- 「スタートアップ企業に興味あるけど、ベンチャー企業とどう違うの?」
- 「スタートアップで働くメリットとデメリットがよくわからない…」
スタートアップに興味があっても、明確なベンチャー企業との違いや、働くメリット、デメリット、日本の代表的なスタートアップ企業が分からず、働いているイメージが掴めない人も多いと思います。
実は、スタートアップ企業は、短期間のうちに、社会貢献とイノベーションを目指す、少数精鋭の即戦力の人材で構成されており、高い成長スピードで社会課題解決に取り組みたい方にとってはピッタリです!
スタートアップ企業では、若いうちから、役職に就くこともでき、成長機会も多くあります。
そんな就活初期のあなたのために、今回は、スタートアップ企業の4つの特徴、3つのメリット、3つのデメリット、日本のスタートアップ企業3社、求められる人材の特徴3つについて解説します!
この記事を読んで、スタートアップ企業の特徴、働くメリット、デメリットなどについて理解し、実際にあなたがスタートアップ企業で働いているイメージをさらに膨らせ、キャリア構築に役立てて下さい!
スタートアップより規模が大きいベンチャー企業についてはこちらの記事がおすすめです。
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スタートアップ企業の特徴4つ
スタートアップ企業とは新しいビジネスモデルで会社の急成長を目指す、市場開拓段階にあるベンチャー企業のことを言います。
スタートアップ企業の特徴は4つあります。
スタートアップ企業の特徴4つ
- 短期間のEXITを目的にしている
- 急速な規模拡大が可能なビジネスモデルである
- 社会貢献とイノベーションが目的である
- 即戦力の人材で組織されている
順に説明します。
短期間のEXITを目的にしている
スタートアップ企業の特徴1つ目は、短期間のEXITを目的にしていることです。
EXITとは、スタートアップにおいては、株を売却し創業主や投資ファンドが利益を確定させることです。
スタートアップは必ずEXITを意識して経営を行っており、EXITの方法としては、株式公開(IPO)、企業買収(M&A)があります。
例を挙げると、仲間集めのプラットフォームを運営するTOMOSHIBI(トモシビ)は、会社設立後たった11か月で株式会社CAMPFIREへの事業譲渡という形で、EXITを確定させました。
このように、スタートアップは、短期間で利益を確定させ、EXITを行う特徴があります。
急速な規模拡大が可能なビジネスモデルである
スタートアップ企業の特徴2つ目は、急速な規模拡大が可能なビジネスモデルであることです。
スタートアップ企業にとって、短期間のEXITを遂行するため、急速に成長、規模拡大し、なおかつ、再現性、持続性を備えたビジネスモデルを構築する必要があります。
スケールが小さく収益回収がより確実なビジネスモデルは大企業が行ってしまうため、スタートアップ企業は大企業が行えない不確実性が伴うビジネスに手を出すことが必要です。
しかし、大手企業が参入していない市場であっても、それが市場や顧客ニーズが全くない小さな市場だと、外部からの資金調達を行うことができません。
このように、スタートアップ企業は大企業が行うことができない、不確実だが規模拡大が可能なビジネスに手を出し、社会のイノベーションを達成するため、持続的に再現性のあるビジネスモデルを構築する必要があります。
社会貢献とイノベーションが目的である
スタートアップ企業の特徴3つ目は、社会貢献とイノベーションが目的であることです。
近年はIT業界中心にスタートアップ企業が多く誕生し、社会構造に変化をもたらしました。
また、スタートアップの多くは、社会問題を解決したいという社会貢献の意識から設立されており、収益先行ではなく、社会貢献を重視し、企業活動を行います。
このように、社会課題や潜在的なニーズに対して、社会貢献を目的としたイノベーション企業活動として試みるのが、スタートアップ企業です。
即戦力の人材で組織されている
スタートアップ企業の特徴4つ目は、即戦力の人材で組織されていることです。
スタートアップは短期間で成果を出す必要があるため、創業家や起業家、エンジニア、クリエイターなど即戦力人材で構成されています。
また、スタートアップは、新人社員に手取り足取り教育する余裕と時間はなく、ある程度スキルを持ち、自走できる人材が会社の急速な成長のために必要です。
このように、スタートアップ企業は会社の短期成長に貢献する、ビジネススキルを持った、即戦力人材で構成されています。
即戦力人材になるには、大学生の内から多くの実務を消化し、ビジネススキルを身に付ける必要があり、ベンチャーインターンはビジネスマンとして力をつけるには格好の場所です。
ベンチャーインターンに関してはこちらの記事を参考にしてみてください!
スタートアップで働くメリット3つ
ここからは、スタートアップで働くメリット3つを紹介します。
スタートアップで働くメリット3つ
- 若いうちから役職を得られる
- 創業メンバーとして会社作りができる
- 大きく成長できる環境である
順に説明します。
若いうちから役職を得られる
スタートアップで働くメリット1つ目は、若いうちから役職を得られることです。
仕事の成果次第で若いうちから出世でき、スタートアップは急速に短期間で会社規模が拡大し、必要なポストも増えるので昇進の機会も必然的に多くなります。
また、役職に就いても権限が小さい大企業に比べ、スタートアップでは、役職に就くと大きな権限を持ち、自由度大きく業務を行うことができます。
このように、スタートアップでは、若いうちから役職に就く可能性が高く、大きな権限を持って自由度高く仕事をすることができます。
創業メンバーとして会社作りができる
スタートアップで働くメリット2つ目は、創業メンバーとして会社作りができることです。
スタートアップ企業では、創業メンバーとして、企業の基礎作りをすることができます。
各社員の自由度が高く、やりたいことが実現しやすい環境です。
このように、スタートアップでは、創業メンバーとして、自由度高く、大きな裁量を持って、一から会社作りに携われることができます。
大きく成長できる環境である
スタートアップで働くメリット3つ目は、大きく成長できる環境であることです。
スタートアップでは、大企業のような研修制度がなく、就職するとすぐに、OJT(On the Job Training)という形で、現場で上司と共に働きます。
会社の事業規模に対して、従業員数が少なく、一人ひとりに課される仕事量も必然的に多くなります。
そのため、各個人に及ぶ責任範囲も大企業に比べ大きくなるため、成長スピードも責任と仕事量に比例して早くなり、成長幅も大きくなります。
このように、スタートアップは、短期で成長、拡大が求められる会社と同様に、従業員も短期間で大きく成長することができる環境です。
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スタートアップで働くデメリット3つ
ここからは、スタートアップで働くデメリット3つを解説します。
スタートアップで働くデメリット3つ
- スペシャリストになれない
- キャリアが傷がつく可能性がある
- ロールモデルが少ない
順に説明します。
スペシャリストになれない
スタートアップで働くデメリット1つ目は、スペシャリストになれないことです。
スタートアップでは、事業規模に対して、人手が足りないことから、様々な種類の仕事を掛け持ちして同時進行で進めていく必要があり、ゼネラリストとして働くことが求められます。
そのため、1つの仕事だけ行う働き方はスタートアップでは不可能です。
このように、スタートアップでは、様々な仕事を掛け持ちするゼネラリストにならざる負えず、スペシャリストになるのが難しいと言えます。
キャリアに傷がつく可能性がある
スタートアップで働くデメリット2つ目は、キャリアに傷がつく可能性があることです。
スタートアップは、大企業と違い、急成長もする反面、売上に苦しみ、倒産する可能性も大きく持っています。
新卒入社して、数年後に会社が倒産すると、あなた自身のキャリアに傷がつきかねません。
あなたが成果を出す前に会社が倒産してしまうと、転職の際にも不利に働くため、スタートアップで働くことは相当の覚悟が必要と言えます。
このように、スタートアップで働くことは、会社と共に、急成長も見込まれますが、その反面、会社と共倒れする可能性も高いため、注意が必要です。
ロールモデルが少ない
スタートアップで働くデメリット3つ目は、ロールモデルが少ないことです。
設立間もないスタートアップでは、成功ノウハウが存在しないため、新卒に関わらず、手探りの状態で業務を行う必要があります。
見本となるロールモデルが不在の場合も多く、その場合は、自ら試行錯誤して業務を行う必要があるため、非常に効率が悪くなります。
このように、スタートアップでは、成功ノウハウ、ロールモデルが存在しない場合もあり、その場合は、自ら解決策を試行錯誤しながら業務を行う必要があります。
日本の代表的なスタートアップ企業3選
ここまでは、スタートアップの特徴、メリット、デメリットを紹介してきました。
ここからは、日本の代表的なスタートアップ企業3つについて紹介します!
今回紹介する3社は、日本の創業20年内の未上場企業の中で、、推計企業価値が上位3社のスタートアップ企業です。
日本の代表的なスタートアップ企業3選
- プリファード・ネットワークス
- TBM
- スマートニュース
順に説明します。
プリファード・ネットワークス
プリファード・ネットワークスは、AI開発を手掛け、機械学習・深層学習など最先端技術を実用化し、製造業・交通システム・バイオヘルスケア・ロボティクスなどで革新を目指しているスタートアップ企業です。
プリファード・ネットワークスは2014年3月に創業開始から、交通システム、製造、ヘルスケア業界など様々な企業にAI技術支援提供を行っています。
AIは第4次産業革命の起爆剤として期待されており、その将来性からNTTやトヨタ自動車、国立がん研究センターなど多様な組織が、プリファード・ネットワークスに出資をしています。
このように、プリファード・ネットワークスはAI開発を通して、社会に貢献し革新をもたらすことができる大きな影響力を持ったスタートアップ企業です。
TBM
株式会社TBMは2011年夏に創業した新素材メーカ―で、石灰石を原料に紙とプラスチックの代替素材「LIMEX」を製造しています。
TBMは2014年に国内で特許を取得した後、現在は世界で40カ国以上で出願を完了、30カ国で登録が完了しており、世界標準の素材を製造している。
2018年には、大日本印刷、凸版印刷、伊藤忠商事など大企業と資本提携を発表しています。
このように、TBMはプラスチックや紙の代替素材の開発により、社会にサステイナビリティの観点から革新をもたらすスタートアップ企業と言えます。
スマートニュース
スマートニュース株式会社は2012年6月に創設されたスマートフォンアプリやインターネットサービスの開発・運営を手掛けるスタートアップ企業です。
2012年12月からスマートフォンでニュースを手軽に読めるアプリ「SmartNews」の提供を開始しています。
企業のミッションとして「世界中に良質な情報を必要な人に送り届ける」ことを掲げ、北米並びに世界150カ国以上に対してサービス提供を行っています。
2019年2月には、日米で4,000万ダウンロードを突破しました。
このように、スマートニュースは「SmartNews」を通じて、社会に正しい情報を提供する形で変革をもたらし貢献しています。
スタートアップに求められる人材の特徴3つ
最後に、スタートアップに求めれられる人材の特徴3つについて説明します。
スタートアップに求めれらる人材の特徴3つ
- チャレンジ精神が豊富
- 流行に敏感
- 即戦力である
順に説明します。
チャレンジ精神が豊富
スタートアップに求められる人材の特徴1つ目は、チャレンジ精神が豊富であることです。
短期間でのイノベーションと挑戦が求められるスタートアップ企業では、チャレンジ精神旺盛な人材が必要です。
何もないところから新しい事業を創造することがスタートアップ企業では求められるため、新しいことに挑戦する気持ちはビジネススキルと同様に求められます。
このように、スタートアップで必要な人材は、何事にも保守的にならず、挑戦していく精神を持つ人材であると言えます。
流行に敏感
スタートアップに求められる人材の特徴2つ目は、流行に敏感であることです。
スタートアップは市場に存在しない商品やサービス、ビジネスモデルを考え、事業展開するため、流行に敏感になり、社会課題や潜在ニーズを感じ取る必要があります。
しかし、流行を追いかけるだけでなく、収集した最先端の情報を正しく活用できる人材がスタートアップでは求められます。
このように、流行に敏感で、常に最先端の情報を収集する中で、その情報を正しくビジネスに活かせる人材がスタートアップでは必要とされています。
即戦力である
スタートアップに求められる人材の特徴3つ目は、即戦力であることです。
短期間での大きな成長を目指すスタートアップは実力を備えた即戦力人材が求められます。
会社の事業規模に対して、社員数が少なく、各社員の仕事量も多いため、若手社員の教育にあまり時間を割くことができないことが即戦力が求められる要因の一つです。
また、新卒採用では、就職後の成長を見込んだポテンシャル採用が多いです。
このように、スタートアップでは、実力を備えた即戦力人材や、新卒採用では、高い成長を見込めるポテンシャル採用が主となり、実力も備えつつ、高い成長が見込める人材が必要とされています。
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まとめ
この記事では、スタートアップ企業の特徴、メリット、デメリット、代表的なスタートアップ、求められる人材の特徴を紹介しました。
スタートアップ企業への就職は即戦力がそもそも求められたり、業務内容がハードだったり、倒産などのリスクもあります。
しかし、スタートアップで創業期から会社を成長させるというのはやりがいも多い仕事です。
あなたがスタートアップに合うと思うのであれば覚悟を決めて挑戦してみると良いでしょう。
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