- 「志望動機って何て書けばいいの?」
- 「好印象を与える志望動機の書き方を知りたい!」
- 「まず志望動機ってどうやって考えればいいか分からない…」
など就活時の志望動機の回答に迷っている人も多いのではないでしょうか?
就活の面接では大抵聞かれる志望動機ですから完璧に準備しておきたいですよね。
そんな志望動機の回答で悩んでいる人も大丈夫です!
志望動機の考え方さえ理解していれば、簡単に志望動機の構成を完成できます。
この記事では志望動機の構成方法から、より好印象を与えるプラスアルファの知識まで紹介します。
これであなたも志望動機を完璧に準備できるはずです!
以下の記事でも志望動機の書き方を詳しく説明しているので、併せて読んでおくのがおすすめです。
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志望動機のラクラク構成法
志望動機は書類審査や面接の時にとても重要視される項目の1つです。
なぜなら志望動機は会社への熱意を伝えられるチャンスであり、回答も人によって様々なので就活生の間で差がつきやすい項目でもあるからです。
ただ「御社に魅力を感じたからです。」というだけでは全然熱意が伝わってこないだけでなく、企業のことをあまり考えていない印象を持ってしまいますよね。
大事なポイントをうまく取り入れてまとめるだけで、十分に熱意が伝わる完璧な志望動機を作成することができます。
志望動機を構成するために必要な要素を順番に説明していきます。
志望動機は4階層で考えよう
まず志望動機は4階層に分けて考えることで、自分の中でも整理して考えられるようになります。
次の1〜4までの4つの項目を順番通りに自分に当てはめて考えてみましょう。
志望動機の4階層
- 達成したいビジョン
- 業界選択の理由
- 企業選択の理由
- 取り組みたい業務
熱意のある志望動機の構成を作成するためには、この4項目全てを取り入れなければいけません。
どれか1つでも外してしまうと熱意を疑われてしまいます。
1つでも項目を外してしまうと「ほかの会社でもいいのでは?」と思われてしまう回答になってしまうのです。
そうならないためにも、4つの項目全てを取り入れ面接官に「なるほど。だからこの企業を選んでくれたんだね。」と納得させられる志望動機を作ることが大切です。
また、それぞれの項目に自分の体験・経験のストーリーを混ぜ込むことも重要です。
そうすることによって、他の就活生には答えられない自分だけのオリジナルな志望動機を作ることができます。
分かりやすく1つ1つの項目でも例を挙げて詳しく説明していきます。
達成したいビジョン
達成したいビジョンとは「あなたは何を目標にして働くのか?」ということです。
「幼い頃に歯科矯正をした経験から歯を大事にしており、多くの人にも歯の大切さを伝える仕事をしたいと思いました。」
というように自分の経験を踏まえて、達成したいビジョンを最初に伝えましょう。
業界選択の理由
次に業界選択の理由とは「なぜこの業界を選んだのか?」という理由のことです。
「数多くある歯科業界を見学した中でも、実際の医療現場からも一般の人からの意見も聞ける製品メーカーに興味を持ちました。」
というようにこの業界を選んだ理由を述べます。
企業選択の理由
続いて「なぜこの企業を選んだのか?」という理由を考えましょう。
「中でも営業にいくことで多方面からの声を聞くことができ、同時に多くの人に直接歯の大切さを伝えることができる御社を志望しております。」
とより詳しい説明をします。
取り組みたい業務
そして最後に「この企業で何をやりたいのか?」と実際に仕事をするイメージを膨らませ、自分自身が取り組みたい業務について考えましょう。
「世間の歯に対する意識が分かる営業で活躍したいです。」という回答を述べます。
3つのはしごを掛けよう
先ほどの4つの階層にさらに3つのはしごを掛けることで、より志望動機に説得力をつけ加えることができます。
ここでは、先ほどの4つの階層の例に3つのはしごをかけながら説明していきます。
3つのはしごは以下の通りです。
志望動機で使える3つのはしご
- 事業のはしご
- 能力のはしご
- 人材のはしご
順に説明します。
事業のはしご
事業のはしごとは、業界の特徴・特色に自己PRを付け加えたものです。
先ほどの4つの階層のうち、達成したいビジョンと業界選択の理由の間にこの業界のはしごをプラスします。
例を挙げると「この業界では、実際に医療の現場に行くことができ、それが魅力に思えます。私は患者として歯科治療を受けていたので施術される側の気持ちが分かりますが、施術する側の意見も聞くことができる点に面白みを感じました。」
というように企業の特徴に自分との結びつきも付け加えましょう。
能力のはしご
能力のはしごとは、仕事に求められる能力に自己PRを付け加えたものです。
自分自身が仕事に求められる能力をもっていることをアピールし「この会社に必要な人材だ」と思ってもらうことが目的です。
「この仕事においては周囲の人を巻き込んで仕事をする能力が求められます。私は部活動でキャプテンを務め部員をまとめた経験があるのでこのような仕事にやりがいを覚えます。」
というような文章が作れます。
あなたの能力を伝えることで、企業は業務の実行力を評価してくれます。
人材のはしご
人材のはしごとは、その企業で働く人や社風の特徴に自己PRを付け加えたものです。
「御社ではチームワークの強さを実感しましたが、協調性やチームワークを重要とする私の価値観に合うと思い、御社を志望しました。」
という説明も作成できます。
ここまですることによって、他の就活生に差をつける志望動機を作ることができるのです。
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文章の論理構成も大切
面接、ESどちらの場合でも、正しく論理構成された文章なら面接官に洗練された印象を与えることができます。
文章が正しく論理構成されていれば話の内容が十分に伝わりやすくなるのです。
また自分自身も話す時に整理されている状態になり、落ち着いて説明することができます。
日常生活から文章の論理構成を意識してみましょう。
- PREFをマスターしよう
- MECEを意識する
- 主観や感情を排除する
- 適切な接続詞を選ぶ
順に解説します。
PREPをマスターしよう
PREPとはPoint(質問の答え)、Reason(答えの理由)、Example(例え)、Point(再度答えを繰り返す)の頭字語です。
まずは質問に対する答えを述べ、そのように答えた理由と分かりやすい例を挙げたあとに、再び最初に述べた答えを繰り返すことで答えが強調されます。
以下で簡単にPREPの一例を紹介します。
- Point「私は決断力が高いと自負しています。」
- Reason「実際に周りからリーダーを任され、最後に決定する立場に就くことが多かったからです。」
- Example「高校時代は剣道部の部長をしており、新歓からインターハイ出場まで、ほぼすべて私が指揮してベスト8まで残ることができました。」
- Point「私の決断力を御社の新規事業で活かしたいと思い、応募いたしました。」
このPREP法をマスターした話し方をすれば、相手は話の内容を理解しやすく、正しく相手に伝えることができます。
面接の際にもこのPREP法を活用した話し方をすれば、面接官にも伝わりやすく好印象を与えることができます。
MECEを意識する
MECEとはMutually(お互いに)、Exclusive(重複せず)、Collectively(全体に)、Exhaustive(漏れがない)の頭字語です。
つまり「モレなく重複なく」という意味です。
全体をモレなく重複なく網羅することを意識しながら構成しましょう。
このようにMECEを活用した説明の仕方だと、全体的に分かりやすくモレもなく重複もないので、あなたも説明しやすく相手も理解しやすい会話が可能です。
主観や感情を排除する
論理構成を意識する際に気をつけなければいけないのが、主観や感情を入れてしまうことです。
余計な感情や主観を入れてしまうと相手に伝わりにくい文章になってしまいます。
例えば「私は御社の化粧水を使ってみて、本当に効果が凄くてびっくりしました!そんな御社で働けたら大変満足です。」と伝えると、化粧水の効果がどう凄かったのかが分からないだけでなく、企業があなたを採用するメリットも伝わりません。
論理構成の際には主観や感情は必要ないので、排除するよう心がけましょう。
適切な接続詞を選ぶ
相手に理解されやすい論理構成された文章を作りたいなら、接続詞にも気をつけなければいけません。
正しい接続詞を使えていると綺麗な文章が完成します。
正しく接続詞を使えている文章はとても読みやすいものですが、接続詞を間違えて使用していると理解するのに時間がかかってしまうだけでなく、伝えたいことが正しく伝わりません。
例えば「この本は分厚い。しかも難しい。」「この本は薄い。しかし難しい。」という2文があったとします。
前の文では接続詞「しかも」を使い、後の文では「しかし」を使うことで、いずれも本の難しさを強調しています。
この2文の接続詞を入れ替えると本の難しさを強調できなくなってしまいます。
文章の基本でもある接続詞の使い方を一度見直してみましょう。
志望動機が書けない時は、志望動機ジェネレーターを活用してみよう
志望動機を作成する際、伝えたいことは沢山あっても、文章で上手くまとめる自信がない就活生も多いはず。
そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。
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志望動機に書いてはいけないこと6つ
志望動機の構成のコツを紹介してきましたが、続いて志望動機に書いてはいけない注意すべきポイントも説明します。
以下の6つの項目を志望動機に取り入れてしまうと、あなたの印象が下がってしまう原因にもなるので気をつけましょう。
- 企業の評論
- 企業の分析
- ファン目線の夢
- 寒いキャッチフレーズ
- 無駄な修飾語
- すべてを伝える
順に説明します。
企業の評論
企業の評論をすることは面接官に悪いイメージを与えてしまいます。
会社のことを考えているとアピールするのは良いことですが、それがただの企業の評論にならないよう気をつけましょう。
例えば、「この製品は素晴らしいと評判がいいです。」というのは褒めているつもりでも、上から目線で評価しているイメージを与えてしまうのでNGです。
就活生の立場から企業の評論をすることは絶対にやめておきましょう。
企業の分析
企業の分析をしてしまうパターンもあります。
「御社のことをこれだけ調べてきました」というアピールをしたいがために、企業の分析や説明をしてしまうパターンです。
しかし面接官は会社の情報なんて就活生に求めていないうえ、面接官は勤めているので企業のことは十分把握しています。
「わざわざ教えてもらわなくても知ってるよ」という感情にさせてしまう可能性があります。
企業のことを詳しく調べることはいいことですが、それをわざわざ面接で説明する必要はありません。
ファン目線の夢
よくありがちなのがファン目線の夢を話すことです。
企業の商品を褒めようとするあまりやってしまいがちなパターンです。
「御社の商品がとても好きなんです。」などを言ってしまう人は多いですが、面接官は企業の商品を褒めて欲しいわけではありません。
商品のファンを探しているのではなく、そんな商品を作れるような人材を探しているのです。
ただのファン目線での志望動機では強い熱意は伝わりませんので、やめておきましょう。
寒いキャッチフレーズ
寒いキャッチフレーズを取り入れてしまう人もいます。
自分をアピールしたいあまり、説明の際に寒いキャッチフレーズを使ってしまうことがよくあるのです。
例を挙げると「いつでも明るく!笑顔と元気は誰にも負けません!」など勢いよく説明しても面接官にとっては「寒いな」という印象しか残りません。
オーバーすぎる表現や寒いキャッチフレーズも求められていないので注意しましょう。
無駄な修飾語
無駄な修飾語を使用してしまうパターンも多いです。
無駄な修飾語を使うことで伝えたいことが伝わりにくくなってしまいます。
「○○は本当にとても大事にしています。」など「本当にとても」と無駄な修飾語を多用することで不自然な文章になります。
面接官も修飾語に意識がいってしまうので、うまく伝わりません。
強調したいあまり修飾語を無駄に使用してしまう人が多いですが、気をつけなければいけません。
すべてを伝える
すべてを伝えたいがために色々と長々説明するのも良くありません。
面接では長々と説明しても面接官には伝わりません。
「志望理由は〇〇と△△と××と…」とたくさん伝えようとしてしまう人がいます。
面接官はその1つ1つを詳しく聞きたいので、どれだけ多く志望理由があるのかを求めているわけではありません。
あなたの熱意が伝わりにくくなってしまうので気をつけましょう。
ESの志望動機を書いてみよう
志望動機は面接で問われることが多いですが、ESでも必須項目の1つです。
面接の際にはESに書いたことと違う内容を話してはいけません。
面接とESで異なる志望動機を説明してしまうと、面接官に「本当の志望動機はどれなの?」と思われてしまいます。
そのため面接で話す内容とESは一致させるべきです。
面接で話す志望動機を作るためにも、まずはESの志望動機を正しく書けるようになりましょう。
志望動機をまとめるために、次に説明する7つの項目を箇条書きしてください。
- 志望動機・理由
- きっかけ・背景
- 価値観・能力
- 業界比較
- 企業比較
- 企業と自分の共通項
- まとめあげ
各項目について、順に説明します。
最後は箇条書きしたものを文章にまとめてESを仕上げてください。
志望動機・理由
まずは「志望動機は?」という問いに対して「志望動機は〇〇です。」というように問いに対する答えを述べます。
最初に答えをもってくると読みやすい内容になります。
上で説明したPREPに従って、まずは結論と理由を伝えるよう心掛けましょう。
きっかけ・背景
次に説明したいのは「なぜそのような志望理由を抱くに至ったか」という志望動機のきっかけや背景です。
「これからこのようなエピソードを説明しますよ」という前触れになります。
きっかけや背景を知るために、まずは過去のエピソードを思い出さなければなりません。
1つずつ紙に書いてリストアップしていきましょう。
価値観・能力
価値観・能力とは、エピソードの中で得た自分の価値観や能力について説明します。
「〇〇の経験からこんな能力をつけることができました。」というエピソードを伝えます。
あなたの価値観や能力を把握するためにも、まずは自己分析が必要です。
以下の記事では自己分析のやり方を詳しく説明しているので、併せて読んでください。
業界比較
ESの中でも特に重要視し、他の項目よりも多めに書きたい項目が業界比較です。
業界比較とは、他ではなくこの業界でならなければいけない理由を述べます。
そのためには、各業界について調査する必要があります。
以下の記事では業界研究のやり方を詳しく説明しているので、併せて読んでおきましょう。
企業比較
そして業界比較と同じように他の項目よりも多めに書きたいのが企業比較です。
「業界の中でもなぜこの企業を選んだのか?」という説明をします。
企業選択の理由を説明するためには、同じ業界の企業を複数知っていることが求められます。
以下の記事では企業のweb説明会について説明しているので、ぜひ企業研究の参考にしてください。
企業と自分の共通項
先ほど説明した、自分が得た価値観や能力を企業ではどのように必要なのかという点を述べます。
企業にとってあなたがどんな風に役立ってくれるのかを具体的に説明できれば、実務能力を認めてもらうことに繋がります。
そのためにも自己分析・業界研究・企業研究が欠かせません。
この3つを完璧にできれば、格段に説得力のある志望動機を作れますよ。
まとめあげ
最後にもう一度志望動機を繰り返してまとめあげます。
1文で簡潔にまとめましょう。
こうすることで「結局何を言いたかったの?」と思われることなく、一番伝えたい志望動機を強調できます。
自己分析は基本
志望動機を作成する際にも自己分析は必要になってきます。
自己分析ができていないと志望動機やそのきっかけがハッキリしないためです。
自分がどういう理由からこの企業を志望したのか、またそう思うようになったきっかけとは何なのかというエピソードを瞬時に出せるよう練習しておきましょう。
そのためにも自己分析は誰かに面接官役をしてもらう必要があります。
1人でなく誰かに面接官役をしてもらい様々な質問を投げかけてもらうことで、瞬時に答える能力を養うことができます。
志望動機をはっきり答えらえるようになるためにも自己分析は完璧にしておきましょう。
以下の記事では自己分析に役立つ書籍を紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
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まとめ
面接官に好印象を与える志望動機を作るために思い悩んでいる人も多いですが、実はそんなに難しいことではありません。
この記事で紹介した順序通りに自分の経験を加えながら考えるだけで、他の就活生と差をつけた志望動機を構成できます。
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