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部門ごとに業務が大きく違う?投資銀行4つの部門をそれぞれ徹底紹介!

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  • 「投資銀行ってどんな部門があるの」
  • 「部門ごとにどんな違いがあるの」

という疑問を抱えている人は多いでしょう。

実際に、部門ごとの業務内容や環境を知らずに就職してしまうと、自分の性格や得意なことに合っていない部門に就いてしまうことになります。

この記事では投資銀行の4つの部門ごとの業務や社員の声などを紹介していきます。

この記事を読むことで就職前と就職後のギャップをなくすことができ、あなたに合った就職先を選べます。

あなたがどの部門に適しているのか把握しておきましょう。

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目次

投資銀行の4つの部門紹介

投資銀行 部門

投資銀行は部門ごとに内容や待遇などが大きく変わってくるので、あなたがどの部門に行きたいかを明確にしておかないと、面接で志望動機が答えられず、入社後も思った仕事と違うとなってしまいます。

投資銀行は上記の4つの部門に分けられています。

  1. 投資銀行部門(IBD)
  2. 証券・マーケット部門
  3. リサーチ部門
  4. アセットマネジメント部門

この4つの部門について業務、社員の声、どんな人が向いているのかの3つの観点から紹介していきます。

投資銀行の花形:投資銀行部門(IBD)

1つ目の投資銀行部門(IBD)とは、大手企業の資金調達やM&Aアドバイザリー業務を行う部署のことです。

IBDとはInvestment Banking Divisionの略となりなります。

投資銀行における花形の部門であり、就活生にも非常に人気のある部門です。

業務

投資銀行部門(IBD)はとある企業を買収したいと考えている会社があった場合その会社のアドバイザーとして

  • 買収価格を調べたり株主との交渉
  • 不利にならないような契約内容の策定
  • 買収後の事業運営についてなど多角的な視点から買い手企業のサポート

のような業務を主としています。

さらに投資銀行部門は、企業の営業にあたる「カバレッジ」と商品開発にあたる「プロダクト」の2部署に分けられます。

カバレッジ部署は、企業に対して「M&Aをしないか」「証券の発行をしないか」と言う提案を行います。

例えば、「この企業は成長戦略として、証券の発行による資金調達を考えているだろう」と予想し、「御社の現状を鑑みると、今株式を発行した方が良いでしょう」のような営業をクライアント企業に行います。

プロダクト部署はカバレッジがクライアントから取って来た案件を処理します。

例えば、M&Aの案件を取って来た場合は、様々な財務手法を用いて、「買収したい企業はいくらで買えるか」の計算を行います。

社員の声

ゴールドマン・サックスで働く女性の声

「投資銀行業務の仕事の幅がとても広いことに驚きました。
M&Aに伴う資金調達に携わったり、会社の重要な意思決定を担うような方々と案件に関するディスカッションをしたり、時には自分の意見も求められたりと、とても責任のある仕事をしています。」と話しています。

JPモルガンで働く女性の声

「投資銀行部門は女性が働きにくいと職場だと思われがちですが、性別に関係なく成長機会が耐えられ、結果が求められるため、むしろ働きやすいと感じています。」

メリルリンチで働く男性の声

「何よりもこの仕事で最もやりがいを感じるのは、クライアントとご一緒する案件を起点に、そのクライアントが飛躍し、グローバルにも評価されていく事です。クライアントとの深い関係性もあり、自分ごとの様に嬉しく感じます。同時に、知的好奇心からも、一つの業界の大きな流れに関与できることはかけが替えないことだと思っています。」

向いている人

社員の声からも分かるように投資銀行部門(IBD)に向いている人は

  • 責任感が人一倍ある人
  • 大きな仕事を達成したい人
  • ハードワークを楽しめる人

などが挙げられます。

特に忙しい部門なので他にも辛抱強さが必要になってきます。

投資銀行の営業職:証券・マーケット部門

証券・マーケット部門は業務ごとにセールスとトレーダーとストラクチャーの3つの部署に分かれて、求められる知識も異なってくるため、それぞれの理解が必要となります。

さらにそれぞれの部署の連携が必要不可欠になるのでチームワーク力が重要となってくる部門になります。

業務

証券・マーケット部門は、株式や債権などの金融商品を、銀行・保険会社に対して提案する業務を行います。

  • 機関投資家(プロの投資家)を相手にする営業
  • セールス部門での取引依頼
  • トレーダーでの金融商品の売買
  • ストラクチャーでの金融商品の設計

営業力が重要なので、投資銀行の中でも代替性が効かない部署といわれ、年収が高いので就活生からも非常に人気の高い部署です。

セールスは、顧客からの取引依頼を実行したり、顧客にオススメの株式や債券などを紹介しその売買を仲介します。

トレーダーは、会社の資金を元手に債券など金融商品の売買を行います。

ストラクチャーは、金融派生商品を組み込んだ金融商品の設計を行います。

下記の記事でそれぞれの業務をより詳しく紹介しているので、詳しく知りたい方は確認してみるといいでしょう。

社員の声

ゴールドマンサックスで働く男性の声

「チームメイトと腹を割って話し合うことで、自分自身気づかなかったことに気づかされ、仕事に関係なくどんなことでも相談でき、若手の意見も反映してくれる先輩たちにも恵まれています。

JPモルガンで働く女性の声

「J.P.モルガンでは常に成長を求められるので、1年目から責任ある仕事を任せてもらえます。充実したトレーニングに加え、上司や同僚、インターン時の諸先輩方、日本と世界各国にいる同期、そして私が属する女性のネットワーキンググループWINの方々など相談できる相手に恵まれた環境です。」

メリルリンチで働く男性の声

「当社で日々取引される数百~千億円という規模の日本株式の取引を、正確に遅延なく決済させるべく業務を遂行しています。世界中のお客様から取引を受注しているため非常に取引量が多く、グローバルかつダイナミックな仕事が経験できます。」

向いている人

社員の声からも分かるように証券・マーケット部門に向いている人は

  • チームでの仕事があるのでチームワークのできる人
  • 多額のお金を動かすので数字に強い人
  • 営業があるのでコミュニケーション能力が高い人

などが挙げられます。

投資銀行の分析家:リサーチ部門

アナリストやリサーチャーと呼ばれる人たちが在籍している部門です。

基本的にお金の動きを分析するので数字に強くないと続けられないような業務となっています。

業務の内容が分析してレポートにまとめるという地味な作業ですが、この作業があるからこそ他の部門で取引がスムーズに行えるのでとても重要な部門になります。

業務

リサーチ部門では、今後の株式市場の推移や債権・金利の動きの分析を行います。

例えば、「この企業の主力サービスである人材サービスは、競合のいないビジネスモデルのため引き続きユーザー数の上昇が期待されるので株価は上昇するだろう。」や「この企業は海外進出戦略として大規模なM&Aを行なったが現状上手くいっていない様子なので、株価が落ちる可能性がある。」といった情報を事細かに分析し、レポートにします。

この分析をふまえ、投資銀行部門の人たちが顧客へ提案を行います。

世界経済の情勢や為替の動きを見た上で顧客企業に役立つレポートを作成する必要があり、高い知見や財務分析スキル、数学的能力が求められる部門といえます。

社員の声

野村証券で働く女性の声

「やりがいや達成感を感じるのは、提案したストラテジーに基づいて実際に株式や派生商品を取引してもらった時です。当チームだからこそ提案できるものでお客様にご満足いただけるととても嬉しいですし、次回はより良いものを提供できるようにと向上心を持って取り組むことができます」

メリルリンチで働く男性の声

「株式の調査を経て、レポートを執筆して、自分の描いたストーリーや業績予想と合致して物事や、株価が動くことにやりがいを感じます。かつ、その成果が認められることです。仕事量、責任などで辛いことも勿論ありますが、このような達成感は何物にも変え難いです。」

向いている人

社員の声からも分かるようにリサーチ部門に向いている人は

  • 分析したことをわかりやすく解釈してまとめられる人
  • 数字を根拠に分析ができる人
  • 財務分析スキルのある人

などが挙げられます。

投資銀行の投資家:アセットマネジメント部門

アセットマネジメント部門は、顧客から預かった資産をその人の代わりに運用することで利益をあげ、手数料をもらう仕事です。

お客様の資産を代わりに運用するため責任感がとても必要な部門といえます。

とはいえこれは高い金融知識がないとできないので新卒入社は狭き門といえるかもしれません。

業務

個人や企業の資産を増やすために様々な金融商品を発注して運用する業務を担います。

例えば、顧客から100億円を預かり、それを元手に株式や債券の売買を行い110億円に増やし、その時の10億円の利益のうち対価として2億円を受け取ったとしても、顧客は8億円の儲けが出ます。

会社によっては別会社で運営されていることもるので、興味がある方はその会社にアセットマネジメント部門があるかなどをOB訪問できちんと確認しましょう。

OB訪問について詳しく知りたい方は下記の記事で紹介しているので確認しておくといいでしょう。

社員の声

JPモルガンで働く男性の声

「仕事は出来るから任されるというよりも、任されると出来るようになるものだという実感を強く持っています。一生懸命努力する人には、他の運用会社ではシニアでないと任されないような仕事も任せてもらえるので、そのような仕事を必死に遂行することで、業務の幅が広がり、成長に繋がっていると感じています。」

ゴールドマンサックスで働く男の声

「営業、運用部に加えてリーガルやコンプライアンスなどの社内の各部門と連携し、また必要に応じて信託銀行やお客様と連携しながらオペレーションズとしてビジネスのサポートをしています。グローバルかつダイナミックでスピーディーなこの金融の世界で、優秀な同僚と一緒に働けることに大きなやりがいを感じています。」

向いている人

社員の声からも分かるようにアセットマネジメント部門に向いている人は

  • チームワーク力のある人
  • 率先して仕事ができる人
  • スケールの大きい仕事を達成したい人

などが挙げられます。

また、お客様のお金を直接運用するので、特に信頼性に欠ける人は向かないです。

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投資銀行とは

SPIの数学の問題を解く3つのコツ

ここまで投資銀行の各部門の業務や適性について説明しました。

この記事を読んでいる方の中には投資銀行に興味を持ち始めたばかりで、「そもそも投資銀行とは何なのか? 」という疑問を抱えている人もいると思います。

投資銀行は、証券会社や銀行とはどのように違うのでしょうか。

ここからはそれぞれの違いを説明します。

投資銀行とは

投資銀行とは企業の資金調達サポートやM&Aを行う際のアドバイス業務を行う金融サービスです。

銀行という名前がついていますが銀行とは違い、企業が資金調達をする際の証券を買い取って投資家に販売したり、他の会社を買収したり合併して事業成長を加速させていきたいという会社に対してのアドバイス行なっています。

証券に最適な値付けをして上手に販売していくためには、知識や技術、ノウハウが必要となります。

それらを持っているのが投資銀行なのです。

証券会社との違い

証券会社と投資銀行の大きな違いは、市場と取引相手の違いです。

証券会社は、投資家同士が証券の売買を行う際の仲介業務を行なっていますが、投資銀行は主に、資金調達を行う会社の証券を自社で引き受けてそれを販売しています。

日系投資銀行として上がる会社の多くは証券会社なので混同しやすいですが、厳密には違う機能を担っているものになります。

銀行との違い

投資銀行と銀行の違いは、個人や会社に融資を行うかどうかという点です。

投資銀行は資金調達の際のアドバイスやサポート業務を行うのに対し、銀行は預金を企業や個人に融資することで金利を得ています。

「銀行」という名前がついているので混同しやすいですが、全く異なった役割を持っているものになります。

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まとめ

投資銀行は部門ごとに大きく業務も求められている像も変わってきます。

この記事を読んで各部門の内容や業務の違いが理解できたのであれば幸いです。

部門ごとにまだまだ違いはあるので、OB訪問やインターンに参加してあなた自身でその違いを見つけてみるとより理解が広がります。

そのため、積極的にOB訪問やインターンに参加して部門ごとの理解を深めましょう。

投資銀行について下記の記事で詳しく紹介しているので、詳しく知りたい方は確認してみるといいでしょう。

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