- 「自己PRで集中力を効果的にアピールする方法やコツを知りたい」
- 「集中力と仕事をどうリンクさせればいいんだろう?」
- 「他の学生と差別化を図るためには何をアピールすればいい?」
このような悩みを抱えていませんか?
集中力は、限られた時間で成果を出すことが求められる、社会人として十分なアピールポイントです。
しかし、集中力をアピールするには、いくつかポイントや注意点を抑えておく必要があります。
本記事では、以下について詳しく紹介します。
- 企業が求める集中力が高い人の特徴と定義
- 自己PRで集中力をアピールする方法
- 集中力の例文
- 自己PRで集中力を伝えるときのコツや注意点
この記事を読めば、うまく集中力をアピールできるようになって面接官の心を動かすことができますよ。
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「集中力の高さ」はうまくアピールできれば周りと差別化できる
「集中力の高さ」は、うまくアピールできれば他の学生と差別化でき、面接官の興味を惹くことが可能です。
なぜなら集中力が高い人は、一つの作業に長時間没頭できたり、短期間で成果を出したりできるなどの強みをもっているから。
学生時代に部活動や勉強、ゼミでの活動などの場面で集中力を発揮してきた人は、自己PRとしてアピールできるでしょう。
ただし、「集中力の高さ」はアピールの仕方次第で企業の評価が変わるので、注意が必要です。
- 周りと協力しながら集中力を発揮したことをエピソードにする
- 「集中力×〇〇」など、他の強みや長所とかけ合わせる
上記のことに気を付けながら、企業が求める人物像や希望職種に「集中力の高さ」が具体的にどう活かせるのかを考えましょう。
企業が求める集中力の高い人の特徴と定義
まず、企業がどんな人を求めているのかを知る必要があります。
ここでは、企業が求める集中力の高い人の特徴と定義を紹介します。
- 仕事が早い
- 仕事の完成度が高い
- 複数の業務やプロジェクトを効率良く回せる
企業が求める集中力の高い人の特徴を理解して、入社後に自分がどのように活躍できるか、イメージを膨らませましょう。
1.仕事が早い
集中力が高い人は、一つひとつの仕事に集中して取りかかってくれる印象を持たれやすいです。
特に、スピード感が求められる仕事や、一人に任される仕事量が多い職種で評価されやすい傾向にあります。
仕事に飽きたり、途中で投げ出したりせず、一気に仕事を終わらせてくれるというイメージがあるので、上司としても仕事を依頼しやすいですよね。
また、取引先から見ても仕事が早い人は信頼しやすく、安心して任せられると感じます。
仕事が早い人は、「集中力がある人の定義」のなかの「短い期間で成果を発揮できる」に当てはまるといえます。
2.仕事の完成度が高い
集中力が高い人は、仕事の完成度が高く、ミスなく業務を進めてくれる印象を持たれます。
特に、間違いが許されない業界や職種、また仕事の質が求められる職種では、企業から高評価を得られる可能性があります。
仕事に向き合っているからこそ、数字の間違いに気付く、間違えてはいけない部分に細心の注意を払えるなど、慎重に仕事を進められますよ。
仕事の完成度が高い人は、「集中力がある人の定義」のなかの「一つの物事に対して真摯に向き合える」に該当するでしょう。
3.複数の業務やプロジェクトを効率良く回せる
複数の業務やプロジェクトを効率良く回せる印象を抱かれやすいのも、集中力が高い人の特徴です。
マルチタスクが求められる仕事や、同時並行でいくつも担当をもつ仕事では、企業から評価されやすいです。
複数の業務を依頼しても混同することなく、うまく切り替えができます。
そのため、上司から見ても抜け漏れなく対応してくれるだろう、と安心感をもって仕事を依頼できますね。
効率良く仕事を回せる人は、「集中力がある人の定義」のなかの「切り替え上手である」に当てはまるといえるでしょう。
自己PRで集中力をアピールするときのフレームワーク
ここでは、自己PRで部活をアピールときに有効なフレームワークを紹介します。自己PRはあなたの能力を面接官に伝えるものです。
限られた時間のなかで、あなたが他の候補者よりも企業の役に立つことを伝えなければなりません。
そのために、自己PRには次の7つの要素を含めましょう。
- 能力・長所
- 背景・きっかけ
- 問題意識・課題点
- アクション
- 結果・変化
- 能力の再確認
- 仕事への活かし方
上の7つの要素を順番に含めて自己PRを作ることで、面接官にあなたの魅力が伝わり、入社後の活躍イメージを持たせることができます。
自己PRの効果的な作り方は、以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
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自己PRでうまく集中力をアピールする方法と伝え方のコツ
ここでは、自己PRで集中力をうまくアピールする方法と伝え方のコツを5つ解説します。
- 結論から伝えて話を分かりやすくする
- 具体的な数字や時間を盛り込んでアピールする
- 集中力を具体的に仕事でどう活かせるのかを伝える
- 集中力以外の強みもアピールできることを伝える
- 他の表現に言い換える
履歴書やESの自己PR欄で、集中力の高さを記載したいときにも使えます。
上記の方法やコツを押さえて、企業に伝わりやすいエピソードを作りましょう。
1.結論から伝えて話を分かりやすくする
自己PRに限った話ではありませんが、結論ファーストで分かりやすく伝えることを意識しましょう。
具体的な話から話し始めてしまうと、あなたが言いたいこと(結論)が分からず、面接官が内容を理解しにくくなるからです。
話をまとめることが得意ではない人は、PREP法を活用しましょう。
- Point(結論・要点)
- Reason(理由)
- Example(事例・具体例)
- Point(結論・要点)
この順番でエピソードをまとめることで、論理的に要点を伝えられます。ビジネスシーンでもよく活用されているので、今のうちから慣れておくと良いですよ。
2.具体的な数字や時間を盛り込んでアピールする
集中力の高さをアピールするために、取り組んだことを具体的な数字や時間を盛り込みましょう。
ポイントは、◯◯時間や◯◯日間のように、その時の状況や背景が想像できるような数字を用いること。
そうすると、企業により伝わりやすいエピソードになりますよ。
- トランペットの練習を1日2時間、3年間毎日継続している
- 文化祭実行委員長として、メンバー30名・6部署の進捗管理をしていた
- 事務のアルバイトにて、締切日の2日前には資料提出できるよう優先順位をつけて管理している
大きな成果をあげたエピソードでなくても大丈夫です。
自分が経験してきた中から集中力高く取り組んだことを深掘りして、具体的な数字や時間を用いられないか考えてみましょう。
3.集中力を具体的に仕事でどう活かせるのかを伝える
集中力を自己PRでアピールするときには、「集中力があることで仕事にどう活きるのか」を明確に記述するようにしましょう。
なぜなら、単に集中力があると書くだけでは、面接官はあなたが入社してからどのように活躍してくれるのかをイメージできないからです。
集中力をアピールする場合には、
「集中力を活かして短い期間で成果を出すことが求められる仕事で貢献していきたい」など、具体的にどのような場面で活躍できるのかを明記するようにしましょう。
4.集中力以外の強みもアピールできることを伝える
集中力以外にも、目を向けられることをアピールすることも大切です。
その他の強みも合わせてアピールすることで、集中力の高さがどのような成果につながったのかアピールしやすくなるからです。
- コミュニケーション力
- 統率力
- 課題解決力
- 自己管理能力
- 忍耐力
- 継続力
- 情報を整理しまとめる力
- 時間管理力
集中力の高さは、その他の強みを発揮する起爆剤と捉えてみましょう。一緒に発揮することで、相乗効果が得られ、より良い成果に結びつくのです。
「集中力×〇〇」のように、集中力の高さを発揮して「何を考えたのか」「どう行動したのか」を言語化すると、自分だけの自己PRが作れますよ。
5.集中力を他の表現に言い換える
集中力を他の表現に言い換えてアピールするのも効果的です。
他の言葉で伝えることで、面接官にも場面を具体的に想像してもらいやすくなるメリットがあるからです。
- 一つのことに専念する
- 時間を忘れて没頭できる
- 細心の注意をはらって作業ができる
- 洞察力がある
このような言い換え表現をすることで、「この人は集中力が高い人だな」と認識してもらえるようになるでしょう。
また、集中力は自分一人で行うことだけではなく、誰かと一緒に取り組むときにも発揮される力です。
チームで行う作業やスポーツ、プロジェクトなど、広い範囲や今後の展開にも注意を配った経験がある人は、自己PRとしてアピールしてみてください。
「集中力」の自己PR例文3つ
ここまで自己PRに必要な7つの要素を紹介しました。
では、実際に集中力をアピールするにはどのように自己PRを書けばいいのか、具体例を紹介します。
今回は、550文字、450文字、400文字の3つの例文を紹介します。
順に解説します。
例文1:「部活動」で集中力を自己PR
1つ目は、部活動での集中力をアピールする例文です。
部活動と言っても、運動部や文化部などさまざまなものがあります。
ここでは、野球部で培われた集中力をアピールするための文章を紹介します。
①能力・長所
私には、物事を成し遂げるための集中力があります。
②背景・きっかけ
この能力は、大学の野球部で選手として短期間で実力を伸ばした過程で身に着きました。
③問題意識・課題点
私は2年生の夏休みに大きな怪我をしてしまい、3年生の8月にある大会にむけて練習を再開したは2年生の2月からでした。 大会まで半年しかない中で他の部員に追いつきレギュラーを獲得するには、集中して本気で練習に打ち込むしかないと考え、毎日自分に厳しいノルマを課し、それをこなしていくことを決心しました。 Point:集中力を身につけようと思った背景を具体的に説明
④アクション
具体的には、普段の部活に加えて毎日素振りを300回、腕立て伏せを50回、腹筋と背筋を100回行うと決め、実行しました。 「自分で決めたノルマを達成するまでは決して他のことを考えたりだらだらとトレーニングをしない」というルールはかなり厳しいものでしたが、それにより一定時間集中して物事に打ち込む力が養われました。 Point:具体的な数字・例を出して必要な集中力の水準の高さをアピール
⑤結果・変化
結果として、他の部員と比べて格段に早く上達し、8月の大会でレギュラーの座を獲得することができました。
⑥能力への再確認
このように、私には目標を達成するための集中力があります。
⑦仕事への活かし方
仕事でも、持ち前の集中力を活かして短い期間で成果を出すことが求められる業務で御社に貢献したいです。
(521文字)
以下の記事では、自己PRで部活動をアピールする際のコツについて解説しているので、参考にしてみてください。
例文2:「資格」の勉強で集中力を自己PR
2つ目は、資格の勉強でどのように集中力があったのかをアピールする例文です。
①能力・長所
私には、難題に対して決められた時間内に答えを出せる集中力があります。
②背景・きっかけ
この能力は、日商簿記の勉強をする過程で身に着きました。
③問題意識・課題点
もともと物事にじっくりと向き合うことが好きだった私は、日商簿記1級の試験でも1問ごとにじっくりと考察をしてしまい、時間が足りなくなりことが多々ありました。 Point:自分の性格を身につけるべき能力と結びつける
④アクション
そこで私は、まず簡単な問題を素早く処理できるように解答の仕方を暗記し、問題演習を繰り返しました。 理由は、難しい問題も簡単な問題が複合的に組み合わさっているケースが多く、簡単な問題を素早く解けるようにすることで結果として難しい問題も早く解けるようになると考えたからです。 Point:具体的なアクションとその理由を論理的に説明
⑤結果・変化
簡単な問題の演習を繰り返した結果、次第に難しい問題の構造を素早く把握できるようになり、解答速度が上がりました。そして昨年の1月に日商簿記1級の資格を取得することができました。
⑥能力への再確認
このように、私には問題を素早く解決する集中力があります。
⑦仕事への活かし方
これを活かして、問題の構造を素早く把握し、限られた時間で望ましい結論が出せる経営企画者になりたいです。 Point:仕事でどう活きるのかを具体的に説明
(438文字)
資格を取ったという事実よりも、資格を取るために具体的に何を頑張ったのかという部分にフォーカスしている点が特徴です。
以下の記事では、自己PRで資格をアピールする際のコツについて解説しているので、参考にしてみてください。
例文3:「長期インターン」で集中力を自己PR
3つ目は、長期インターンシップで営業を担当した際に集中力を発揮した例文です。
①能力・長所
私は、集中力を発揮して物事を素早く処理することができます。
②背景・きっかけ
この能力は、長期インターンでITシステムを1日で3件売り上げた経験を通して身に付きました。
③問題意識・課題点
私はITシステム販売会社で営業担当として様々な企業に赴きましたが、どこに行っても「今は必要ない」と言われ、契約が取れない日々が続いていました。
④アクション
そこで私は話術を磨いたりや熱意を伝えるだけではなく、営業に行く相手を分析することにしました。 持ち前の集中力を活かして1日で200社以上の企業のデータを調べ上げ、システムを欲していそうな企業をリストアップし、それらに絞って営業に行きました。 Point:集中して素早く大量に仕事を処理したことをアピール
⑤結果・変化
結果としてすべての企業が話を聞いてくださり、3社が製品を買ってくださいました。
⑥能力への再確認
このように、私には短期間で集中して物事を取りまとめる力があります。
⑦仕事への活かし方
御社に入社した際は、集中して素早く物事を処理できる営業マンとして貢献したいです。 Point:強みを具体的な業務と結びつける
(374文字)
集中力を活かして短期間で物事を取りまとめた経験をアピールしています。
以下の記事では、長期インターンシップの探し方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
集中力を自己PRでアピールするときの注意点
ここでは、面接で集中力を自己PRとして伝えるときの注意点を4つ紹介します。
- 周りが見えないと思われないか
- 仕事によっては評価されない可能性がある
- エピソードの内容次第では当然だと思われる
- 融通が効かない人だと懸念される場合がある
上記の内容を意識して、企業に評価される自己PRへとエピソードをアップデートしましょう。
1.周りが見えないと思われないか
集中力が高いことは良いことですが、伝え方次第では、一つのことに没頭しすぎて周りが見えないと思われる可能性があります。
集中力の高さに加えて、周りと協力できることもあわせて伝えることが大切です。
誰かと一緒に行った作業やプロジェクトをエピソードにする場合は、以下のいくつかもあわせて伝えると良いでしょう。
- 周りとの関係性や役割
- どのように協力してきたか
- 周りに対してどのようなアクションを起こしたか
- 壁にぶつかったとき、どのように周りを巻き込んで対処したか
そうすることで、一人で判断したり行動してないこと、周りとの関係性を大切にしていること、などを企業に伝えることができます。
2.仕事によっては評価されない可能性がある
周りに配慮する仕事や職種に応募をする際は、場合によっては集中力が評価されないこともあります。
自分が希望する職種に集中力の高さが、求められているか否かを判断する必要があるでしょう。
- 接客業(アパレル業界、飲食業界など)
- 教職員
- 保育士
もちろん、目の前のお客様や生徒に注意を向けることの「集中力」は必要とされると思います。
しかし、それ以上にコミュニケーション力や気配り力など、求められている強みや発揮してほしい力がありそうですよね。
このように、具体的に働くことをイメージしてみると、評価されやすい強みが見えてくるでしょう。
3.エピソードの内容次第では当然だと思われる
エピソードの内容次第では、当然だと思われる可能性があります。
誰もが没頭しやすい趣味や好きなことを伝える際は、内容に注意しましょう。
趣味や好きなこと以外をエピソードにするのが無難ですが、どうしても用いたい場合には、以下のポイントを参考にしてください。
- やらなければいけない場面で発揮できたか
- なぜ、やらなければいけなかったのか
- 壁にぶつかったことはあるか
- 壁にぶつかったことがある場合、どう考え行動したのか
- 他にどのような場面で活かせそうか
当然だと思われる可能性のある内容だからこそ、深掘りをして自分にしか話せないエピソードにしてくださいね。
4.融通が効かない人だと懸念される場合がある
一つのことに没頭して集中し過ぎて、融通が効かない頑固な人だと懸念される場合もあります。
また、一人で意思決定をして進めてきた人は、仕事でも周囲のアドバイスを聞けず素直さがないのでは、と思われることもあるので注意が必要です。
このように誤った評価を受けないように、周囲からのアドバイスを受けて改善をした経験や、臨機応変に対応した経験があれば、エピソードに盛り込むと良いでしょう。
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