- 「就活を始めたばかりなんだけど、ES(エントリーシート)の書き方が分からない」
- 「サイズとか背景とか全く分からない!どうしたらいいの?!」
このような疑問を抱えている方はいませんか。
エントリーシートは多くの学生が初めて書くことになりますが、中でも添付する写真は、選考をする上での印象を左右する重要な要素です。
実は、ESの写真を撮る際には、いくつかの注意事項を抑えておかないと、相手に悪い印象を与えてしまい、書類選考で落とされてしまいかねません!
そこで今回は、ESの写真を撮る際の3つの注意点や、よくあるES写真に関する質問についてご紹介します。
この記事を読めば、あなたのESの写真に対する疑問は全て解消されるでしょう。
以下の記事では、そもそもESとは何か、ESについて基礎知識を解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
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ESの写真は証明写真でOK(スマホ写真はNG)
注意点の解説前に、ESの写真は証明写真で問題無いということを覚えておきましょう。
もちろんスタジオで撮影する方が綺麗に撮れますが、高いお金を払ってES用に写真を撮る必要はありません。
その理由は、ESで写真を要求してくる意図を理解すれば分かります。
そこでここでは、そもそものESの写真を提出させる意図と、スタジオで写真を撮る時のコストについて解説していきます。
また、近年データでEC・履歴書を送ることが多いですが、スマホで写真を撮るというのは控えましょう。
スマホでの写真は明らかにわかりますし、ビジネスシーンでは不適切です。
詳しくは本記事よくある質問で解説しています。
ESで写真を提出させる意図2つ
外資系企業は書類の提出の際に写真を求めないことが多いです。
ただ、日系企業はほとんど全ての企業で写真の提出が必要となります。
写真を提出させる意図は以下の2つ存在します。
写真を提出させる意図
- 本人確認
- 志望者のイメージをするため
では、以下でそれぞれ詳しく説明していきます。
本人確認
ESで写真を提出させる意図には、書類を提出した学生が本当に本人であるか確認するという意図があります。
普段からメガネをかけているのであればメガネをかけて証明写真を撮ることをオススメします。
写真を撮る時は、面接を受ける時と同様の格好で撮影するようにしましょう。
志願者のイメージをするため
ESの写真を添付してもらう意図2つ目は、書類選考の際に人物像をイメージしやすくするということです。
大手企業の場合であれば、書類選考をする場合、大抵1枚のエントリーシートに時間はだいたい1分くらいだと言われています。
その時間内に応募者の特性を掴んで、合否を判断するために、情報量は多ければ多いほど人物像をイメージしやすくなります。
必ずしも容姿だけを判断しているわけではなく、身だしなみや表情などのあらゆる観点から総合的に判断しています。
一般的に、写真1枚が原因で合否が決まることはありませんが、貼り方が雑で曲がっていたり、写真の印象がなんとなく悪かった場合、マイナスの印象を与えてしまいます。
スタジオは手間もコストもかかる
ESは、就活の第一関門です。
書類選考で通過できなければ、その先の面接での選考に進めません。
ESでの写真は、選考の際に、最初に自分の印象を与える重要なものなので、気合いを入れてスタジオで撮影するのもいいでしょう。
ですが、手間もコストもかかってしまうというデメリットも存在します。
ここでは、スタジオで写真を撮るメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
スタジオで写真を撮るメリット3つ
まずスタジオで写真を撮るメリットの方から解説します。
以下がスタジオで写真を撮る際のメリットです。
スタジオで写真を撮るメリット
- 表情や印象のアドバイスを貰いながら写真が撮れる
- 画質のクオリティが非常に高い
- データで写真をもらうことができる
スタジオで撮影するメリット1つ目は、表情や印象のアドバイスを貰いながら写真を撮ることが出来る点です。
スタジオで撮る時は、プロが表情などを確認しながら写真を撮ってくれるので、客観的な視点を加えて写真を撮ることが可能です。
スタジオで撮影するメリット2つ目は、プロが撮ってくれるので画質のクオリティが非常に高いというポイントです。
証明写真でもくっきり撮ることは可能ですが、やはりスタジオで撮った方が画質も綺麗でしょう。
スタジオで撮影するメリット3つ目は、データで写真をもらうことが出来るというメリットです。
データとして1度もらっておけば、後から追加で写真が必要になった時でも低コストで焼き増しをすることが出来るようになるため、総合的に判断するとかなりリーズナブルに抑えることが可能になります。
WEB上でエントリーシートを提出する時にも使うことが出来るため、データ形式の証明写真は必須アイテムです。
スタジオで写真を撮るデメリット2つ
次にスタジオで写真を撮る際のデメリットについてご紹介します。
スタジオで写真を撮るデメリット
- 初期コストがかかってしまう
- 撮ってもらうのに予約が必要
スタジオで写真を撮る際デメリットの1つ目は、初期コストがかかってしまうという点です。
撮影だけでも3000円ほどかかってしまいますし、その他データ料金もかかってくるともっと大きな料金がかかってしまいます。
また、写真を撮ってもらうのに予約が必要であることも、とても大きなデメリットです。
証明写真機で撮るのであれば、既にある証明写真機で写真を撮るだけなので、非常に簡単ですが、スタジオで撮影する場合、そうもいきません。
スタジオで撮ってもらう時は、必ず予約をしなければならないので、予約が埋まっていたりすると、その時間に写真を撮ることが不可能になります。
時間が無い就活生は、いちいち自分で予約を取って、撮影に行って・・とやることが非常に多くなってきてしまいますよね。
スタジオを予約する場合は、必ず余裕を持って予約してみるようにしましょう。
写真を撮るときのチェックポイント5つ
ES用の写真を撮るためには注意しなければならないポイントが5つあります。
写真を撮る時のチェックポイントを意識して撮ると、とてもいい写真を撮ることができるのでオススメです。
写真撮影の時に、注意するべきポイントは以下の5つです。
写真撮影時に注意するべきポイント
- 服装は基本的にスーツ
- 髪型は黒髪で清潔感を
- 自然な笑顔を意識する
- 背筋はピンと伸ばす
- カメラに向かって真っ直ぐ座る
では、それぞれについて説明していきます。
服装は基本的にスーツ
服装は、企業から特別に私服で指定されていない場合は、スーツが基本になります。
ジャケットや襟付きのシャツはマストになっているので、どんな服装で撮ったらいいのか分からない方は、スーツを着用するようにしましょう。
また、アパレル業界や一部のマスコミ業界のエントリーシートでは私服撮影、全身写真というケースもあるので、応募要項を確認するようにしましょう。
髪型は黒髪で清潔感を
【画像引用:STUDIO FUN】
髪型は写真を撮影する上でも非常に重要ですよね。
写真館やスタジオで撮影してもらう場合は、追加料金無しで、ヘアセットなどを行ってくれたりするので、髪型について心配することは無いかもしれませんが、証明写真機で撮影する時は自分で気配りをする必要があります。
男性であれば、まず顔が見えるように髪をスッキリさせ、女性であれば、しっかりと後ろで結んで清潔感のある印象を与えることが出来るようにしましょう。
写真のように、髪は黒髪に染めてまとめ上げると良いでしょう。
ちなみに、写真館によっては、黒髪補正ができるので、証明写真の段階では茶髪であっても加工で黒髪にしてくれるところもあります。
面接時にはどのみち黒く染める必要はありますが、もし染められないのであればスタジオで補正してもらっても良いでしょう。
以下の記事では、面接時に好印象なメイクや髪型について解説しているので是非参考にしてみてください。
自然な笑顔を意識する
【画像引用:MyPocket】
ES用に写真を撮影する時の表情は、自然な笑顔を意識することが重要です。
表情というのは、自分では、しっかりと笑っているつもりでも外から見ると、少し不自然に写ってしまったりすることが多いです。
表情は客観的に見ると睨んでいるような表情になっていることもありますし、あらかじめ鏡の前で笑顔を練習して、自分の広角の上がり具合を意識しておくのがベストです。
ただ、あまり笑いすぎてしまっても印象が悪くなってしまうので、少し広角が上がった、自然な笑顔を意識するようにしましょう。
きれいな笑顔を撮るポイント1:シンデレラ角度を意識する
きれいな笑顔を撮るポイント1つ目はシンデレラ角度を意識することです。
無理に顎を引こうとすると二重あごのようになりますが、「おでこを前に出す」という意識で正面にあるカメラに対して額を突き出し、軽くあごを下げると自然な角度で撮ることができます。
この角度のことをシンデレラ角度といいます。
きれいな笑顔を撮るポイント2:白いハンカチや紙を膝に置く
写りをキレイにするために、白いハンカチや紙を膝に置くと良いでしょう。
証明写真機ではライトがあるのできれいに映りますが、よりきれいに撮るために、顔周りに光を反射させると良いでしょう。
背筋はピンと伸ばす
写真を撮影する時に猫背になってしまうのは、絶対にNGです。
猫背になってしまうと、全体的に顔が前に出すぎてしまうため、上手に写真を撮ることができません。
背中はピンと上から引っ張られている感じで伸ばすことで、顔から肩までしっかり写ります。
ただ、逆に背筋を伸ばしすぎてしまうと、写真自体の印象が悪くなってしまったり、高圧的に見えたりするので、あくまでも横から見た時に椅子と90°の角度になるように意識しましょう。
カメラに向かって真っ直ぐ座る
最後に意識して欲しいポイントとしては、カメラに向かって真っ直ぐ座ることです。
表情や姿勢を直しているのに、全然上手に撮れない方は、ほとんどの場合、カメラに向かって真っ直ぐに座ることができていないことが非常に多いです。
ありがちなケースとしては、利き手側の肩が上がってしまったり、そもそも真っ直ぐ座れていなかったりすることもあります。
あらかじめ自分の体がどのように歪んでいるのか理解しておくことで正しく撮影をすることが可能になります。
首の傾きや肩が傾いていないかをチェックして撮影しましょう。
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ESの写真に関するQ&A
では、次にESの写真に関する、ありがちな質問を以下でご紹介していきます。
質問リスト
- 写真サイズはどれくらいがいい?
- 写真はどうやってデータ化するの?
- 特別な写真が必要な場合はどうする?
- スマホで写真を撮っても問題ない?
順に解説します。
写真サイズはどれくらいがいい?
ESで使う写真のサイズは、横40mm×縦30mmが一般的です。
ほとんどこのサイズ以外を使うことは無いので、このサイズさえ用意しておけば問題は無いでしょう。もし小さいサイズを求められた場合は、定規やカッターで小さくすることで綺麗にリサイズしておきましょう。
また、メールで書類を添付する時には、顔写真を画像データとしてパソコンに取り込む必要があります。撮影をする時には、デジタルデータを取り込んでおくようにしましょう。
デジタルデータとして取り込んでおけば、就活の途中で枚数が少なくなって、焼き増しが必要になった時もプリントアウトがしやすくなるので非常に便利です。
写真はどうやってデータ化するの?
写真館やスタジオで撮影する場合は、撮影を終えた時点でデータ形式のものを貰うことが出来るので、WEB版のエントリーシートにもそのまま活用することが可能です。
自宅にスキャナが無い場合は、コンビニのスキャナーを使うことも出来ますし、機種によって画質は異なりますが、確実にデータ化することが出来ます。
特別な写真が必要な場合はどうする?
企業によっては、特別なサイズ、形式を指定してきたりするケースも稀にあります。
例えば、ある会社では「40mm×30mm」なのに、違う会社は「45mm×35mm」で、「少しサイズが合わない!」ということもよくあることです。
そういった特別な写真が必要な場合は、証明写真機では撮ることが出来ないケースが非常に多いです。
そのため、何か特別な写真の添付を要求されている場合は、必ずスタジオで撮影するようにしてください。
スタジオであれば、カメラマンがその用途に合わせて特別に写真を撮影してくれます。
スマホで写真を撮っても問題ない?
結論から言うと、極力スマホはやめておいた方がいいでしょう。
不可能では無いですが、やはり証明写真と比べると画質が落ちますし、いい加減に写真を撮った感じがバレてしまいます。
ただ、やむを得ずスマホで撮影する場合は、白っぽい壁を背景にして撮影する、余計なものが一切無い場所などを選びます。
また片側からの光の場合、顔に影が出来やすいので、光の加減にも注意が必要です。
もっとも注意して欲しいこととしては、自撮りです。自撮りは、角度がついてしまうので、正式な書類のための写真に使うことは出来ません。写真を撮影してもらう時は、必ず他の誰かに依頼するようにしましょう。
屋外ではなく、屋内で撮影するということも忘れないようにしてください。
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まとめ
今回は、ESで使う写真はどのように撮ったらいいのか、また、写真に関するよくある質問などについて中心にご紹介してきました。
ESで使う写真は、選考を通過する上で非常に重要なものです。いくら上手にESが書けていても、写真が上手に撮れていないと、採用担当者の印象が悪くなってしまいます。
ESで書類選考を通過するためにも、証明写真はしっかり撮影するようにしましょう。
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