大学の過去の就職状況
東洋大学の過去の就職状況を紹介します。東洋大学から大手企業に就職できないことはなく、就職先の一覧には大手企業からの内定実績もあります。
ただし、東洋大学に在籍する全員が大手企業に就職できるのではなく、一部の学生が大手企業に就職できると考えたほうがいいでしょう。
以下に東洋大学の就職実績を載せるので、参考にしてください。
引用:東洋大学主な就職先東洋大学の就職実績
- (株)NTTドコモ
- アマゾンジャパン(同)
- 日本通運(株)
- 東日本旅客鉄道(株)
- 富士通(株)
- AppleJapan(同)
- 日本年金機構
- (株)ニトリホールディングス
- 楽天グループ(株)
- 積水ハウス(株)
- (株)オリエンタルランド
- (株)JTB
- フタバ食品(株)
- 山崎製パン(株)
- トヨタ自動車(株)
- 旭化成(株)
- (株)資生堂
- 富士ソフト(株)
「有名企業への就職に強い大学」では121位
東洋経済オンラインの「有名企業への就職に強い大学トップ200校」では、東洋大学は121位です。200校中121位なので順位だけを見ると低く、就職に強いと思えないかもしれません。
しかし、世の中には788校の大学があります。全大学数を考えると121位は決して低い順位とは言えません。
また、「日東駒専」という通称で関東圏のGMARCHの次の群として知名度があるため、東洋大学生を求めている企業も多数あると考えられます。
トップ200校に名前が挙がってくるだけでも、十分大手や有名企業への就職に強い大学といえるでしょう。
引用:東洋経済オンライン 最新!「有名企業への就職に強い大学」トップ200校
就職ができない=大手や有名企業に入社する難しさのこと
よく「東洋大学からは就職ができない」と耳にすることがあると思いますが、意味としては「大手や有名企業に入社する難しさ」を指しています。
決して、東洋大学生はどこにも就職できないという意味ではありません。実際には、大手や有名企業、中小企業、ベンチャー企業などさまざまな企業の内定実績もあります。
下図は、従業員の規模別 求人倍率の推移です。従業員数が300人未満の企業の求人倍率は5.31倍と高く、新卒の学生には有利となります。
引用:ワークス大卒求人倍率調査(2023年卒)従業員規模別 求人倍率の推移
しかし、従業員数が1000人以上の企業の求人倍率は0.37~1.11倍とかなり低く、大手企業への就職は厳しい状況です。
大手企業は求人倍率が低いため、より優秀な人材を採用したいという考えから、学歴フィルターでふるいにかけてしまうことがあります。
その結果、東洋大学の学生は学歴フィルターに引っかかり、大手企業に就職しにくくなってしまいます。
しかし、リクルートワークス研究所の調査結果によると、2023年卒の大卒求人倍率は1.58倍となりました。2022年卒の1.50倍と比べ、0.08ポイント上昇し、就活生にとって有利な状況に戻りつつあります。
よって、東洋大学から就職ができないのではなく、大手や有名企業に就職するのは簡単ではないということであり、求人倍率から見ても就職は可能です。
参考:リクルートワークス研究所 大卒求人倍率調査(2023年卒)
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企業によって学歴フィルターは存在する
東洋大学の学生は就職することが十分できますが、企業の中には学歴フィルターを設けているところもあります。
学歴フィルターとは、企業が学生に対して大学名などの学歴のみで採用可否を判断する仕組みのことです。
特に大手や有名企業になるほど、学歴フィルターが存在することが多いため、あらかじめ学歴フィルターについて知っておくといいでしょう。
他大学と比較した東洋大学の立ち位置
早慶上智 | 早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学 |
GMARCH | 学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学 |
日東駒専 | 日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学 |
大東亜帝国 | 大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学 |
他大学と比較した東洋大学の立ち位置を紹介します。関東の大学には3つの群があり、関東の超難関私立大学群として「早慶上智」があります。
次の立ち位置に来るのが、関東の難関私立大学群「GMARCH」。東洋大学は、その下の「日東駒専」と言われる関東の中堅私立大学群に位置し、さらにその下に「大東亜帝国」と言われる大学群があります。
選考フェーズごとに学歴フィルターを設けている企業もある
企業の中には、会社説明会、エントリーシート提出、適性検査、面接などのそれぞれの選考フェーズごとに学歴フィルターを設けている企業もあります。
学歴フィルターに引っかかると、基本的には選考に通らない仕組みです。企業が学歴フィルターを設ける理由は、大手や有名企業は人気が高く応募者が多いので、高学歴の学生のみ選考に通し、効率的に優秀な学生を採用するため。
選考フェーズの早い段階で、学歴フィルターによる足切りを行う傾向にあります。学歴フィルターは企業が公表しているものではないため、厳密にどの企業がどの学歴フィルターを設けているかは定かではありません。
ただ、過去に採用実績がない企業であれば、その大学の学歴フィルターを設けている可能性があります。
以下の記事では、学歴フィルターの乗り越え方について解説しているので、学歴フィルターが気になる人はあわせて参考にしてみてください。
明らかに東洋大学から就職が難しい業種・業界がある
東洋大学から就職するには難しい業種・業界もあります。具体的には、特に総合商社への就職は非常に厳しいです。
総合商社については、日東駒専の上であるGMARCHからでも1社につき数名程度の就職者数のため、ハードルがかなり高いです。
さらに、5大商社(三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅)の就職者数は、日東駒専あわせても1名などごくわずか。
また、総合商社の他には、大手金融機関への就職もGMARCHに比べると難しい状況です。東洋大学から大手金融機関に就職ができないわけではありませんが、他の上位校に比べて就職者数がかなり少ないです。
東洋大学の学生が狙うべき優良企業の特徴4つ
次は、東洋大学の学生が狙うべき優良企業の特徴を4つ紹介します。誰もが知っているような人気の大手や有名企業以外にも、優良企業はたくさんあります。
- 大手企業のグループ企業
- 知名度は低いが、業界でトップシェアを誇る企業
- 知名度は低いが、平均年収が高い上場企業
- 急成長しているWeb系ベンチャー企業
企業のネームバリューだけで就職先を決めるのではなく、企業の事業内容や雰囲気、成長などいろいろな観点から優良企業を探してみましょう。
ここでは、東洋大学生が狙うべき有料企業の主な特徴を4つ紹介します。
1.大手のグループ企業
東洋大学の学生が狙うべき優良企業の特徴の一つとして、大手のグループ企業があります。
大手のグループ企業は、福利厚生などの待遇が大手企業と同じことが多く、大手企業の恩恵がそのまま受けられることも。
また、大手企業と比べて応募者が少ない傾向にあるため、内定獲得のハードルが下がるでしょう。
大手のグループ企業には、以下のような企業があります。
引用:就活攻略論 【大手の優良子会社17選】企業の系列別におすすめの会社を厳選紹介!大手のグループ企業トヨタ系:
- トヨタ車体株式会社
- トヨタ自動車九州株式会社
- デンソー株式会社
- トヨタファイナンシャルサービス株式会社
ソニー系:
- ソニーマーケティング株式会社
- ソニー銀行株式会社
- ソニー損害保険株式会社
NTT系:
- NTTアーバンソリューションズ株式会社
- NTTコミュニケーションズ株式会社
- NTTファイナンス株式会社
NEC系:
- NECソリューションイノベータ株式会社
- NECフィールディング株式会社
リクルート系:
- 株式会社リクルートエグゼクティブエージェント
- 株式会社リクルートカーセンサー
- 株式会社リクルートゼクシィなび
2.知名度は低いが、業界でトップシェアを誇る企業
知名度は低いが業界でトップシェアを誇る企業も、東洋大学の学生が狙うべき優良企業です。
大手企業のように誰もが知っている企業でなくても、業界トップシェアを獲得している企業はたくさんあります。
特にBtoB企業では知名度がなくてもその業界では技術力が高く、有名で売上が好調な企業も多いです。聞いたことがない企業であっても、事業内容や売上、技術力をしっかりと調べ、隠れた優良企業を探しましょう。
具体的には、以下のような企業があります。
- ニチレイグループ(冷凍食品市場)
- 古河電工(光部品関連)
- バッファロー(IT周辺機器)
- 大阪ソーダ(合成樹脂関連)
以下の記事では、メーカー就職におすすめの優良企業と探し方を紹介しているので、メーカーに就職を考えている人はご覧ください。
3.知名度は低いが、平均年収が高い上場企業
知名度は低いが平均年収が高い上場企業も、東洋大学の学生が狙うべき優良企業の一つでしょう。
日本人全体の平均年収は433万円。東京商工リサーチの調査によると、2021年度の上場企業の平均年収は605万5,000円のため、この記事では平均年収が700万円以上の企業を平均年収が高い企業とします。
知名度が低くても平均年収が高い企業もたくさんあるため、平均年収にも着目して就活をするのも効果的です。
以下に具体的な企業例を紹介するので、参考にしてみてください。
- 日本パーカライジング(素材の加工)
- ダイフク(工場のオートメーション化)
- 高砂香料工業(香り)
- ディスコ(半導体等)
- ホシザキ(業務用冷蔵庫、製氷機)
参考:nippon.com 上場企業の平均給与605万円―東京商工リサーチ調べ : トップのM&Aパートナーズは2600万円超!
4.急成長しているWeb系ベンチャー企業
急成長しているWeb系企業も東洋大学の学生が狙うべき優良企業です。
大手企業は年功序列の風習が残っていることも多いですが、急成長しているWeb系企業は実力主義の企業が多く、年齢に関係なく役職に就くことも可能です。
また、意思決定などのスピード感が早い傾向にあり、無駄なくスピーディーに仕事を進めることもできるでしょう。
具体的には、以下のようなWeb系ベンチャー企業があります。
- 株式会社スタメン
- 株式会社カンム
- 株式会社A.L.I.Technologies
- 株式会社ホープ
- AIinside株式会社
- 株式会社ビザスク
- 株式会社自立制御システム研究所
ベンチャー企業への就職を考えている人は、以下の記事もあわせて見てみてください。
大手や有名企業に就職すれば勝ち組ではない
多くの学生が大手や有名企業に就職すれば勝ち組と思うかもしれませんが、実は大手や有名企業に就職すれば人生の勝ち組になれるわけではありません。企業規模がすべてではないのです。
実際に大手や有名企業に就職して、給料は高いけれど激務だったり、猛烈な出世争いをしたりと大変なこともあります。
人によってはそのような働き方が合っている人もいますが、そうでない人も当然います。
入社はゴールではなく、あくまでも入社してからがスタート。自分がどのように働きたいか、どのようなキャリアを歩みたいかを考えたうえで企業研究をし、最終的に企業選びをすることが大切です。
東洋大学の就活生が内定を勝ち取るための対策7つ
ここでは、東洋大学の学生が内定を勝ち取るための対策を7つ紹介します。
- 高学歴の学生と接点を持って情報交換をする
- コアとなるスキルの習得や資格取得に励む
- なるべくサマーインターンに参加する
- 早いうちから就活の準備をする
- ベンチャー・スタートアップ、中小企業の中で優良企業を見つける
- 内定の可能性が明らかに低い企業にはエントリーしない
- 就活エージェントを利用して効率的に進める
上記7つの対策をしっかりと実践すれば、自分に合った企業の内定獲得も夢ではありません。
就活を何からすればよいかわからない学生は、着実にこの7つの対策を実践し、周りの学生と差をつけましょう。
就活も学業と同じでコツコツと積み重ねをしていくことが大切です。
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1.高学歴の学生との接点を持って情報交換をする
内定を勝ち取るために、積極的に高学歴の学生との接点を持って情報交換をするといいでしょう。
同じ東洋大学の学生と就活について話をするのも良いですが、高学歴の学生との接点を持つことで得られるものもあります。
たとえば、他の大学の就活状況やいろいろな就活の方法を教えてもらうこともでき、非常に価値のある情報交換となります。
また、優秀な学生と交流をすることで自分自身の刺激にもなるでしょう。知り合う手段としては、会社説明会、インターンシップ、会社見学などがあります。
普段の大学生活では交流ができない他大学の学生と、就活の場で積極的に交流を持つようにしましょう。
2.コアとなるスキルの習得や資格取得に励む
学生のうちにコアとなるスキルの習得や資格取得をしておくことも、内定を勝ち取るために大切です。
スキルや資格の種類はさまざまなので、自分が目指す業界や業種に合わせて習得するスキルや取得する資格を決めるといいでしょう。
具体的なスキルや資格としては、以下のように多くの種類があります。
- プログラミング
- Webデザイン
- TOEICなどの語学
- MOS
- 簿記
- ファイナンシャルプランナー
- 宅地建物取引士
また、スキルの習得や資格取得までに計画を立て目標に向かって努力をするなど、面接でのアピールにもつながります。
3.なるべくサマーインターンシップに参加する
内定を勝ち取るために、なるべくサマーインターンシップに参加するようにしましょう。多くの企業が大学3年生の夏からインターンシップを開催します。
サマーインターンシップに参加するメリットは、以下の2つです。
- 早い段階から実際に会社に訪問し社風や業務内容を理解することができ、自分にマッチするかどうか見極められる
- サマーインターンシップで企業から好印象や高評価を得られれば、特別な選考フローで選考を進められ、内定獲得が一般選考よりも早くなる可能性がある
大手企業の中には、一般選考よりもサマーインターンシップ参加からの早期選考枠のほうが多い企業もあります。
時間が許す限り、サマーインターンシップに参加するようにしましょう。
4.早いうちから就活の準備をする
早いうちから就活の準備をすることも内定を勝ち取るために大切です。就活の準備が十分にできていれば、選考が始まっても焦ることなく対応できます。
また、サマーインターンシップの参加には、書類選考や面接を突破しなければ参加できない企業もあります。そのため、大学3年生の夏よりも前に就活の準備を進めておかなければなりません。
具体的には、以下のような準備があります。
- 自己分析
- 業界・企業研究
- OB・OG訪問
- エントリーシート(ES)の作成
- Webテスト対策
- 面接対策
時間のある早いうちから就活の準備を進めることで、自分に合った企業を早い段階で見つけることも可能です。
5.ベンチャー・スタートアップ、中小企業の中で優良企業を見つける
大手や有名企業だけでなく、ベンチャー・スタートアップ、中小企業の中で優良企業を見つけてエントリーをしてみましょう。
誰もが知っている大手や有名企業以外にも、知名度は低くても、特定分野やニッチな分野で業績を伸ばしている企業も多数あります。
中には大手や有名企業よりも給料が良く、若いうちからいろいろなことに挑戦させてくれ、やりがいを感じられる企業もあるかもしれません。
大手を含め、ベンチャー・スタートアップ、中小企業などさまざまな規模の企業研究をし、自分に合った企業を探しましょう。
6.内定の可能性が明らかに低い企業にはエントリーしない
内定を勝ち取るための対策として、明らかに東洋大学生に内定の可能性がなさそうな企業にはエントリーしないことも大切です。
就活は学業やアルバイトとの両立をしながら行う学生が多いため、就活の時期は忙しいと思います。東洋大学生に少しでも内定の可能性のある企業を探し、エントリーして時間を割いたほうがいいでしょう。
明らかに東洋大学生に勝ち目がなさそうな企業は、最初からエントリーしない方法も効果的ですよ。就活は精神的にも肉体的にも疲れるため、戦略的に動くことをおすすめします。
7.就活エージェントを利用して効率的に進める
就活エージェントを利用して効率的に就活を進めることも内定を勝ち取るための対策になります。
大学3年生の段階で就活エージェントを利用するのも良いですが、大学4年生の夏頃になっても内定が1つもなければ、就活エージェントをぜひ活用しましょう。
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