面接の自己PRで責任感をアピールしたいけど、どうアピールすればいいか悩みませんか?
- どうやって責任感をアピールすればいいの?
- 自己PRで高評価をもらえる責任感のアピール方法を知りたい!
責任感をただアピールしても、必ずしも評価されるとは限りません。評価してもらうには、伝え方のコツを押さえる必要があります。
そこで本記事では、企業が求めている責任感やアピールする際のポイント、注意点を自己PRの例文とともに解説します。
この記事を読めば、自己PRで面接官に刺さる責任感をアピールでき、書類選考や面接の通過率が上がりますよ!
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責任感は高評価を狙えるアピールポイント
自己PRで上手に責任感をアピールできれば、面接官の高評価を狙えます。
会社で仕事を任された場合でも、責任感を発揮して取り組めるかどうかは重要なポイント。自分の体験談をもとに責任感の強さをアピールできれば、高評価をもらえる可能性が高くなります。
ただし、自己PRで責任感をアピールして高評価をもらうには注意が必要です。
間違えたアピールをしてしまうと、マイナスな評価をもらってしまうことにもなりかねません。
次の章から、どのような点に注意してアピールすれば高評価がもらえるのか、具体例とともに解説していきます。
企業が求める責任感とは
面接の自己PRで責任感をアピールするには、企業が求めている責任感を知っておく必要があります。
企業が求めている責任感を知っておけば、納得してもらえるアピールができ、面接官の評価も上がります。
結論からいうと、企業が求める責任感は以下の2つです。
- 最後まで物事をやり抜けること
- 当事者意識
社会人として仕事をするうえで、どちらも必要な姿勢なのでよく理解しておきましょう。
それぞれ詳しく説明していきます。
1.最後まで物事をやり抜けること
まず責任感を持って仕事をするとは、最後まで物事をやり抜くことです。
たとえば、会社に入って仕事を任されたけど、進めていくうちに自分では解決できない課題が出てくることがあります。
このとき自分では解決できないからといって、仕事を放置してしまうのは「責任感がない」と言われてしまいます。
責任感のある人とは、自分で解決できないことも工夫してやり抜ける人です。
- 任された仕事に詳しい人を見つけて質問する
- 仮説を立ててトライ&エラーしながら進める
このように工夫して仕事を最後までやり抜ければ、責任感があるといえるでしょう。
2.当事者意識
もう一つ企業が求める責任感に、当事者意識があります。当事者意識とは、仕事の責任範囲を広げていろいろなことを自分事として捉える意識のことです。
たとえば、あなたが開発職としてあるプロジェクトに取り組んでいたとします。
あるとき顧客からクレームが入り、同じプロジェクトの営業さんが悩んでいる場面に出くわしました。
そんなとき、当事者意識が高い人は、営業さんが悩んでいる問題を解決しようと自分のできることをやろうとします。
このように、周りで起こった問題を自分事としてとらえる姿勢や解決に向けて行動できるのが、責任感のある人です。
責任感を自己PRでアピールするポイント3つ
企業で求められる責任感が何かわかったところで、自己PRでアピールするポイントを3つ紹介します。
- 自分が主体的に行動した経験を伝える
- 責任感の強さを仕事にどのように活かすかを伝える
- 身についたきっかけもあわせて伝える
大事なのは、どんな経験から責任感があると自分は考えているか、会社に入ってから責任感をどのように発揮できるか、を伝えることです。
順番に見ていきましょう。
1.自分が主体的に行動した経験を伝える
自分が主体的に行動した経験を伝えることで、より面接官からの評価が高い自己PRになります。
受け身なエピソードはあまり評価されないので、自分で主体的に動いた経験をアピールするのが重要です。
たとえば、アルバイトで問題が発生したときのエピソードを話すとします。
このとき、「自分が悩んでいたら誰かが教えてくれて解決できた」と言うと、自分から行動できなかったのかと面接官は思ってしまうかもしれません。
それに対して、自分から先輩や店長に確認したり、やれることはないか試したりして解決できた、と伝えれば主体的に行動できる人物だと評価してもらえます。
このように、自分が主体的に行動した経験を伝えることで、会社に入っても自分で考えて行動できる印象を持ってもらえます。
2.責任感の強さを仕事にどのように活かすかを伝える
責任感の強さを仕事にどのように活かせるかを伝えることで、会社に入ってからどう活躍できるかアピールできます。
企業が知りたいのは、責任感があるかどうかだけではありません。
実際に会社に入ったとき、責任感をどのように活かして会社に貢献してくれるか、ということが知りたいのです。
たとえば、バイトのリーダーとして責任感を持って仕事していました、といわれても会社に入ってどう活躍してくれるのかイメージが湧きません。
自己PRで責任感の強さをアピールするのは良いことですが、会社でどう活かせるかもあわせて伝えるのが重要です。
3.身に付いたきっかけもあわせて伝える
面接で責任感があることをアピールするだけでは、本当に備わっているかわかりません。
そのため、責任感をどのように身に付けたかをあわせて伝えることで、面接官の不安を払拭できます。
このときに意識しておきたいのは、身に付いたきっかけを5W1Hでまとめると伝わりやすくなります。
5W1Hとは、以下の要素をまとめたものです。
- いつ(When)
- どこで(Where)
- だれが(Who)
- なにを(What)
- なぜ(Why)
- どうやって(How)
例として、以下のようにまとめると面接官も納得してくれるでしょう。
大学2年生のとき(When)、サークル活動で(Where)自分がリーダーを務めて(Who)学園祭の出し物を成功させました。
(What)最初はメンバーがあまり集まらなかったので(Why)、一人一人にやりたいことをヒアリングして、モチベーションを高めました。(How)
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責任感を自己PRでアピールするときの注意点5つ
ポイントを押さえて自己PRで責任感をアピールするのは効果的ですが、注意点もあります。
注意したいポイントは、以下の5つです。
- ルールや健康を優先する
- ストレスを蓄積させない
- ありきたりな責任感をアピールしないようにする
- 融通が利かない人と勘違いされないようにする
- 受け身の経験は高評価につながりにくい
あなたに当てはまっていないかチェックしましょう。
1.ルールや健康を優先する
与えられた仕事を最後までやりきることは会社においても重要ですが、仕事を完遂するよりも優先すべきことがあります。
どんな仕事でもやり切ってくれる社員は心強いですが、どんな手段を取ってもいいわけではありません。
特に安全や健康を害するような方法や、会社で決められているルールを守らないことは、いくら仕事をこなすためであったとしても許されません。
自己PRの際には、仕事の完遂を最重要視するだけでなく、健康を害さずに決められたルールに則ってこなしていくことを伝えていきましょう。
2.ストレスを蓄積させない
自己PRで責任感をアピールする際、注意点としてストレスを蓄積するタイプに感じさせないことが大事です。
責任感は仕事をこなしていくうえで重要な要素です。しかし、見方を変えると仕事をこなすことばかり考えてしまい、強いストレスを感じてしまうように捉えられてしまいます。
自己PRで責任感をアピールする際には、ストレスを解消するようなリフレッシュ方法を持っていることも、あわせて伝えるのがおすすめです。
いくら仕事をこなしてもストレスを抱えすぎて体調を崩してしまっては、本人のためにも会社のためにもなりませんので注意しましょう。
3.ありきたりな責任感をアピールしないようにする
ありきたりな責任感をアピールするのはやめましょう。
たとえば、以下のようなアピールは社会人として当たり前のことなので、あまり評価されません。
- アルバイトや講義の時間に遅刻しない
- レポートや課題の提出期限を守る
- レポートは自分の言葉で書く
もし自分が考えているアピールポイントが評価につながるかわからない場合は、先生や先輩に確認するのがおすすめです。
学生の感覚で周りよりアピールできると感じても、社会人として考えたときに当たり前なこともあるので注意しましょう。
4.融通が利かない人と勘違いされないようにする
融通が利かない人と勘違いされないようにしましょう。
責任感が強いのは良いことですが、場合によっては融通が利かない人と勘違いされてしまう可能性もあります。
そうならないためには、他人の意見も取り入れて柔軟に行動できることもあわせてアピールするといいでしょう。
たとえば、以下のように話せば融通が利かない人と勘違いされずに済みます。
- サークルのリーダーとして責任感を持って進めるときに、しっかり周りの意見も踏えまて今後の方針を決めました
このように、責任感だけを強くアピールするのではなく、柔軟に行動できることをエピソードの中に入れて話しましょう。
5.受け身の経験は高評価につながりにくい
周囲に流されて始めた受け身の経験は、高評価につながりにくいので注意が必要です。
企業が求めているのは、あくまで主体的に行動できる責任感なので、受け身の経験ではなく自分が主体となって物事を進めたエピソードを話しましょう。
「誰かに指示されて動いた」受け身の経験ではなく、「問題を解決するために自分から行動した」経験をエピソードに含めることで、主体性をアピールできます。
このように、受け身の経験では主体的に行動できる責任感をアピールできないので、高評価にはつながりにくいのです。
自己PRで責任感を語るときのフレームワーク
ここでは、自己PRで責任感を語るときに有効なフレームワークを紹介します。
このフレームワークを使えば、誰でも簡単に自己PRを作れるようになりますよ。
1.自己PRは7つの要素で構成しよう
自己PRはあなたの能力を面接官に伝えるものです。
限られた時間のなかで、あなたが他の候補者よりも企業の役に立つことを伝えなければなりません。
そのために、自己PRには次の7つの要素を含めましょう。
- 能力・長所
- 背景・きっかけ
- 問題意識・課題点
- アクション
- 結果・変化
- 能力の再確認
- 仕事への活かし方
上の7つの要素を順番に含めて自己PRを作ることで、面接官にあなたの魅力が伝わり、入社後の活躍イメージを持たせられます。
自己PRの詳しい作り方はこちらの記事で紹介しているので、特に自己PRがない人は参考にしてください。
責任感をアピールする自己PRの例文4つ
自己PRに必要な7つの要素を紹介しました。
では、実際に責任感をアピールする自己PRをどのように書けばいいか、600文字、400文字、200文字の3つの例文を紹介します。
例文1:「部活動」で責任感を自己PR
例文2:「アルバイト」で責任感を自己PR
例文3:「委員会」で責任感を自己PR
例文4:「サークル活動」で責任感を自己PR
順に解説します。
例文1:「部活動」で責任感を自己PR
1つ目の例文は、部活動において未経験のポジションを任されても、必要なスキルを地道な努力で身につけ、レギュラーとしてチームに貢献した点をアピールするものです。
600文字程度で作成しています。
①能力・長所
私には、与えられた役割がどんなに困難でも、あらゆる選択肢を活用し最後までやりきる力があります。
Point:具体的にどのような能力があるのか説明しているところ
②背景・きっかけ
この能力は、所属していたサッカー部でボランチというチームの中心となるポジションを任されたことで身に付きました。
③問題意識・課題点
元々はディフェンスのポジションだったので、高校に入って初めて取り組むボランチのポジションは不安ばかりでした。守備だけでなく攻撃にも参加し、常にチームのバランスを取り続ける必要がありますが、守備中心のプレーしかしていなかったため、体力的にも技術的にも不十分でした。
④アクション
私は、チームの一員として任されたポジションを全うし勝利に導くために、2つの行動を取りました。
Point:なぜ自分がその行動をとったのかの理由を含めているところ
1つ目は、不足している体力を補うために、朝練としてランニングと筋トレを欠かさず行いました。2つ目は、ボランチとして必要な技術を身につけるために積極的に先輩とコミュニケーションを取り、またプロ選手のプレーを毎週チェックし、自身のプレーに反映させました。
⑤結果・変化
この2つの行動により、2年生にはボランチのレギュラーとして公式戦に出場し、チームの目標であった県大会ベスト4まで勝ち残ることができました。
Point:結果に結びついた要因を説明しているところ
⑥能力の再確認
このように、任されたポジションや役割が自分にとって困難でも、必要な要素を明確にし、さまざまな手段を駆使することで最後まで取り組めます。
⑦仕事への活かし方
働く際にも、任された仕事は投げ出さず、周囲と協力し完遂することで、「私に任せておけば大丈夫」と思ってもらえる人材になります。
(602文字)
こちらの記事で、部活動でアピールできる他の強みや自己PRで部活をアピールするときのポイントや注意点を紹介しています。
部活動を自己PRでアピールしたいと考えている人は、あわせて見てみてください。
例文2:「アルバイト」で責任感を自己PR
2つ目の例文は、アルバイトで難しいポジションを任されても、責任を持って最後までやり遂げた経験をアピールするものです。
400文字程度で作成しています。
①能力・長所
私は、厳しい条件で仕事を任されても工夫をしながら最後までやりきることができます。
Point:具体的にどのような能力があるのか説明しているところ
②背景・きっかけ
この能力は焼き鳥屋のアルバイトで、温度も湿度も高く過酷な環境で、焼き鳥を焼き続けた経験によって身に付きました。
③問題意識・課題点
忙しい時間帯には同時に100本以上焼き、クオリティも維持しなければいけません。しかし、始めた頃はとても一人ではとてもこなせずに先輩にサポートしてもらっていました。
④アクション
そこで私は、難なくこなしている先輩のスキルを身につけるために、手順や工夫している点を観察しました。そして、それを真似をするだけでなく、同じ種類はまとめて焼くなど、自分なりの工夫を試行錯誤して取り入れました。
Point:なぜ自分がその行動をとったのかの理由を含めているところ
⑤結果・変化
その結果、少しずつ安定した品質で焼ける本数が多くなり、1年が経過する頃には100本以上をミスなく焼き続けられるようになりました。
Point:結果に結びついた要因を説明しているところ
⑥能力の再確認
このように、最初はできない困難なことでも周囲からスキルを学び工夫を取り入れることで、最後までやりきる力を持っています。
⑦仕事への活かし方
働く際も、つらくても途中で投げ出さず、最後までやりきって成果を出せます。
(438文字)
以下の記事では、アルバイト経験を自己PRで語る際のコツを業種別に例文付きで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
例文3:「委員会」で責任感を自己PR
3つ目の例文は、学生時代の委員会で周囲がしっかりやらなくても、責任を持って自分自身はこなし、周囲にも協力してもらえるようになった点をアピールするものです。
200文字程度で作成しています。
①能力・長所 ②背景・きっかけ
私の長所は、図書委員で周囲の協力が無い状況でも仕事をやりきる中で身に付けた、最後まで役割を全うする点です。
Point:具体的にどのような能力があるのか説明しているところ
③問題意識・課題点
図書委員のメンバーのほとんどが書籍に興味がなく、役割を果たしてくれませんでした。
④アクション
私は、図書室を利用する人が不便に感じないように、一人で仕事をこなしていました。
Point:なぜ自分がその行動をとったのかの理由を含めているところ
⑤結果・変化
そんな私の姿を見て、仕事をさぼっていた図書委員も段々と協力してくれるようになりました。
Point:結果に結びついた要因を説明しているところ
⑥能力の再確認 ⑦仕事への活かし方
このように、一人でも責任感を持って割り振られた役割は最後までやり切ります。
(212文字)
例文4:「サークル活動」で責任感をアピール
4つ目の例文は、「サークル活動」で周囲をまとめ、最後までやり抜いた責任感をアピールするものです。
①能力・長所
私の強みは、責任感を持って何事も最後までやり抜く点です。
Point:具体的にどのような能力があるのか説明しているところ
②背景・きっかけ
この能力は、演劇サークルで副リーダーとして講演に向けた準備をしている中で身に付けました。
③問題意識・課題点
講演に向けて演目や役割を決めようとしても、メンバーがあまり協力してくれず、なかなかリハーサルまでいけませんでした。
④アクション
このままでは講演までに準備が間に合わなくなると感じた私は、メンバーの意見をそれぞれ聞き、何が気に入らないか話し合う場を設けました。
Point:なぜ自分がその行動をとったのかの理由を含めているところ
⑤結果・変化
それぞれの意見に対して納得いくまで話し合った結果、徐々にメンバーも協力してくれるようになり、無事に講演を成功させられました。
Point:結果に結びついた要因を説明しているところ
⑥能力の再確認 ⑦仕事への活かし方
会社に入ってからもこの経験で得られた「最後までやり抜く力」を活かして、同じチームの人と協力しながら課題解決に貢献したいと考えています。
(323文字)
こちらの記事では、自己PRでサークル経験をアピールする際の注意点や例文を紹介しているので、あわせて見てみてください。
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まとめ
責任感を持って行動することは、会社に入ってからも重要な要素なので、自己PRでアピールするのは良いことです。
しかし、受け身のエピソードや具体的な経験談がないと、面接官から高評価をもらうのは難しいでしょう。
責任感を上手にアピールするには、自分が主体的に行動した経験を踏まえて、その経験を仕事でどのように発揮できるか伝えることが重要です。
今回紹介した自己PRでアピールするポイントや注意点を覚えて、面接官からの評価を勝ち取りましょう!
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