就活とアルバイトを両立させるには？失敗しないテクニックや注意点を紹介

• アルバイトしながらの就活は無理……
• 就活のためにアルバイトはやめるべき？
• 就活しながらアルバイトをしている人は、どうやって両立させているの？

このように、就活に向けてアルバイトが続けられるのかわからず、悩んでいませんか？必ずどちらかに決める必要はなく、就活中にアルバイトをすること自体は問題ありません。

しかし、うまく両立するのは大変なので、優先順位をしっかりと持って両立させることが大切です。

この記事では、就活とアルバイトを両立するメリット・デメリット、就活とアルバイトを両立するコツ、就活と両立しやすいアルバイトなどを紹介します。

この記事を読めば、就活とアルバイトを両立するコツがわかり、うまく両立できるようになりますよ。

就活中にアルバイトをしている学生は多い

実は就職活動中にアルバイトをして両立させている学生は、少なくありません。

マイナビのキャリアリサーチLabによると、就活中の学生のうち約8割がアルバイトを行っているという結果になりました。

経済的にゆとりがなく、貯金だけでは就職活動中に必要なお金を賄えないため、アルバイトと就職活動を両立していると考えられます。

引用：『大学生が就職活動を意識してアルバイトをすることのメリットとは』｜マイナビキャリアリサーチLab

上記のデータを見ても、実際に就職活動費の捻出方法のうち、「アルバイト・給料」の割合が全体の約4割を占め、最も多いのが読み取れるでしょう。

「就活に集中するためにアルバイトを辞めたい」と思っていても、「就活のためにアルバイトをしなければいけない」就活生が多い状況です。

アルバイトをしていたら就活に不利になるかもと、考えすぎる必要はありません。

就活にはどのくらいのお金がかかるか把握しよう

自分がアルバイトを続けるべきか判断するためにも、就活にどのくらいの費用が必要になるか把握しましょう。

株式会社ディスコの就職活動調査によると、就職活動でかかった費用は以下の通りになりました。

引用：2023年卒 10月1日時点の就職活動調査』｜株式会社ディスコ

上記のデータを見ると、23卒の就活生が就活にかかった費用の平均は、約7万円です。

内訳としても、交通費やリクルートスーツ代が多くかかっており、数万単位の大きな出費は必要不可欠であると読み取れます。

就活を始める前だけでなく就活中にもお金がかかるため、アルバイトを続ける必要があるとわかるでしょう。

就活にかかる費用の平均相場や内訳、安く抑えるコツについて、以下の記事で紹介しているので、自分の状況と照らし合わせてみてください。

就活とアルバイトを両立するメリット・デメリット

就活とアルバイトの両立には、メリットとデメリットどちらも存在します。メリットとデメリットをしっかりと理解し、自分はどうするのが適切かを決めるようにしましょう。

それぞれ解説していきます。

メリット1：就活にかかるお金の心配を軽減できる

アルバイトをすることで金銭的な余裕が生まれるため、就活にかかるお金の心配を減らせます。前述の通り、就活中には交通費や宿泊費などの出費がかかる場合が多いでしょう。

オンライン面接を実施する企業もありますが、志望する企業全てが当てはまるとは限りません。余裕がないと、お金がないことを理由に「交通費が出せないから応募を減らそう」と挑戦の幅を縮めてしまう可能性も。

しかし、安定した収入があれば、金銭的な理由で選考をあきらめることがなくなります。アルバイトでお金を稼ぐことで、就活の選択肢を広げる可能性があるとも言えるでしょう。

メリット2：アルバイトが就活の気分転換にもなる

就活は少なからずストレスが溜まるものですが、アルバイトが就活の息抜きになる場合もあります。

少し忙しいほうが楽しいと感じる人は、多少大変でも今まで通りアルバイトを継続するのがおすすめです。

選考を待っている間も考える時間がなくなり、結果を気にしすぎずに済むでしょう。また、就活で落ち込んだときは、悩みを共有したり相談したりすることでリフレッシュにつながります。

1人だと閉じこもってしまい、学校の友達だと就活モードが抜けない可能性があるでしょう。アルバイトの仲間であれば年代も幅広く就活から離れられるため、自然に気分転換ができます。

メリット3：コミュニケーションの練習にもなる/h3>

アルバイトをすることで、面接でも活かせるようなコミュニケーション力を身に付けられます。

普段人と話す機会が少ない人の場合、就活の面接本番でいざ話そうとなっても、ぎこちなくなることが多いでしょう。

アルバイトは人と関わる機会が多いため、挨拶や言葉遣い、受け答えの練習にもなり、自然なコミュニケーションが取れるようになります。

特に接客業などのアルバイトでは、マナーや笑顔、正しい敬語も身に付き、面接本番でも良い第一印象を与えられるでしょう。

社会人として働くための練習の場として、アルバイトは有効な環境です。

メリット4：アルバイト経験が就活にも活かせる

アルバイト経験自体が、就活に活かせるエピソードになる場合もあります。たとえば、同僚と協力して業務を進めたことなど、自己PRやガクチカ、挫折経験といったアピールに使えるエピソードと出会えるかもしれません。

また、アルバイトをしているからこそ、働くうえでのやりがいや働き方について真剣に考える機会が訪れます。自分に合った企業選びもできるようになり、失敗のない就活につながるでしょう。

自己PRでアルバイト経験をアピールする際の構成や例文、注意点について以下の記事で紹介しています。自分のアルバイトと同じ業種の例文を参考にしてみてください。

デメリット1：スケジュール管理に苦労する

就活中は何かと忙しく、突然面接が決まることもあるため、アルバイトのシフト調整といったスケジュール管理が大変です。

たとえば、1カ月ごとにシフトを提出する場合、「アルバイトが入っている日に行きたい説明会ができた」と予想外の状況になる可能性があります。

アルバイトのシフトが調整しにくいときには、スケジュール管理自体がストレスとなってしまうでしょう。

あくまでも就活が1番大切なので、先の予定を見越してシフトを組み、就活を優先させる動きをしなければいけません。常に余裕のあるシフトを組むように心がけることが大切です。

デメリット2：就活に割ける時間が減る

アルバイトをしていると、その分就活に割ける時間は短くなります。

就活では綿密な選考対策が必須のため、アルバイトで選考対策や準備が不十分になる可能性があると理解しておきましょう。また、時間の余裕がないと焦りや不安が出てきてしまい、ストレスが溜まりやすくなってしまいます。

就活は少なからずストレスが溜まるものですが、余計なストレスを増やすことで追い詰められる場合もあるかもしれません。

「時間がなかったからうまくいかなかった」と後悔しないように、あらかじめ応募書類の作成や面接対策の時間配分を意識しましょう。

デメリット3：就活に支障をきたすこともある

アルバイトで疲れて体力を消耗してしまったり、アルバイトや学校で忙しくなることで心身に支障をきたしてしまったりする可能性もあります。

無理をして体調を崩すと、就活やアルバイトどちらにも支障が出てしまい、本末転倒です。気づかないうちにミスも増えてしまうでしょう。

説明会やインターン、選考対策、面接など、就活にはやることが多く、体力や精神力が求められます。

中できなかったり、疲れて対策ができなかったりすると、重要な場面で実力が十分に発揮できません。適切な休息を設けるためには、日々の体調管理やスケジュール管理などの自己管理が大切です。

就活とアルバイトを両立するコツ6つ

就活をしながらアルバイトも続けるには、両立のコツを押さえることが大切です。就活とアルバイトを両立するコツとして、以下の6つを紹介します。

• アルバイト先に事情を伝え、シフトを減らしてもらう
• シフトの融通が利きやすいアルバイトをする
• 就活とアルバイトの日を分ける
• 趣味の時間やスキマ時間を就活対策に充てる
• 体調管理に気を遣う
• 就活エージェントにサポートしてもらう

それぞれ解説するので、参考にして適切な対策を行いましょう。

1.アルバイト先に事情を伝え、シフトを減らしてもらう

「就活が〇月から始まるため、シフトを減らしてほしい」とアルバイト先に事情を伝えることが大切です。

事前に相談しておくことで、シフトを決める際に融通を利かせてくれたり、急な休みを理解してくれたりする可能性が高まります。

相談する前には、シフトに入れる日数を自分で決めておきましょう。たとえば、就活費用を稼げる範囲で無理しないためには週2〜3日がおすすめです。

書類提出や企業説明会などが重なるタイミングでは週1程度に抑えるような調整も必要。アルバイト先に迷惑をかけないためにも、シフトを減らす時期を把握し、余裕を持ったスケジュールを意識しましょう。

また、事情を伝えたからといって欠席や遅刻を繰り返していいわけではありません。シフト変更などはできるだけ早めに伝えるよう心がけましょう。

2.シフトの融通が利きやすいアルバイトをする

今のアルバイト先でシフトの調整が難しい場合は、一旦アルバイトを変えるのも有効な手段です。

シフトの融通が利きやすいアルバイトにすることで、就活とアルバイトの両立がしやすくなります。アルバイトの例として、単発バイトや短期間のバイト、フードデリバリーなどが挙げられるでしょう。

アルバイトの人数が多く休んでも代わってくれる職場や、シフトの提出頻度が高い職場もおすすめです。

就活中は急に予定が決まることや、思うように対策や準備が進まずにスケジュールが後ろ倒しになってしまうことが少なくありません。

上記のようなアルバイトは、予定が立てやすく、スケジュールの空いたタイミングで働きやすいため、就活を優先しつつ働けます。

3.就活とアルバイトの日を分ける

就活をする日とアルバイトをする日を分けることで、遅刻やダブルブッキングなどが起きにくくなります。

気持ちの切り替えもしやすいため、就活とアルバイトどちらにも集中して臨めるでしょう。

予定が決まっていると「明日はバイトだから、今日中に書類提出を終わらせる」とモチベーションも上がり、効率良く動けます。

また、選考や説明会といった就活関連の予定が入りにくい土日、平日なら夜間の時間帯にシフトを入れるのもおすすめです。

早朝や深夜に働く選択肢もありますが、心身の休息がとれるように、無理はしすぎない範囲で調整をしましょう。

4.趣味の時間やスキマ時間を就活対策に充てる

今まで自由だった時間を就活対策に充てるなど、時間の使い方を工夫することも、就活とアルバイトを両立させるコツです。

たとえば、友人と遊びに行く頻度を減らす、移動時間中はスマホで情報収集をする、ゲームをしていた時間を選考対策に充てるなどが考えられます。

また、オンライン面接では移動時間がない分、面接対策を直前まで行えるでしょう。就活において気分転換は必要なため、ストレスが溜まるほど我慢をする必要はありません。

しかし、自分の将来のためにも今の第一優先は何かを考え、リフレッシュする時間とダラダラせずに頑張る時間を区別することが大切です。

5.体調管理に気を遣う

体調が悪い状態で就活に臨んでも良い結果にはつながりにくいため、健康を第一に両立を目指しましょう。

就活とアルバイトを両立させようと頑張る気持ちは大切です。しかし、無理をしてしまうと忙しい状況から心身ともに疲弊し、体調を崩してしまいかねません。

体調が悪いと、就活でも本領が発揮できなかったり、アルバイトも休んでしまったりと、多方面で支障が出てしまいます。

体調管理をすることの重要性や、体調を崩した際のデメリットを理解することが重要です。体調管理も社会人として大切な要素なので、自己管理ができるようにスケジュールにも気を遣いましょう。

6.就活エージェントにサポートしてもらう

就活とアルバイトを両立する手段として、就活を効率的に進められる「就活エージェント」を使う方法もあります。

就活エージェントは、プロの就活アドバイザーがマンツーマンであなたをサポートしてくれるサービスです。

就活に関する相談やESの添削、面接の練習を行ってくれるため、選考対策などの時間短縮につながり、アルバイトとの両立がしやすくなりますよ。

しかし、「就活エージェントといっても多くてどれを選べばいいかわからない」という人もいると思います。

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就活とアルバイトを両立するときの注意点3つ

就活とアルバイトを両立させるためには、以下の注意点3つを理解しておくことが大切です。

• 優先順位を間違えない
• 体調管理に気を遣う
• ミスが起こらないようスケジュール管理を徹底する

上記の注意点を意識して行動しなければ、どちらも中途半端になってしまう可能性があります。

ポイントを押さえて、就活とアルバイトをうまく両立させましょう。それぞれ詳しく解説するので、両立するコツと一緒に意識しながら行動してみてください。

1.優先順位を間違えない

お金を稼ぐことも大切ですが、あくまでも就活が優先であることを忘れてはいけません。就活は今後の社会人人生に関わる重要なことに対して、アルバイトは学生の間だけの出来事です。

アルバイトによって就活に悪い影響が出てしまっては本末転倒のため、アルバイト先にも配慮しつつ常に優先順位を間違えないよう意識しましょう。

もし両立が難しいと感じた場合は、支障が出る前にアルバイトを切り捨てることも必要です。

体調を崩してしまったり、応募書類や選考対策が雑になってしまったりしないように、就活を第一優先に物事を進めましょう。

2.体調管理に気を遣う

就活とアルバイトの両立を成功させるためにも、体調管理にはいつも以上に気を遣わなければいけません。

就活とアルバイト、学校など多方面で忙しい状態が続くと、疲れが溜まって体調が悪くなってしまうこともあります。

体力に自信がある人でも、就活には慣れていないため、普段より疲れやすい状態になっている可能性が高いでしょう。

肉体的にも精神的にも疲れが溜まっていると感じたら、「今はアルバイトしない時期」と意識的に休み、リフレッシュすることが大切です。

一旦就活からできるだけ離れることを意識し、1人でゆっくりできるような場所で気分転換をしてみてください。

3.ミスが起こらないようスケジュール管理を徹底する

遅刻やダブルブッキングなどのミスが起こらないように、優先順位を意識しながらスケジュール管理を徹底しましょう。

就活中は、学校の授業や試験と並行しつつ、さらにアルバイトのシフトを入れていかなければいけません。そのため、どうしてもスケジュールが過密になり、管理が大変になってしまいます。

就活では企業説明会の日程や締切日、選考日などをきちんと把握し、アルバイトのシフトを組む際にも考慮が必要です。

手帳やスケジュール管理ツールを利用し、優先順位の高いものからスケジュールを入れることでミスが起きないようにしましょう。

就活と両立しやすいアルバイト3種類

就活をしながらアルバイトを続けるためには、両立しやすいアルバイトを選ぶことが大切です。就活と両立しやすいアルバイトの例として、以下の3種類を紹介します。

• 単発・短期間勤務OKのアルバイト
• シフトの融通が利きやすいアルバイト
• 選考でアピールになりやすいアルバイト

「今のアルバイトを続けながら就活は無理……」という人は、就活中に行うアルバイト先の候補として参考にしてみてください。それぞれ詳しく解説していきます。

1.単発・短期間勤務OKのアルバイト

単発・短期間勤務OKのアルバイトは、就活や授業がない日にピンポイントで働けるため、就活の急な予定にも合わせやすいでしょう。

<単発・短期間勤務OKのアルバイトの例として、以下が挙げられます。

登録制で日雇いのアルバイトなどは、直前で申し込みができるケースも多いでしょう。ただ、1日で効率良く稼げる分、労働作業中心で忙しい仕事が多いです。

面接の前日や疲労が溜まっているタイミングではアルバイトを入れないようにして、自己管理をしながら調整しなければいけません。

コンディションも考慮しながら、アルバイトのタイミングを決めて働きましょう。

2.シフトの融通が利きやすいアルバイト

シフトの融通が利きやすいアルバイトは、就活の予定を優先させたまま働きやすいでしょう。

特にアルバイトの人数が多い職場は、予定が入ってもシフトを代わってもらいやすいのが特徴です。シフトの融通が利きやすいアルバイトの例として、以下が挙げられます。

同じアルバイト先でも人数が多い店舗ほど融通が利きやすくなりますが、実際に聞いてみないとわからないため、面接時に確認しましょう。

また、1カ月ごとにシフトを決めるところよりも、1〜2週間など短期スパンでシフトを決めるところのほうが融通が利きやすいです。就活中のアルバイトを選ぶ際の基準として、意識しながら決めてみてください。

3.選考でアピールになりやすいアルバイト

志望する業界や業種と共通点があるアルバイトをすれば、選考の際にエピソードやスキルをアピールでき、高評価につながるかもしれません。

選考でアピールになりやすいアルバイトの例として、以下が挙げられます。

また、アピールになるだけでなく、志望する業界や職種の理解を深められたり、入社前からスキルを身に付けられたりと、メリットが多いです。

実際に営業は文系の人が就く可能性の高い職種なので、もしあなたが文系なら、アルバイト時代に営業を経験しておくと有利に働きやすいでしょう。

アルバイトとうまく両立して就活を成功させよう！

就活にはリクルートスーツや交通費などお金がかかるため、アルバイトと並行して進めている学生がほとんどです。

就活をしながらアルバイトを続けるか迷っている人は、初めに両立するメリットとデメリットを理解し、自分の状況と照らし合わせましょう。

そして、就活とアルバイトを両立するためには、入念な体調管理とスケジュール管理が欠かせません。

優先順位を忘れないように、両立しやすいアルバイトを選ぶことも大切です。アルバイトと両立をするために、効率良く就活を進めたい人は「就活キャリア」を利用してみてはいかがでしょうか。

就活のプロからサポートを受けて、アルバイトを続けつつ就活を成功させましょう。