- 「自己PRで伝えられるような経験がない」
- 「他の人は自己PRで何を話しているんだろう」
- 「自己PRが書けなくて悩んでいる」
このように自己PRがないとお悩みではないですか?
実は、自己PRで見られているポイントは思考プロセスなので、すごい経験をアピールする必要はないのです!
この記事では、自己PRの例文を交えながら、自己PRをフレームワークにあてはめて効率的に書く方法や、自己PRの経験を作る方法を紹介します。
本記事を読めば、自己PRが書けないという悩みがなくなり、企業の意図に沿った自己PRを書くことができますよ!
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自己PRで見られるポイントは思考プロセス
自己PRで見られるポイントは、思考プロセスであって結果を見ているわけではありません。
自己PRで見られるポイントは、あなたが行動を起こすときに何を考え、何が問題だと感じてどんな行動を起こし、結果として何があったかという思考プロセス。
結果はあくまでついてきたものでしかないのです。
企業から見れば学生の経験はどれも変わらない
企業から見ると、学生間ですごいと思うような経験は、大体大したことがないと判断されます。
例えば、学生時代にビジネスコンテストに参加し1位を取った人と、アルバイトを4年間続け、学生バイトのリーダーになった人がいたとします。
この場合、ビジネスコンテストで1位を取った人の方が響きは、よく聞こえます。
しかし、企業としては、結果だけでなく、どうしてその結果が出せたのかという部分が知りたいので、結果で判断するということはありません。
また、ビジネスコンテストで1位といっても、所詮は学生の行ったビジネスコンテストで1位というだけなので企業から見るとそれだけで評価に値するわけではないというのが実情です。
学生の経験は企業からすると対して違わないので、学生時代に大した経験をしていない、結果を残していないといっても気にする必要はないのです。
大切なのは、あなたがした経験を企業が求める人材であると伝わるように話すことが大切です。
主体性がある人が評価されるわけではない
企業は主体性がある、リーダーシップがある人間を評価しているというわけではありません。
むしろ、リーダーをサポートしてきた経験の方が企業に評価されることが多いです。
なぜなら、リーダーは自分がやりたいことを周りを巻き込んで実現していきますが、会社では上司や同僚の仕事を助け合って進めていくことの方が多く、サポート役が求められるシチュエーションの方が圧倒的に多いからです。
あなたがリーダーシップを発揮した経験がないと思っていても、サポート役として手伝った経験を、なぜサポートしたか、どのようにサポートしたかを伝えることで、企業から評価される自己PRを作ることができます。
自己PRがないと感じたら自己分析ができていない
自己PRで評価されるのが結果ではなく、思考プロセスであるということをお伝えしました。
それでも、「学生時代に特にアピールできるほどの経験がないから思考プロセスといわれても…」と感じる人もいるでしょう。
その場合には、自己分析が十分にできていない可能性があるので、もう一度自己分析を行いましょう。
以下の記事では、自己分析のやり方について徹底的に解説しているので、自己PRがないと感じた方は参考にしてみてください。
自己分析は自己PRの材料を洗い出すこと
自己PRがないと感じている人は、自己分析をしっかりできていない可能性が高いです。
なぜなら、自己分析は、自己PRを作成するための材料を洗い出すものであり、自己分析をもとに自己PRを作るので、自己PR作成の段階で、アピールできる能力がないというのは順番として逆になるからです。
例えば、チームという言葉を大切にしている企業があった場合、自己PRでは、チーム経験を語ることが求められます。
そして、チームで何か行った経験を自分の過去の経験から洗い出せばいいのです。
パッと思い浮かぶ経験でなく小さな経験も洗い出そう
自己分析では、先にどんな経験が企業から求められるかを理解して、求められるような経験をあなたの過去の経験から探します。
自己PRでは、どんなに大きい結果を残せた経験があっても、企業に求められる経験でなかったり、しっかりした思考プロセスを示さなければ意味がありません。
逆に、小さい結果のものであっても、企業にマッチして、思考プロセスをしっかり伝えられれば十分に評価される自己PRになります。
自己PRの材料を探すときには、パッと思い浮かぶ経験だけでなく、企業のニーズに沿った経験を小さなものでもいいので洗い出すようにしましょう。
自己分析は自己分析シートを使って行うと効率的にできます。
以下の記事で、ダウンロード可能なシートを紹介しているので参考にしてください。
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自己PRの書き方
ここまで自己PRがないという場合に、自己分析を再度行い、自己PRの材料を洗い出すということを説明しました。
ここからは、洗い出した自己PRをもとに、自己PRを実際に作成する際の例文を紹介します。
自己PRの書き方について詳しくはこちらの記事で紹介しているので、こちらも参考にしてください。
自己PR例文 ~7つの要素で作成しよう~
ここでは、バスケサークルで大会に出場したという例をあげて説明します。
以下は自己PRの7つの要素に沿って自己分析のエピソードをまとめたものです。
ご覧の通り、サークルに所属していたというだけで優勝など結果を残せたわけでもなくこれといった成果はありません。
要素 | 本文 |
能力・長所 | 人を巻き込む力がある |
背景 | バスケサークルで大会に出場 |
課題点 | バスケ未経験者のメンバーのモチベーションが低かった |
アクション | 練習メニューを工夫した |
結果・変化 | みんなが楽しくバスケをできる雰囲気を作れた(優勝はしなかった) |
能力の再確認 | 人を巻き込みチームに貢献できる |
仕事への活かし方 | 組織作りに貢献する |
この材料をもとに自己PRを作成すると以下のようになります。
- 私は人を巻き込む力があります。(能力・長所)
- この力を付けた背景の経験として、バスケサークルの一員として大会に出場した経験があります。(背景)
- 所属するバスケチームは、未経験者と経験者でモチベーションに差があり、未経験者が練習についていけず、モチベーションが低くなっていました。(課題点)
- 私は、未経験者がもっとバスケが上手になるように、未経験者専用のメニューを考え、また卒業生の先輩にも週末にコーチとして来てもらうようにしました。(アクション)
- この結果、未経験者も、よりバスケに意欲的になりチームとしての一体感を作ることができました。(結果・変化)
- この経験から、私は周囲を巻き込み組織やチームを一つの方向に持っていく力をつけることができました。(能力の再確認)
- この経験を活かし、御社でも社内風土の向上や組織作りに貢献していきたいと思います。(仕事への生かし方)
この自己PRを作成する際に気をつけたポイントは3つです。
- 役職にはついてなくても当事者意識をもってチームの一員として行動することができる
- 先輩を巻き込んだと言うことでオリジナルのエピソードになる
- 能力と企業で生かしたいポイントが一貫している
ポイント1:役職についてなくても当事者意識をもってチームの一員として行動することができる
ポイント1つ目は、普通のメンバーであっても当事者意識を持って行動することができるということをしっかり伝えられている点です。
役職についているという点で、例えばサークルの代表でと語る人が多い中で、代表という言葉に頼らずに、サポート役をできるという点に訴求しています。
ポイント2:先輩を巻き込んだたと言うことでオリジナルのエピソードになる
2つ目は、モチベーション改善のためにメニューを工夫したというのはありきたりですが、先輩を巻き込んだというオリジナルの方法を述べることができています。
この場合、先輩と仲良くできるということで上下関係や社会スキルがある人間と思ってもらえます。
具体的にどのような施策を行ったのか、あなたにはわかっていても面接官には細部を伝えないと理解してもらえません。
先輩を巻き込んだということや、新たなツールを採用したなどの細かいところを切り口にしてオリジナリティあるPRを作りましょう。
ポイント3:能力と企業で生かしたいポイントが一貫している
ポイント3つ目は、能力と企業で生かしたいポイントが一貫していることです。
自己PRは、あなたの伝えたい能力がその企業では使えないということもあるので、あなたの伝えたい能力というのではなく、あくまで企業が求める能力に合わせて、あなたの能力や経験をすり合わせるというのが大切です。
あなたが伝えたいことではなく、企業は何をアピールしてくる学生を欲しいと思っているのかを考えて、そのポイントをしっかり押さえるようにしましょう。
このポイントを意識して、「自己PRにするエピソードがない……」と思ってる人でも、伝わる自己PRを作成するようにしましょう
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それでも自己PRがない方におすすめの自己PR作成方法3つ
ここまで、自己PRは探せばきっと見つかるということ、自己PRの材料の見つけ方、書き方をお伝えしました。
どんな学生であれ、必ず自己PRの材料になるものはあるはずです。
ただ、それでも過去の自分の経験に自信が持てないという人もいるでしょう。
そんな方のために、就活中、就活が迫っているというときでも自己PR経験を作る方法を3つ紹介します。
企業は、現在進行している経験であっても評価してくれますので、積極的に行動を起こすことがおススメです!
方法1:海外インターンで短期で経験を作る
自己PRを作成するおすすめの方法1つ目は、海外インターンに参加することです。
海外インターンは、短期間でビジネス経験を付けることができ、しかも海外でのインターンですので、グローバルで活動している企業には響きやすい経験です。
海外インターンのプログラムはいくつかありますが、おすすめの海外インターンは、株式会社旅武者が提供している海外ビジネス武者修行プログラムです。
おすすめ海外インターン:海外ビジネス武者修行プログラム
海外ビジネス武者修行プログラムは、ベトナムで2週間ビジネスプランを立ち上げ実際にビジネスをまわしてみるというものです。
海外ビジネス武者修行プログラムのポイントは3つです。
- 海外でビジネス経験を短期間でできる
- 費用が低めで出世払いもできる
- 優秀な学生との濃いつながりができる
ポイント1つ目は、他のビジネスプログラムと違い海外でビジネス経験を積むことができるという点です。
日本国内でも、短期プログラムやインターンに参加することはできます。しかし、海外となるとそう多くはプログラムがなく、費用が高かったり、信用が置けるものは少なかったりします。
また、インターンだとビジネスの一部分の作業が多いですが、こちらのプログラムは全プロセスを経験できるのが大きなメリット。
就職先でも、営業や企画、経理など誰が何をやっているのかを理解しながら働けるようになります。
ポイント2つ目は、新興国ベトナムでの開催なので、航空費や滞在費が低く、またプログラム自体も短期留学と同程度なので、初期費用を低く抑えて参加することができることです。
さらに、支払方法も一括、分割、就職後のボーナスで支払う出世払いという支払い方ができるので、今お金が無くても参加できるということです。
費用については、細かい内訳は説明会で具体的な話を聞けるので、一度参加してみると良いでしょう。
ポイント3つ目は、優秀な学生と濃いつながりができるということです。
ビジネス経験を必死になって2週間、チームで動かすので、就職後も「あの時一緒にビジネスプラン考えたなあ」と話ができるつながりができます。
参加学生は2,3年生が多いですが、4年生や就職期間中、内定後でも参加できるので、つながりを求めて参加するのもおすすめです。
方法2:課外プログラムに参加する
自己PRを作成するおすすめの方法2つ目は、課外プログラムに参加することです。
方法1の海外インターンも課外プログラムですが、海外に行くことが難しい場合もあるでしょう。
そんなときは、国内で募集しているプログラムに参加するのがおススメです。
課外プログラムとしては以下のようなものが短期で取り組みやすいでしょう。
- NPOやNGOのボランティア活動
- 学校で募集しているプログラム
NPOやNGOのボランティア活動
NPOなどが募集しているボランティア活動は、報酬はもらえませんが、その代わり基本的に人が不足しているので、応募からすぐに採用してもらえるケースが多いです。
企業からしても、学生時代にボランティア活動をして社会のために活動しているというのは、評価される項目です。
例えば、activoというサイトでは、学生がすぐに始められるボランティア活動を紹介しているので、あなたの条件に合ったものを検索して探してみると良いでしょう。
将来社会に貢献する仕事がしたいと考えている方は、NPOやNGOでのボランティア活動を始めてみると良いでしょう。
学校で募集しているプログラム
学校で募集しているプログラムも、わざわざ学校の課外活動に参加する意欲的な学生は少ないので、応募すればすぐに採用されるケースが多いです。
企業の評価としては、バイトやサークルなど学業にほぼ関係ないものよりも、大学のプログラムは大学で学んだ知識ベースでの活動なので、しっかり所属先で活動しているという学生は評価されやすいです。
例えば、学校主催で地方に1週間行き、地方創生に貢献するプログラムや、留学生への就学支援など、各大学ごとで様々なプログラムを提供しています。
大学主催ということで信頼もできるプログラムなので、まずは一度大学のポータルサイトや掲示板で学外プログラムがどんなものがあるのかを見てみると良いでしょう。
方法3:現在活動しているものを発展させる
自己PRを作成するおすすめの方法3つ目は、現在活動しているものを発展させることです。
すでに行っているアルバイトやサークルで新たな活動をしたり、上位の役職になるように努めることです。
例えば、アルバイトであれば、お店の売上を向上させるためにSNSの運用を提案し実際に運用をしてみることや、サークルであれば新たな練習メニューを発案し成果を出すなどです。
すでにあなたが活動している場所でのあなたの地位や経験を高めるという活動で、少しでもアピールできる材料を作りましょう。
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まとめ
この記事では、自己PRがないエピソードがないという悩みを解消する方法を紹介しました。
この記事を通じて、自己PRにそもそもすごい経験は必要ないこと、自己PRは企業ニーズにマッチした経験を述べることが重要であること、自己PRの書き方を理解できたと思います。
また、それでも自己PRにするエピソードないという方は、今からできる3つの方法を使って自己PR経験を作ってしまうというのも方法としてアリです。
自己PRは自信をもって話すことが重要なので、しっかりと自分で納得いく自己PRを作り上げ、堂々と自己PRできるようにしましょう。
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