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デベロッパーはやめとけ?【主な仕事内容・ゼネコンとの違い・平均年収を解説】

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デベロッパー やめとけ

「デベロッパーって一体なんだろう?」
「ゼネコンとは何が違うのかな?」

デベロッパーに興味を持っているあなたは、具体的にどんな仕事をしているのか気になっていませんか?

そこで本記事では、デベロッパーの仕事内容について解説します。

記事の後半では、デベロッパーとゼネコンの違いや平均年収も紹介しているので、これを読めばデベロッパーのことに詳しくなれますよ!

なお、デベロッパーについて理解するためには、不動産業界のことを知っておく必要があります。

以下の記事では、不動産業界の現状や今後の課題について解説しているので、「不動産業界に就職しても大丈夫かな…?」と不安な方はチェックしてくださいね。

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目次

デベロッパーとは?日本の街づくりを担う不動産開発業者!

デベロッパー

そもそもデベロッパー(Developer)とは、日本語で不動産開発業者のことです。

不動産業界でいう「開発」とは、土地の取得・検証から建物の企画・運営までを一貫して行うことを指します。

建物の企画・運営といっても、その範囲は街単位に及ぶこともあるため、デベロッパーはまさに日本の街づくりを担っている企業だといえるでしょう。

その代表的な企業としては、以下の6社が挙げられます

代表的なデベロッパー

  • 三井不動産
  • 三菱地所
  • 住友不動産
  • 東急不動産ホールディングス
  • 野村不動産ホールディングス
  • 森ビル

これら6社は、その知名度の高さや企業規模の大きさから「大手デベロッパー6社」と呼ばれています。

いずれも不動産業界の中でも高い売上高を誇っているため、「不動産=デベロッパー」と認識している方も多いでしょう。

こういった不動産業界の業種については以下の記事で紹介しているので、「他にどんな仕事があるのかな…?」と気になっている方はチェックしてみてください。

デベロッパーの主な仕事内容

デベロッパーの仕事内容は、主に以下の4つに分かれています。

デベロッパーの主な仕事内容

より分かりやすくいうと、「土地の取得」→「ニーズに合った建物の建設」→「テナント誘致」→「施設の運営」の4ステップに分かれています。

土地の取得や建物の建設自体は、どこの不動産会社でも行なっていますが、デベロッパーの場合はその範囲や規模が非常に大きいです。

それを踏まえたうえで、これらの仕事内容について確認しましょう。

用地取得

デベロッパーの仕事は、まず用地を取得することから始まります。

具体的には、その土地の歴史や立地、周辺人口、世帯数などを調べたうえで、所有者に売買や賃貸の提案を行います。

こう聞くと、「そこまで重要な仕事じゃなさそう…」と思われるかもしれません。

しかし、仮に優れた施設やマンションを建てたとしても、周りに人がいなければ利用者は集まりません。

周辺状況などの分析を誤るとすべての計画が破綻してしまうため、非常に重要な工程だといえるでしょう。

企画開発

用地を取得したら、次にそこにどんな建物を建てるべきかを検証します。

ここでの検証は、用地取得の際に行なった調査よりも、周辺地域やそこに住まう人の属性を意識したものです。

たとえば、ビジネス街ならオフィスビル、駅の近くならマンション、住宅街の近くなら商業施設といった具合です。

建物を企画したら、ゼネコンと呼ばれる総合建設会社に工事を発注します。

このゼネコンも、デベロッパーと同じく高年収の業界として知られているので、興味がある方は以下の記事をチェックしてくださいね。

営業

建物や施設を建築したからといって、デベロッパーの仕事がそこで終わるわけではありません。

たとえば、マンションなら居住者を、商業施設ならテナントを誘致しなくてはならないからです。

また、デベロッパーの収益は、こういった居住者やテナントからの賃料が大半を締めています。

そのため、営業は収益化の要ともいえる存在であり、デベロッパーで働いている社員の多くは営業として活動しています。

施設運営・管理

テナント誘致が終わったあとも、デベロッパーの仕事は続きます。

というのも、建物や施設は放置しているとどんどん経年劣化していくからですね。

そのため、各デベロッパーには必ず、メンテナンス・リニューアルを専門としている部署や子会社が置かれています。

また、建物や施設が出来上がったあと、そのエリアの価値を下げないために地域住民やテナントと友好関係を築いていくことも重要です。

ただし、これに関しても子会社として置かれている「不動産管理会社」に業務委託することがほとんどだといえるでしょう。

デベロッパーとゼネコンの違い

デベロッパーとゼネコンの違い

デベロッパーと似たものとして、度々その名が挙げられるのがゼネコンです。

ゼネコンとは、ゼネラルコントラクター(general contractor)の略語で、日本では総合建設業者のことを指しています。

デベロッパーはあくまで不動産開発業者ですから、「不動産会社なのか建設会社なのか」が最も大きな違いだといえるでしょう。

また、デベロッパーは自社が保有する不動産のテナント賃料によって収益を得ますが、この不動産を建設する際はゼネコンに依頼を出します

つまり、デベロッパーを発注者とするならば、ゼネコンは受注者にあたるわけですね。

このゼネコンの仕事内容や施工実績は以下の記事で紹介しているので、「ゼネコンがどんな業界か気になる…」という方はチェックしてみてください。

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デベロッパーの平均年収は475万円

デベロッパーの平均年収

大手転職サイト「doda」が発表している『平均年収ランキング』によると、デベロッパーの平均年収ランキングは475万円でした。

これは前年と比べて6万円アップで、建設業界やプラント業界を含めて一番平均年収が高いです。

デベロッパー以外の業種の平均年収

不動産金融:456万円
ゼネコン/サブコン:454万円
土地活用:445万円
不動産管理:408万円
不動産仲介:400万円
住宅(ハウスメーカー):424万円
設備関連/プラント:416万円
建設コンサルタント:411万円

引用:doda『平均年収ランキング』

ちなみに、dodaのランキングで最も平均年収が高い業界はメーカーで453万円でした。

一般的にメーカーは、3K(きつい・きたない・危険)として就活生から避けられがちですが、実は業界全体の年収水準は極めて高いのです。

【企業別】デベロッパーの平均年収ランキング

デベロッパーの平均年収ランキング

最新の有価証券報告書によると、デベロッパーの平均年収ランキングは以下のようになりました。

デベロッパーの平均年収ランキング

第1位:ヒューリック(1,708万円)
第2位:日本商業開発(1,558万円)
第3位:三井不動産(1,273万円)
第3位:三菱地所(1,273万円)
第5位:ランドビジネス(1,172万円)
第6位:東急不動産ホールディングス(1,137万円)
第7位:東京建物(1,019万円)
第8位:平和不動産(992万円)
第9位:ダイビル(953万円)
第10位:野村不動産ホールディングス(946万円)

先ほど紹介した大手デベロッパー6社に加え、ヒューリックや日本商業開発といった少数精鋭の企業が含まれる結果となりました。

このうちヒューリックは、日本の全企業の中でトップ5に入る額を誇ります。

平均年収が高い企業ランキング

第1位:M&Aキャピタルパートナーズ(2,269万円)
第2位:GCA(2,063万円)
第3位:キーエンス(1,839万円)
第4位:ヒューリック(1,708万円)
第5位:三菱商事(1,631万円)

その分、就職難易度も非常に高く、就職偏差値ランキング委員会が発表している『不動産業界の就職偏差値ランキング』では、就職偏差値58と評価されています。

ちなみに、今回紹介しているデベロッパーの中には、なんと就職難易度が70を誇る超難関企業があります。

その企業の名前と就職が難しい理由は以下の記事で紹介しているので、興味がある方はチェックしてみてくださいね。

デベロッパーの中で最も人気なのは三井不動産!

デベロッパーや平均年収が分かったところで、次に「どの企業が人気なのか」について見ていきましょう。

大手就職口コミサイト「楽天みん就」が発表した『2024年卒 新卒就職人気企業ランキング』によると、不動産業界の順位は以下のようになりました。

デベロッパーの人気度

出典:『2024年卒 新卒就職人気企業ランキング』|楽天みん就

デベロッパーの中で最も人気が高いのは三井不動産、次点で三菱地所という結果になりました。

これら2社は、業績や平均年収が優れているだけではなく、社員のワークライフバランスも重要視されています。

たとえば、三井不動産は「ノー残業デー」「育児休暇制度」などが充実していますし、三菱地所は「朝食の無償提供制度」「時間単位有給休暇制度」が有名です。

これらの要素によって、三井不動産や三菱地所は就活生の人気を獲得しているのですね。

デベロッパーへの就職はリクルーター面談が鍵

「デベロッパーの仕事内容や平均年収について分かった」
「自分もデベロッパーに就職したい!」

デベロッパーに就職するためには、学歴や資格など様々なハードルがありますが、それらと同じくらい重要だとされているのが「リクルーター面談」です。

リクルーターとは、簡単にいってしまえば優秀な人材を獲得するために、就活生に直接コンタクトを取ってくる社員のことです。

実は不動産業界は、このリクルーターとの接触が非常に多い業界だとされています。

実際に、株式会社ディスコが20卒の就活生894人を対象に行なった調査によると、不動産業界でリクルータと会った人の割合は全体の12.8%でした。

出典:株式会社ディスコ『2020年卒「リクルーターとの接触経験」』

また、同調査では「リクルーターと接触して良かったこと」についても調査されています。

「リクルーターと接触して良かったこと」

第1位:事業内容や社風など企業理解が進んだ(73.6%)
第2位:選考に関するアドバイスをもらえた(57.9%)
第3位:志望動機を深めることができた(45.6%)
第4位:面接の練習になった(36.2%)
第5位:採用選考プロセスを知れた(31.2%)

出典:株式会社ディスコ『2020年卒「リクルーターとの接触経験」』

このように、リクルーターは有益な数多く教えてくれるため、接触すると今後の選考が有利に進みやすくなります。

ちなみに、同調査によると「リクルーターと接触したきっかけ」として最も多かったのはインターンシップでした。

「リクルーターと接触したきっかけ」

第1位:インターンシップに参加したら連絡が来た(42.1%)
第2位:エントリーシートを提出したら連絡が来た(34.7%)
第3位:面接を通過したら連絡が来た(27.9%)
第4位:セミナーに参加したら連絡が来た(26.3%)
第5位:プレエントリーをしたら連絡が来た(21.9%)

出典:株式会社ディスコ『2020年卒「リクルーターとの接触経験」』

そのため、リクルーターに会うためには、志望先のインターンシップに参加することが重要だといえるでしょう。

以下の記事では、エントリーシートで自分の熱意を伝える方法について解説しているので、これを読んでチャンスを掴み取ってくださいね。

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まとめ

この記事では以下の内容について解説しました。

まとめ

  • デベロッパーとは日本の街づくりを担う不動産開発業者
  • デベロッパーとゼネコンの違い
  • デベロッパーの主な仕事内容
  • デベロッパーの平均年収ランキング
  • デベロッパーの中で最も人気なのは三井不動産
  • デベロッパーへの就職はリクルーター面談が鍵

デベロッパーは日本の街づくりを担う不動産開発業者です。

仕事の大きさはもちろん、年収も他の業界より優れているため、就活生から根強い人気を集めています。

ただし、デベロッパーに就職するためのハードルは極めて高いです。

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