「自己分析シートを使いたいけど、どうやればいいんだろう……」
「自己分析シートを就活にどう役立てたらいいのかな……」
「自己分析シートの書き方や進め方がわからない」
就職活動で必ず必要となる自己分析。自己分析にはやり方の正解がなく明確な終わりもないので、どうやって自己分析をしたらいいのかわかりにくいですよね。
そこで、自己分析のやり方として有効活用できるのが自己分析シートです。自己分析シートを使うことで、効果的に自己分析が進められて内定獲得に近づけますよ。
この記事では、無料でできるおすすめの自己分析シート6選を紹介して、それぞれの特徴や書き方、注意点を解説していきます。
最後まで読むことで、自己分析シートの種類と使い方がわかり、今後の就活に大きく役立てられるようになりますよ。
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就活の出発点は自己分析
自己PRやガクチカなど就活で聞かれるすべての質問は、「あなたはどういう人なのか」を知るためです。
企業からの質問に明確に答えるためには、自分自身について知らないといけません。
自分を深く知れるのが、自己分析シート。自己分析シートを活用すると、自分自身の強み・弱みや、自分が将来何をしたいのかがわかるようになりますよ。
他の自己分析手法と比べて、少々時間がかかる場合もありますが、その分自己分析の質も高まります。
自分を深く知ることで、どんなときにやりがいを感じやすいのか、強みを発揮できるのかが明確になるでしょう。
その結果、ESや面接でのさまざまな質問に確実に回答できることや、自分に合った企業や職種を見つけることが可能になりますよ。
自己分析の目的3つ
ここでは、自己分析の3つの目的を説明します。
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- 企業選びの軸、就活軸を明確にするため
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- 自分の価値観や強みを知り、わかりやすく伝えられるようにするため
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- 今後のキャリアを見据えるため
「自己分析って本当にやらないといけないの?」
上記のような疑問に答えるために、3つに厳選した自己分析の目的を解説していきます。目的意識を持って自己分析に取り組むためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
1.企業選びの軸、就活軸を明確にするため
就活の軸を明確にするために、自己分析は必要です。就職活動とは、自分の価値観とマッチする企業を選ぶことです。
日本の企業は367万社以上ありますが、この中から自分と合う企業を選ぶときに、自分を知っていないと選べないですよね。
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- 自己分析を行って自分を知る
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- 就活軸が明確になる
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- 職種や企業を選べる
自己分析を行って自分を知ることが、企業選びの軸や就活軸を定めるためのファーストステップです。
自己分析によって、自分自身が重視するポイントや妥協できない条件などが明確になり、職種や企業を選べるようになりますよ。
仮に自己分析を疎かにして自分と合わない企業に入っても、企業との考え方の違いから、入社後に後悔してしまうでしょう。
自己分析に取り組み、企業選びの軸や就活軸を明確にすることが大切です。
2.自分の価値観や強みを知り、わかりやすく伝えられるようにするため
自己分析に取り組むと、自分の価値観や強みが明確になり、わかりやすく自己PRできるようになります。
さらに、「今まで知らなかった自分の強み」を見つけられるケースも多いですよ。
たとえば、自分を振り返ってみると「強みは計画力だと思っていたけど、主体性のほうが正しい」というような新しい発見がありますよ。
自分の強みや価値観、やりたいことは自己分析を通してはっきりさせることが可能です。
自分を知ることができれば、面接で自分をわかりやすくアピールできるでしょう。反対に自分の強みが曖昧な状態だと、理解しにくい自己PRになってしまいます。
内定獲得に近づくためにも、自己分析は大切ということですね。
3.今後のキャリアを見据えるため
自己分析によって、今後のキャリアを考えることが求められています。
昨今、終身雇用制度を撤廃する企業は増加傾向にあり、転職する人も増えています。
今までは企業に入社したら定年まで働くのが一般的でしたが、これからは当たり前ではなくなるでしょう。
転職を繰り返してスキルアップに努める人や、フリーランスとして独立する人が増えていくかもしれません。
もちろん、すべての企業で終身雇用制度がなくなるわけではないので、これまで通り定年まで勤める人もいるでしょう。
大切なのは、企業に依存するのではなく、主体的にキャリアを考えていくこと。
働いていくうえでどんなキャリアを歩んでいきたいか、中長期的にどんな人物になっていたいかなどを考えましょう。
目先の就活のためだけでなく、今後のキャリアを考えるためにも自己分析をして、自分のことを知ることが大切です。
無料でできる自己分析シート6種類
自己分析シートにはいくつかの種類があり、得られるものもそれぞれ異なります。
そこで、無料でできる自己分析シート6種類を紹介していきます。
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- 自分史
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- ジョハリの窓
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- ライフラインチャート
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- SWOT分析
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- will can must
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- 生きがいチャート
それぞれどのような特徴や効果があるのか解説します。ここで紹介する自己分析シートを活用して、自分を見つめ直しましょう。
1.自分史
自分史は、過去の出来事や経験を振り返り、自分がどのように考え、行動を取っていたのかなどを見つけるために行います。
過去を思い返しながら、以下のような表にまとめていきましょう。
小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | |
勉強 | ||||
部活・習い事 | ||||
人間関係 | ||||
夢 | ||||
頑張ったこと |
自分史を作成する際のポイントは、喜怒哀楽に分けて振り返ることです。たとえば、まずは喜怒哀楽の「喜」で、過去の出来事を書いていきましょう。
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- 小学校の勉強・部活・人間関係・夢・頑張ったことの中で、喜んだことを振り返る
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- 同様に、中学校の列も記入する
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- 次に、高校の列も記入する
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- 最後に、大学の列も記入する
小学校から大学まで書けたら、喜怒哀楽の怒・哀・楽も書いていき、自分史を完成させましょう。
自分史は、初めて自己分析をする就活生におすすめの手法ですので、「自己分析に取り組んだことがない!」という人は取り組んでくださいね。
2.ジョハリの窓
ジョハリの窓とは、自分が考える性格や、他人が持っている自分に対するイメージを知るための自己分析シートです。
ジョハリの窓の具体的な作成方法は、こちらです。
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- 自分も他人も知っている性格、開放の窓の欄を埋める
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- 自分は知らないが、他人から認識されている性格、盲点の窓を記入する
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- 自分は知っているが、他人から認識されていない性格、秘密の窓を埋める
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- 自分も他人も知らない性格、未知の窓を記入する
ジョハリの窓を作成するには、友人や家族、大学の先生、先輩や後輩などに協力してもらう必要があります。自分の性格や価値観をどう思うか、意見を聞いてみましょう。
ジョハリの窓を作成することで、自分が認識している性格や価値観だけでなく、他者からの客観的な意見を取り入れられますよ。
「一人で自己分析していると行き詰まった」という就活生におすすめの手法です。
3.ライフラインチャート
ライフラインチャートでは、横軸を時間軸・縦軸を満足度にして、自分のこれまでの人生を振り返る自己分析シートです。
満足度を軸に今までの人生を振り返ることで、自分自身の人生の変遷や、人生の岐路での選択、重要な出来事などを振り返えられますよ。
ライフラインチャートの具体的な作成方法は、以下のとおりです。
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- これまでに経験した印象的な出来事をメモ書きで思い返す
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- 横軸を時間・縦軸を満足度にしたグラフを作成する
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- 出来事をグラフに落とし込み、ライフラインチャートを完成させる
満足度をベースにして今までの出来事を振り返ることで、自分の強みや成長過程を把握できますよ。
「成長プロセスを思い返したい」という場合に、おすすめの自己分析シートです。
4.SWOT分析
SWOT分析では、自分の長所や短所、ポジティブとネガティブそれぞれの要因を把握できます。
ポジティブ | ネガティブ | |
内部環境 | Strength(自分の長所) | Weakness(自分の短所) |
外部環境 | Opportunity(ポジティブな要因) | Threat(ネガティブな要因) |
SWOT分析の具体的な作成プロセスは、以下のとおりです。
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- Strengthの欄に、自分の長所を複数記載する
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- Weaknessの欄に、自分の短所を複数記載する
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- Opportunityの欄に、業界や企業のポジティブな箇所をあげる
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- Threatの欄に、業界や企業のネガティブな箇所をあげる
このように作成することで、自分の強みと企業の環境が合致しているかを整理できます。
たとえば、長所がリーダーシップ、A社のポジティブな環境がチームをまとめて価値を提供することなら、自分とA社はリンクしていますね。
また、SWOT分析では、自分の短所も考えます。短所と企業の環境を紐づけたときに、自分と合わない企業もわかるのが特徴ですよ。
5.will can must
will can mustとは、自分がやりたいこと(will)、できること(can)、求められること(must)を整理する自己分析シートです。
具体的な作成方法は、こちらです。
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- willの箇所に、将来やりたいことを書く
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- canの箇所に、自分の経験や能力を書く
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- mustの箇所に、企業から求められることを書く
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- 「自分がやりたいことと、企業が求めていることが合致した」
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- 「自分のできることは、企業からそれほど求められていないのかも」
このように、will can mustを活用することで、自分の欲求やできることを企業の期待することと関連して整理できますよ。
なお、mustの箇所を埋めるためには、企業での具体的な働き方を理解する必要があります。
説明会に参加することや企業のホームページを確認することなどから、企業理解を深めてmustを記載しましょう。
will can mustは、自分の将来の目的を整理したい人や、能力がどんなところで活きるのか確認したい人におすすめの自己分析シートです。
6.生きがいチャート
生きがいチャートとは、自分の好きなことと得意なこと、お金になることと世界が求めるものを整理して生きがいを探せる自己分析シートです。
以下の図のとおり、すべてが重なる部分が生きがいとなります。
日本語の「ikigai」という言葉が海外でも使われるようになり、その後、生きがいチャートが逆輸入されたという背景がありますよ。
具体的な作成手順を説明します。
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- 好きなこと、夢中になることを記入する
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- 得意なこと、やっていて苦に感じないことを記入する
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- 業界や企業を知り、社会や世界が求めるものを記入する
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- 企業や一般消費者がお金を払うものを記入する
このように生きがいチャートを作成していくと、すべてが重なる「生きがい」を見つけられます。また、生きがいだけでなく、自分の専門性や天職などもわかりますよ。
「生きがいを感じながら、日々仕事したい!」という就活生におすすめの自己分析シートです。
自己分析シートができたら自己分析診断ツールもやっておこう
自己分析シートを書き上げることができたら、自己分析診断ツールで、あなたが書き出した言葉を企業に響くように言語化しましょう。
自己分析で、しっかりと言語化しておくと志望動機や自己PRを作る際にスムーズです。
あなたのアピールしたい能力、すなわち強みを上手に言語化してくれるのが自己分析診断ツールです。
たとえば、あなたが漠然とリーダーシップをアピールしたいと思っている場合、以下のようにさまざまな意味が含まれています。
-
- チームをまとめるマネジメント能力
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- チームを目標達成に導く牽引力がある
自己分析診断ツールを合わせて使うことで、あなたのアピールしたい能力をよりクリアに客観的なものにできますよ。
自己分析診断ツールのおすすめは、こちらの記事で詳細に紹介しているので、ご確認ください。
内定につながる自己分析ならAnalyze U+
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自己分析で大事なのは、”企業が求める能力と自分の能力が合っているかどうか”を判断することです。
自分にどんな強み・能力があるかを素早く正確に把握できるのが、スカウト型就活サービスを提供しているOfferBoxのAnalyze U+という機能です。
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自己分析シートを書き終えた後の活用の仕方2つ
「自己分析シートを書いてからどうすればいいんだろう?」
自己分析シートを書き終えた後は、やりっぱなしにせずに就職活動に活かすことが大切です。
ここからは、自己分析シート完成後の2つの活用方法を解説していきます。
- 自分自身の就活の軸を作り出す
- 自己PR・ガクチカのアピール内容に活かす
自己分析シートを書き終えてからは具体的に行動できるかが大切ですので、ぜひ参考にしてくださいね。
1.自分自身の就活の軸を作り出す
自己分析シートを書き終えてから、自分自身の就活の軸を作りましょう。
自己分析シートからわかった自分の情報を元に、いくつかの譲れない条件が見えてきます。
- 社会課題を解決したい
- ワークライフバランスを大切にしたい
- グローバルに働きたい
- 実力主義の企業で勝負したい
就活の軸は人それぞれですが、たとえば上記のような就活の軸が設定できれば、次に企業選びの段階に進めますね。
就活の軸にマッチする企業を選んでいきましょう。就活の軸は面接でも必ず聞かれるので、早めに用意しておくことが重要です。
「自分では就活の軸を決められない……」という人は、就活のプロである就活アドバイザーに相談しましょう。
2.自己PR・ガクチカのアピール内容に活かす
自己分析シートを完成させた後は、自己PR・ガクチカのアピール内容に活かしましょう。
自己分析シートからわかった長所をもとに、ESや面接で自分をアピールしていくのが大切です。
自己分析シートで振り返ったこれまでの経験の中で、一番効果的にアピールできるエピソードを選びましょう。
エピソードを決めて、深掘りすることで説得力のある内容に仕上げられます。そうすると、面接官からの深掘り質問にもきちんと回答できて、高評価を得られます。
自己分析シートで客観的に自分を見つめ直してからは、自信を持って自己PR・ガクチカに取り組みましょう。
自己分析シートを活用するメリット4つ
「自己分析シートを書き上げるのは面倒くさい……」といったように、時間がかかる自己分析シートに取り組むのは大変ですよね。
ここでは、自己分析シートを活用する4つのメリットを解説していきます。
- 自分の考えをわかりやすく整理できる
- 過去の経験・出来事から自分を振り返るきっかけになる
- 自己分析を効率的に進められる
- 今まで考えられなかった視点を持てる
自己分析に取り組むモチベーションを維持するためにも、自己分析シートを活用するメリットを確認しておきましょう。
1.自分の考えをわかりやすく整理できる
自己分析シートを使うと、自分の考えをわかりやすく整理できますよ。
「自己分析しても、なかなか進まない……」
自己分析に取り組んでも、思ったように進まずに、結局自分の強みや価値観を見つけられないという人もいますよね。
就活で初めて行う自己分析に手こずるのは当たり前です。自分流で進めようとすると、なおさら厳しい可能性が高いですよ。
そこで自己分析シートを活用すると、決められたフォーマットに沿って進めていくだけなので、簡単に自己分析を進められますよ。
2.過去の経験・出来事から自分を振り返るきっかけになる
自己分析シートを活用することで、過去の経験や出来事を振り返えられます。
自分自身が何を学び、どのように成長してきたのか振り返ることで、自分自身の長所や価値観が明確になりますよ。
過去の出来事を整理せずに片手間に行うような自己分析をしても、自分を深く把握することは難しいでしょう。
過去の経験を深掘りする自己分析シートに取り組むからこそ、自分を客観的に見つめ直せます。
自己分析シートに取り組み、過去の経験から「知らない自分」を発見しましょう。
また、過去の失敗や課題を思い返すことで、強みだけでなく自分自身が改善すべき点も見つけられます。
3.分析を効率的に進められる
自己分析シートを使うと、自己分析を効率的に進められます。
- 「来週までにESを提出する必要がある……」
- 「SPI対策の勉強を進めないといけない……」
ES作成や面接対策、SPIや玉手箱などの学力試験対策などにも就活生は取り組まないといけないので、忙しいですよね。
限られた時間の中で効率的に自己分析に取り組むためには、自己分析シートの活用がおすすめ。
自己分析シートに必要な情報をまとめていくことで、自分を深く掘り下げられますよ。
4.今まで考えられなかった視点を持てる
自己分析シートを活用することで、今まで考えられなかった視点を持てますよ。
「自己分析をしていると行き詰まった……」といったようなケースは多いですよね。
自己分析シートで自分の強みや価値観を整理することで、これまで気付けなかった新たな視点に気付けるでしょう。
そのためにも、完成させた自己分析シートを見て「自分にはこんな強みがあるのでは」と分析することが大切。
多角的に自分を見つめ直すために、自己分析シートを活用しましょう。
自己分析シートを活用する際の注意点5つ
自己分析シートは効果的な自己分析を行うのに有効ですが、いくつか注意しておくべき点もあります。
ここからは、自己分析シートを活用する際の5つの注意点を解説します。
- やっただけで満足しない
- 短所や弱みもしっかり書き上げる
- 企業の求める人物像から逆算して書かない
- 業界・企業研究も一緒に進める
- 自己分析シートに答えはないことを知る
自己分析シートに取り組むときに注意しておきたいポイントを説明しますので、参考にしてください。
1.やっただけで満足しない
自己分析シートはやっただけで満足しないことが大切です。
書いただけで満足して、活用しないのでは意味がありません。一度作ったら終わりではなく、選考対策や企業選択、就活軸を定めることなどに活かしましょう。
また、自己分析シートはその都度見直すのがおすすめです。
さまざまな企業の説明会に参加することや、OB・OGに話を聞くことなどを通して、あなたのやりたいことが変わる可能性もあります。
「自己分析シートを最初に作った頃はこんな仕事がしたいと思っていたけど、再度考え直すと違う分野のほうが興味がある」
このように修正が必要なケースもあるので、自己分析シートは定期的に確認するのが大切です。
自己分析シートを有効活用しながら、就活を進めていきましょう。
2.短所や弱みもしっかり書き上げる
自己分析シートでは、短所や弱みもしっかり書き上げましょう。
「あなたの短所を教えてください」
上記のように就活では、必ず長所だけでなく短所も聞かれます。
企業は、就活生の強みも弱みも含めた性格を理解したうえで、選考に合格させるかどうか決めます。どんな短所かわからない人に入社してほしいとは思わないですよね。
企業に自分のことを正確に伝えるためにも、自己分析シートでは短所や弱みも書くことが大切です。
短所や弱みを考えるのは辛いかもしれませんが、誰でも短所があるのは当たり前ですよ。
本当の自分を企業に理解してもらうためにも、長所だけでなく短所も考えましょう。
3.企業の求める人材像から逆算して書かない
自己分析シートに取り組む際は、企業の求める人物像から逆算して書かないようにしましょう。
以下は、良くない例です。
- 求める人物像「行動力」にマッチする自己分析シートを作る
- 企業理念の「挑戦」に合うように自分を見つめ直す
自己分析では、本当の自分を理解することが大切ですよ。自分を企業が求める人物像に寄せすぎてしまっては、本来の自分とは遠い内容になってしまいます。
そうなると、エピソードと強みに関連性がなかったり、説得力に欠ける自己PRになったりしますよ。
ありのままの自分を知ってもらうのが就職活動です。素直に自己分析シートに取り組みましょう。
4.業界・企業研究も一緒に進める
業界・企業理解、仕事理解も一緒に進めましょう。
就職活動では、自分の強みをどんな環境下で活かせるか考えることが大切です。
自己分析シートで自分を知ることができても、業界・企業を理解できていないとどこで活躍できるのかわからないですよね。
自己分析シートと同時に、業界・企業研究も行いましょう。
- 「コミュニケーション力を活かして、A社の営業職で働きたい」
- 「コツコツ努力できるところを活かして、B社のSE職で働きたい」
企業での具体的な働き方を理解できれば、上記のように志望企業を絞り込めますよ。
こちらの記事で、企業研究のやり方や行うのに良い時期、企業研究のポイントを紹介しているので、参考にしてみてください。
5.自己分析シートに答えはないことを知る
自己分析シートに100%の正解はありません。あくまで自分自身を見つめ直すための手法であり、「このように書くと正解」のようなものではありません。
答えがないあまり、自己分析シートにのめり込んでしまう就活生がいます。大切なのは、自己分析シートがある程度完成してきたら、他の就活対策にも取り組んでいくことです。
自己分析に時間をかけすぎてしまい、業界・企業研究が全然できなかったとならないようにしてくださいね。
自己分析シートは自分を知るためのツールであって、答えがあるものではないと押さえておきましょう。
自己分析は就職活動を成功に導くために大切なもの
自己分析は就活の軸や自己PR、ガクチカや志望動機などさまざまなものに活用できる大切なもの。
就職活動を進めていくうえでの土台になるので、目的意識をもってしっかりおこないましょう。
自己分析がおろそかになると、一貫性のない就活の軸や説得力に欠ける自己PRになってしまいます。
自分を見つめ直して強みや価値観を把握することで、自分にマッチする職種や仕事も見つけられます。
また、自分の強みが分かれば、面接でも効果的にアピールできますよ。
就職活動を成功に導く自己分析をおこなう一つの手段として、自己分析シートを活用しましょう。
まとめ
就活を進めるうえで、心強い味方になる自己分析シート。この記事では、自己分析シートを使うメリットや、おすすめの自己分析シートを解説してきました。
まずは自分史やライフラインチャート、SWOT分析など、始めやすいものから取り組みましょう。
忙しい就活生が効率的に自己分析を進めるためにも、自己分析シートの有効活用が大切です。
自己分析シートは、決められたフォーマットに沿って書いていくだけなので簡単ですよ。
自分を深く知り、納得した就職活動を送るためにも、自己分析シートを活用してみてくださいね。