- 「インターンって本当に意味があるんだろうか?」
- 「そもそも行く必要あるの?」
インターンシップについて、このようにお悩みの方はいませんか?
先輩からの口コミや、インターネットなどで調べてみると、「時間の無駄だった」という意見も多く、不安になりますよね。
しかし、インターンシップの内容は企業ごとによって大きく異なり、非常に有意義なものも沢山あるんです。
そこで今回は、インターンシップのメリットや、有意義なインターンシップの見分け方を紹介します。
この記事を読めば、実りあるインターンシップを見つけることができますよ!
より詳しくインターンシップについて知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
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インターンシップとは?
インターンシップとは、学生が就職前に企業等で就業体験をすることをいいます。
開催時期としては、大学3年生の夏から冬にかけて行われることが一般的です。
欧米では学生のほぼ全員がインターンシップへ参加するといわれており、この現象は日本でも起きつつあります。
マイナビの調査では、2019年卒の学生のうちインターンシップに参加した経験のある割合は78.7%にのぼり、平均参加社数は4社と、非常に多くの学生がインターンシップに参加しています。
以前は「優秀な人が行く」「意識の高い人が行く」というイメージの強かったインターンシップですが、すでに日本でも就活生には必須のイベントとなっているといえます。
インターンシップの種類
インターンシップの種類は1日〜2週間程度で行われる短期のものと、3ヶ月〜1年以上行う長期のものに大別されます。
短期のものと長期のものでは開催目的が異なるため、違った内容のコンテンツが実施されることになります。
インターンシップへの参加目的と、実施されるコンテンツとの間に食い違いがあると参加する意義が薄れてしまうため、まずはそれぞれの特徴を把握しておきましょう。
以下からは、それぞれのインターンシップの特徴と、得られるメリットを紹介します。
短期インターンシップ
短期インターンシップのうち、1日だけ開催されるもの(1dayインターンシップ)では、企業説明会やセミナー等が行われ、学生による主体的な活動は行われない場合がほとんどです。
この場合は、学生としては特別なスキル等を身につけるというよりも、実際に志望企業で働いている人と直に接し、会社の雰囲気を知ることができる、ということに主眼が置かれます。
また、プロジェクト型インターンシップとして、2〜5日、2週間、1ヶ月ほどの中長期間にわたって商品開発など企業から課された課題をクリアすることを目指すものもあります。
プロジェクト型インターンシップでは、グループワークやディスカッション、プレゼンテーションスキルなど、社会人となった後にも役に立つスキルを身につけることができます。
さらに、同じ業種や業界を志望する学生と短期間で緊密な関係を築くことができるので、今後他社の選考等を受けるにあたっての情報を収集するコミュニティを形成することができます。
プロジェクト型インターンシップの場合、新規事業立案の精度など、企業側が学生の評価をしやすいことから、そのまま採用に直結する場合もあります。
これら短期間のインターンシップは、志望学生の多い大企業で行われることが多い傾向にあります。
長期インターンシップ
3ヶ月以上の中期間や、場合によっては1年以上の長期間にわたって行われるインターンシップもあります。
こうした長期間のインターンシップは、大企業よりも、中小企業やベンチャー企業で行われることが多い傾向にあります。
長期インターンシップは就職活動というよりはほとんど就業に近く、会社の戦力として働くというイメージが強くなり、有給で行われます。
アルバイトとは異なり、主にベンチャー企業が長期インターンシップを採用しているということから、学生のうちから裁量の大きい仕事を任されることも多々あります。
もちろんその分責任も大きくなりますが、通常のアルバイトでは得難い経験をすることができ、また、別の企業に就職するにしてもその経歴を高く買われることもあります。
長期インターンシップのこのような特徴から、就活生よりは1〜2年生が歓迎されるため、早い段階から志望業種が確定している学生にはお勧めです。
インターンシップの意義
ここまで、短期・長期インターンシップのそれぞれの特徴とメリットについて紹介しました。
それでは、こうしたインターンシップはどのような目的で行われるのでしょうか?
もちろん、インターンシップの意義は人れぞれではありますが、以下からは、インターンシップの主な意義について、企業側と学生側それぞれの目線に立って説明します。
インターンシップの意義を見失い闇雲に参加すると、ただの時間の浪費で終わってしまいます。
しかし、目的意識をもった上でインターンシップに参加すれば、インターンシップはとても実りのある経験にすることができますから、しっかりと確認しておきましょう!
企業側
企業側がインターンシップを行う目的は、なにより採用のミスマッチをなくすことです。
厚生労働省の調査によると、大卒の新入社員が入社3年以内に離職する割合はおよそ30%と、非常に高い水準です。
企業は新卒の採用にあたって、募集・選考・採用・新人教育と、莫大な時間的・金銭的コストをかけなければなりません。
それにもかかわらず、入社後早いタイミングで離職されてしまっては、これらのコストを回収することができません。
そのため企業としては、インターンシップを実施することにより企業の実態を知ってもらい、学生とのミスマッチを極力減らしたいのです。
また長期インターンシップの場合であれば、早い段階から学生をその企業のマインドに触れさせることによって、ミスマッチを減らすことも考えられます。
学生側
学生にとっても、企業とのミスマッチを減らす、ということはインターンシップの大きな目的となります。
実際にその企業で働いている人と直に接し、職業体験をすることは、業界・企業の理解を深めるために大いに役立ちます。
いざ就職すると、取り扱う商材などだけではなく、どんな人と働くのか?ということが非常に重要になります。
そこでインターンシップに参加し、会社の雰囲気に触れることは、入社後のイメージを抱く上でとても重要なことです。
また学生側としては、インターンシップを就活の予行演習として行うことができます。
インターンシップに参加する企業が第一志望ではなかったとしても、面接やグループワークを本番の就活以前に経験していると、他の就活生よりも場慣れしている分だけ優位に立てます。
だからこそ、たとえ興味のない業種・企業であったとしても、インターンシップには積極的に参加すべきなのです。
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意義のあるインターンシップの探し方
ここまでは、インターンシップの種類や意義について説明してきました。
それでは、自分にとって役に立つ、意義のあるインターンシップはどのように見分けたら良いのでしょうか?
まず大切なことは、「自分なりのインターンシップの目的を明確にしておく」ということです。
自分なりの目的がしっかりと定まっていないと、インターンシップへの参加を意義のあるものにすることは難しくなります。
そのため、上で紹介したインターンシップの意義を参考に、「インターンシップを通じて自分はどうしたいのか」ということを明確にしておきましょう。
以下からは、意義のあるインターンシップを選ぶ際のポイントを2つ紹介します。
コンテンツ内容が明確になっているもの
インターンシップを選ぶ際には、コンテンツ内容が明確になっているものへ参加するようにしましょう。
実は、インターンシップを実施する企業であっても、「競合他社もやっているからウチもやっておこう」くらいの感覚で実施している企業も少なくありません。
こうした企業の行うインターンシップは形式的なもので、目的意識がない分、学生にとっても得られる学びが少なくなってしまいます。
また、前もってコンテンツ内容が明らかでない場合には、学生としては自分なりの参加の意義をそのインターンシップで満たすことができるのかがわかりません。
そのため、いわばインターンシップのミスマッチとも言うべき状況が起きてしまい、学生としては時間の無駄に終わってしまう恐れがあります。
インターンシップへ参加する場合には、そのコンテンツ内容をしっかりと確認し、自分なりの目的と合致しているかを確かめて参加するようにしましょう。
参加者が多く口コミが良いもの
参加者が多く、口コミが蓄積されているインターンシップにはぜひ参加しましょう。
当然、人気が高く競争率が激しいと、その分だけ選考も厳しくなります。
しかし、だからこそ就活の練習にはもってこいですし、また、選考を突破する学生のレベルも高くなるため、得られる学びも大きくなります。
口コミが多ければ、参加する前にプログラムの内容等を相当程度知ることができるため、自分なりのインターンシップの意義に合うかどうかをしっかり見極めることができます。
また、参加学生が多くなると、企業としては多くの人材をインターンシップに割く必要があり、コストが増えます。
その分インターンシップに力を入れているということですから、学生としても得られるものが多くなるでしょう。
意義のないインターンシップの見分け方
ここまでは、インターンシップの良い面を多く取り上げてきました。
しかし残念ながら、「インターンシップに参加してみたけれど、全然意味なかった」という感想も多く聞かれます。
限られた時間を有効に使うためにも、インターンシップに参加するからには意義のあるものに参加したいですよね。
そこで以下からは、意義のないインターンシップを見極める際のポイントを2つ紹介します。
実質的にアルバイトと変わりないもの
長期インターンシップに参加する場合には、業務内容をしっかりと確認しておきましょう。
上に述べたように、長期インターンシップのメリットは、広い裁量を与えられ、学生のうちから第一線で就業経験を積めることにあります。
しかし残念なことに、インターンシップとは名ばかりのアルバイトとして採用している企業も少なくありません。
そればかりか、いわゆる「やりがい搾取」として、アルバイトと比しても低い賃金で、責任だけを重く課すような悪質な企業さえあります。
これでは、インターンシップの意義を果たせないどころか、経験など何も得られないまま貴重な学生生活の時間を失ってしまいます。
そこで、長期インターンシップへ参加する場合には、事前に業務内容を口コミ等でしっかりと確認し、面接でもきちんと問い合わせるようにしましょう。
また、実際に参加してみて「思っていたのと違うな」と感じた場合には、思い切ってインターンシップを辞退することも視野に入れるべきです。
長期インターンシップは雇用形態か業務委託契約で行われることが一般的ですが、契約形態は報酬の発生や辞退する際に重要なポイントとなるため、あらかじめ書面で確認しておきましょう。
企業説明会にとどまるもの
実施されるプログラムが企業説明会にとどまるものは、インターンシップとして参加する意義があまりありません。
こうしたインターンシップでは企業側から一方向的なプレゼンテーションが行われるにすぎず、インターンシップを通じた学びを得ることができないためです。
そのため、よほどその企業への就職を希望する場合などを除いては、特に参加する必要性はないといえるでしょう。
1dayなどの短期間のインターンシップであれば、企業説明だけではなく、座談会などの双方向コンテンツが用意されているものがお勧めです。
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まとめ
今回は、インターンシップの特徴や、意義のあるものの見分け方について紹介しました。
インターンシップは、就活のミスマッチを減らし、予行演習を行う上でも欠かすことのできない重要なイベントです。
また、長期インターンシップであれば、学生のうちから社会人としてのスキルを身につけることができ、社会人になった際のスタートダッシュを切ることができます。
このようにインターンシップには多くのメリットがある一方、意義のないインターンシップを行なっている企業が多いことも事実です。
この記事を参考に、自分なりの目的意識をしっかりと確定し、実りあるインターンシップを送りましょう!
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