- 「就活を始めてESを見たら趣味と特技を書く欄があったが、どういう趣味や特技をどんな書き方で書けばよいのか?」
- 「趣味と特技はどんなものを書くのがよいのか?」
- 「趣味と特技で書いてはいけないものはあるのか?」
エントリーシートで趣味と特技を求められるときに、どのようなことを書くか悩んだことはありませんか?
ESの趣味の欄は、実は人間性を伝える重要な項目で、しっかり記入しないとESで落とされることもあるのです。
この記事では、エントリーシートで趣味や特技を書くときのポイントやNG例を説明していきます。
この記事を読めば、エントリーシートで趣味や特技を書くときの悩みは解消されるでしょう。
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エントリーシートに趣味や特技を書かせる狙い3つ
まずは企業がエントリーシートに趣味や特技を書かせる狙いについて説明していきます。
狙いを把握することで、内容を考える際の参考になります。
面接で応募者の緊張をほぐすこと
1つ目の狙いは、面接で応募者の緊張をほぐすことです。
面接では学生が緊張してしまう傾向があります。
それは普段あまり聞かれないようなことをかしこまった形で聞かれることが原因の一つです。
趣味や特技については、自身の好きなことでもあるので、話が弾みやすく緊張をほぐす効果があります。
そのような話のネタとして趣味や特技を書かせていることがあります。
応募者の人柄や適性を知ること
2つ目の狙いは、応募者の人柄や適性を知ることです。
趣味や特技には、その人の人柄や性格が出ることがあります。
例えば本を読むのが好きな人は物静かな印象があるけど好奇心旺盛で勉強好きで知識が豊富である、旅行が好きな人は行動力が高いというイメージです。
趣味や特技だけで一概に全員の人柄や性格が同じであるとは言えませんが、傾向として把握するために書かせています。
好きなことに対する取り組み方を知ること
3つ目の狙いは、好きなことに対する取り組み方を知ることです。
仕事になるとどれだけ前向きに取り組み続けているかが重要になってきます。
学生時代の経験や自己PRから物事への取り組み方を引き出していくことももちろんありますが、趣味や特技などの好きなことについて聞くことで、学生時代の経験や自己PRとはまた違った視点での物事への取り組み方を知ろうとしていることがあります。
そのため、できるだけ趣味や特技に対しての取り組み方についても整理しておくとよいでしょう。
趣味・特技欄で自己PRしよう
続いてエントリーシートでの趣味・特技欄で自己PRをしていくことについて説明します。
他の就活生と差をつけるためにもしっかりと押さえていきましょう。
趣味や特技だけを書くのはNG
基本的に趣味や特技だけを書くのはやめておきましょう。
履歴書であればそれでもよいですが、エントリーシートではそこからどのように成長させてくれたかに結びつけて書いていくのがおすすめです。
仕事にどう繋がるかを書く
仕事にどう繋がるか書きましょう。
趣味や特技を実施するにあたって身についたことや習慣化したことを実際に仕事に結びつけて書くのが大切です。
その方が企業の方が実際に仕事で活躍することをイメージしやすくなるためです。
例えば本を読むことが趣味の場合に、そこで実際に学んだことを営業で活かすことができるという風に結びつけていくとよいでしょう。
また、特技だとPCのことを書くとどの企業でも使うことになるため、アピールになります。
そのため、趣味が仕事にどう繋がるかを意識して書くようにしましょう。
熱意や成長意欲を伝える
次に熱意や成長意欲を伝えましょう。
趣味や特技においての熱意や成長意欲を伝えることで、他のことに対しても熱意や成長意欲を持って取り組めることをアピールすることにも繋がるためです。
一概に仕事と趣味や特技を一緒にはできませんが、物事への取り組み方としてアピールすることはできます。
例えば文章を書くのが好きな場合、書き続けることはもちろん、それ以外にも自分で調べて試行錯誤した上でPV数(Webページが閲覧された回数)を増やした経験などは十分にアピールポイントになります。
そのため、趣味や特技への熱意やそれに伴う成長意欲を伝えていきましょう。
自己PRに繋がる構成
続いて自己PRに繋がる構成で趣味や特技を伝えられると好印象です。
そのような文章の構成について具体的に説明していきます。
能力・性格
まずは趣味や特技によって身についた、もしくは発揮した能力・性格について書きましょう。
自身のセールスポイントを挙げるのが得策です。
普段は学生時代の経験から挙げることが多いものですが、趣味や特技でも訴えられるものはあると思います。
振り返ることで整理をして、まずは能力・性格を書きましょう。
きっかけ・背景
続いて、きっかけと背景を伝えていきましょう。
なぜその能力が身についたのかということを簡単にまとめてください。
能力・性格が身についた過程の趣味や特技をする上できっかけとなった出来事や背景をベースに書いていきましょう。
問題意識・課題点
次に問題意識・課題点について伝えていきましょう。
きっかけ・背景で触れた内容を遂行していく中で直面した課題についてまとめてください。
そうすることで後に書いていく施策やアクションに説得力が増します。
施策・自分のアクション
続いて施策・自分のアクションを伝えていきましょう。
問題に対して実際に取った行動です。
そうすることで問題に対しての向き合い方、趣味や特技に対しての取り組み方をアピールすることができます。
結果・変化
続いてそれによって起こった結果・変化を伝えていきましょう。
行動によって生まれた結果を書いていくのがおすすめです。
そうすることでわかりやすく趣味や特技で残した功績をもアピールすることができます。
能力・性格の再確認
続いて能力・性格の再確認をしましょう。
再びセールスポイントを挙げます。
訴えたい要点を再度末尾に持ってくることで、相手に伝わりやすくなります。
そのため、もう一度セールスポイントを訴えていきましょう。
仕事への活かし方
最後に仕事への活かし方について伝えていきます。
今まで伝えてきたことを仕事にどう活かせるかをまとめていきます。
そうすることで実際に仕事で活躍できるイメージを作ることができるため、さらなるアピールに繋がります。
インパクトのある数字を入れよう
続いてインパクトのある数字を入れるとなおよいです。
インパクトのある数字を入れることで、より説得力が増すためです。
例えば、「早起き」が得意な場合は、「平日は毎朝5時に起きて、朝活をしています」など具体的な数字を入れましょう。
ただ、注意しなければいけないのが、数字の持つインパクトです。
「朝5時」だと誰が聞いても「早起きだ」と感じますが、「朝7時」では社会人からすると当たり前です。
数字の持つインパクトが弱いと感じた場合は、早起きのコツや心得など、別の角度から具体例を盛り込みましょう。
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「趣味や特技」の自己PRを作成する際、伝えたいことは沢山あっても、文章で上手くまとめる自信がない就活生も多いはず。
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エントリーシートに書かない方が良い趣味や特技4つ
続いてエントリーシートに書かない方が良い趣味や特技について説明していきます。
これを書くのはNGと捉えてもよいでしょう。
嘘の趣味
嘘の趣味を書くのはやめましょう。
もし内容を深掘りされたり、具体的なことを聞かれた際に答えられない場合は嘘であるとバレますし、それに関して詳しく話せない場合、話そうとしない場合は著しくコミュニケーショ能力の低い人間であるとみなされます。
嘘がバレた場合は、不誠実な人であるとしてその時点で落とされる可能性も高くなります。
そのため、趣味を偽ってエントリーシートに書くのはやめましょう。
政治や宗教
政治や宗教のことについてエントリーシートに書くのもやめましょう。
政治や宗教など、その人の個人的感情や個人的価値観に強く基づくものは、企業や人によってはよい印象を抱かない場合があります。
非常にセンシティブな内容のため、信条が合わない場合にお互いの面接の場も空気がよくないものになる可能性もあります。
そのため、エントリーシートには政治や宗教に関連したことを書くのは基本的には避けましょう。
反社会的なもの
反社会的なものをエントリーシートに書くのもやめましょう。
これは常識から考えても書くべき内容ではありません。
ニュースでもたまに出てくるように会社は基本的に反社会的なものとの繋がりを禁止しています。
その中でわざわざ反社会的なものを出せば倫理的な行動を取ることができないと思われてしまいます。
そのため、反社会的なものをエントリーシートに書くのはやめましょう。
ギャンブル
ギャンブルをエントリーシートに書くのもやめましょう。
ギャンブルが趣味である人は、どうしても「お金のトラブル」や「享楽的なことに溺れやすい」といったネガティブな印象を持たれてしまうので、エントリーシートに書くべきではありません。
「自制心がない」「堅実でない」「倫理観がない」といったネガティブな印象にも繋がります。
そのため、ギャンブルを趣味や特技として書くのはやめましょう。
書ける趣味や特技がない場合
そうは言っても、書ける趣味がそんなにない方もいると思います。
そのような方のために書ける趣味や特技がない場合にどうすればよいかをここでは説明していきます。
ぜひ参考にしてください。
「特になし」や空欄はNG
エントリーシートに書ける趣味や特技がなくても「特になし」や空欄にして提出するのはやめましょう。
このような回答はあまりよい印象を与えません。
趣味や特技を持つことはストレス発散やリフレッシュなどにつながるので、ストレスを発散させる能力やその方法にも企業は目をつけています。
仕事をする上でストレスを抱えてしまった場合に、それに対処できない人は企業にとってはよくない存在となる可能性が高いからです。
「これと言って得意だと言えることがない」と感じる場合は、趣味だけを書いても構いません。
「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるように、好きで続けていることは、他人よりも秀でている部分があるはずです。
それでも趣味がないと思っている人は人から見たら立派な趣味でも、自分ではそれが趣味だと気づいていない人もいます。
「これも趣味だと言っていいのか」と気づくには、他の人がどのようなものを趣味として挙げているのかを参考にしてみるといいでしょう。
自分の好きなことや興味のあることは些細なことでもいいので考えてみて積極的に書いていってください。
自己分析しよう
続いて自己分析をしていきましょう。
まずはこれまでのあなたの行動や経験を振り返ってみてください。
これまで関わってきた人たちと、どんな所に行って何をすることが多かっただろうか、どんな時に楽しかっただろうか、と振り返り、その中で回数の多かったものから何か言えることがないか考えてみましょう。
それでも難しければ、あなたの「興味」にフォーカスして考えてみるのが簡単です。
これまで興味を持ったことや、今興味を持っていることは何か、と考えてみましょう。
例えば、今興味を持って受けている授業があれば、その分野について調べることを趣味としてもよいでしょうし、暮らしている地域で地元のイベント等によく参加するなら、「地域おこし」や「地元の地名の由来調べ」などと結びつけるのもおすすめです。
それらに加えて、普段休みの日などに何をしているか思い出してみましょう。
趣味がないと思っているかもしれませんが、何かしらはあるはずです。
また、それが趣味として書けるものではないと思うかもしれませんが、どのようにアピールするか、何をアピールするかが重要なので、「自分がよくやっていることは大した事ではない」と勝手に判断して書かないようにするのはやめましょう。
新しく趣味を始めるのもアリ
最後にそれでもやっぱり出てこなければ趣味を新しく始めるのもありです。
気になっていることや興味のあることを始めてみましょう。
「長く続けていなければ評価されない」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
何か新しいことに挑戦するための決断力や行動力が評価される場合もあります。
まずは少しでも興味があることを始めてみましょう。
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まとめ
この記事では、エントリーシートで趣味や特技を書くときのポイントやNG例などを説明してきました。
エントリーシートの趣味や特技の欄には、ただそれらを箇条書きで書くだけではなく、しっかりと文章で自らのことを伝えることがアピールに繋がります。
また、趣味や特技で書くことがないという方も、しっかりと振り返ったり新しく趣味を始めることで書くことができるはずです。
エントリーシートにおける趣味や特技の不安をなくし、就職活動を有利に進めていきましょう。
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