富士電機の元社員や、インターン参加者、内定者の声から、富士電機の求める人材像や年収、インターン選考や、本選考のフロー、エントリーシート(ES) / 面接で聞かれる質問、WEBテストの形式と、26卒(2025年)向けの対策法をまとめました。
富士電機のインターンに参加すると、早期選考となり優遇されます。富士電機が気になる方は、ぜひインターンに応募しましょう。
自由度が高く、働きやすい環境の「富士電機」|気になる年収・待遇は?
元社員の話によると、富士電機の企業文化を”古き良き日本企業”とのことでした。ただ、他の大手メーカーよりも、自由度が高く、働きやすい環境とのことです。
部署や事業によって企業文化は大きく違いますが、会社としては「人を大切にする」カルチャーです。また、ホワイト企業化も進んでいて、残業は月20時間程度であり、有給休暇もとりやすくなりました。
若手も成長できる環境だと思います。私の場合、入社1年目から業務範囲の幅が広く、自由度も高かったです。自ら企画した製品について、お客様からフィードバックをもらい、それを改善に活かすといった活動を行えているので、ありがたいですね。
富士電機の平均年収は790万円程度を推移していて、標準的な大手メーカーの水準です。
富士電機(大卒・院卒)の年収目安
- 25歳:400-450万円
- 30歳:550-600万円
- 35歳:650-700万円
- 40歳:750-800万円
- 課長クラス:1,000万円~
大卒や院卒は企画職3級→企画職2級→企画職1級→課長クラスという順番に給与ランクが分かれます。
志望動機が重要!富士電機の求める人物像2点
一般的にメーカーでは「志望動機」を聞く傾向にありますが、富士電機では特に「志望動機」について深堀りをしていきます。「富士電機が求める人物像」について、元社員や内定者への取材から聞いた内容を次にまとめます。
納得感のある「富士電機」「応募職種」への志望動機
富士電機の選考では、特に志望動機について聞かれます。これは本選考だけでなく、インターン選考も聞く傾向にあります。
まず、ESでは富士電機の志望動機と、志望職種の志望動機を記載する必要がありました。そのため、職種も含めた企業研究が必要だと思います。
「また、面接では、まず「なぜIT業界か」という点において深堀りがなされました。ある程度答えると、次に「なぜ富士電機か」を深堀りされます。
「志望動機を深堀り」する傾向について、元社員は次のように話をしていました。
今の就活生もそうだと思いますが、富士電機を応募する学生は他にもソニーやパナソニックなど待遇の良い総合電機メーカーや、三菱電機、東芝、日立といった重電事業がある会社も併願するため、そちらに流れるという事はあると思いますね。
富士電機の志望動機の例としては、次の内容が考えられます。志望動機のポイントとして、企業研究した結果と、自分の強みが一致するポイントをアピールしましょう。
富士電機の志望動機の例
- 海外への挑戦:「海外への展開を積極的に進めている御社の環境が、私の留学経験を活かすことができ最適であると感じました。」
- 企業文化・社風とのマッチ:「富士電機の自由な社風に惹かれました。私も自由な環境で成果を出しやすい強みがあり、私の強みを活かせる環境であると感じました。」
- 事業・研究内容への興味:「富士電機の「XXX」技術は、私の大学での研究を活かすことができると考えています。」
チームワークで成果を出すことができるリーダーシップ適性
富士電機では、事業内容から1件あたりの商談規模も大きくなりやすいので、どの職種であっても他部署や社外と連携できる、チームワークを発揮できる人の方が仕事が進めやすくなります。
富士電機では、製品について1社で企画から販売、販売後のサポートまで行っていて、また、製品特性上大型の商談が多いです。そのため、社内の様々な部署と連携をしながら仕事を進めていくことになります。
他部署との連携は重要ですね。(余談ですが、仕事の規模が大きく、また海外への販売も増えているため、やりがいはありました。)
実際に、新卒採用の選考においても、チームワーク・リーダーシップを発揮した経験をアピールすると好印象であったとのことでした。
ESや面接では、強みやガクチカなど一般的なことしか聞かれませんでしたが、特に組織でリーダーシップをとってやり遂げたエピソードを話すと、面接官の反応も良かったです。
富士電機の本選考フロー
富士電機|インターン選考フロー
- エントリーシート(ES) → インターン参加
富士電機|本選考フロー|文理不問
- 説明会 → コミュニケーションシート(ES) → 適性検査 → 面接(三回実施) →内定
富士電機|本選考フロー|技術系
- 説明会 → コミュニケーションシート(ES) → 適性検査 → 面接(二回実施) →内定
富士電機のインターンに参加すると、早期選考として優遇されます。企業理解も深まりますので、富士電機が気になる方は、ぜひインターンに応募しましょう。
インターン選考・本選考は上記「富士電機の求める人材像2点」を念頭に、一つ一つの選考を準備をしていきましょう。
次に、富士電機のインターンの各選考フロー → 本選考フローという順に、各選考内容と対策法を案内いたします。
富士電機 インターン選考|エントリーシート(ES)の設問と書き方
富士電機 インターン選考|エントリーシート(ES)設問|24、25卒
- 富士電機のインターンに応募する志望理由をご記入ください(400字)
- あなたを「自己PR」してください(400字)
- 当社インターンシップに参加する目的、テーマ希望理由、インターンシップを通して得たいことなどをお書きください。(400文字以内)
- 当社の事業で興味を持った内容、その理由を教えてください。(400字以内)
- 当社のインターンシップでどのようなことを学びたいか教えてください。(400字以内)
富士電機のインターンのESの設問では、主に「自己PR」「富士電機のインターンの志望動機」について聞かれます。ES設問については、富士電機が求める人材像2点(詳しくは上述)を意識して記載をするとよいでしょう。
- 納得感のある「富士電機」「応募職種」への志望動機
- チームワークで成果を出すことができるリーダーシップ適性
特に、富士電機のインターンの志望動機について、しっかりと企業研究をした上で、”自分の強みをどう活かせるか”、”インターンで何を学びたいか”を記載しました
インターン選考では、ESに書きなれていない段階の方も多いため、”分かりやすさ”も意識しましょう。
インターン選考の合否は2週間程度で分かりました。
本選考に有利になる?早期選考への優遇は?|富士電機のインターンの当日の内容
富士電機のインターンに参加し、優秀だと判断されると「面接の選考フローが1-2回短縮される」といった本選考への優遇措置があります。
インターンの内容としては、他企業のインターンでも一般的な「グループディスカッション」です。
グループディスカッションのお題は、「富士電機の10年の後の事業投資予算を決めよ」でした。チームで、富士電機製品の売上推移や事業規模などを調査し、どの製品に、いくら投資をするかを決めます。
インターンで優秀だと判断されると、早期選考に優遇され、本選考に有利になると聞いていたので、グループディスカッション中も選考だと思ってアピールしました。
インターンに参加した後、後日社員と話をする機会をいただきました。富士電機について色々話をしてくださり、リクルーター面談という感じはしなかったです。
また、技術系のインターンは2週間にわたり、実際の業務体験を行うことができます。今回、技術系の方にインタビューできなかったので、詳細の内容については確認でき次第アップデートいたします。
富士電機の本選考|エントリーシート(ES)で聞かれること、回答法
富士電機 本選考|エントリーシート(ES)設問|技術系・文理不問共通|24卒、25卒
- 富士電機の志望理由をご記入ください(400字)
- 富士電機の応募職種を選択した理由をご記入ください(200字)
- 富士電機に入社後、どのような役割を担い、どのような影響を与えることができますか。これまでの経験をもとに具体的にお書きください(400字)
- あなたの強みと弱みをそれぞれお書きください(200字)
- 学生時代に最も力を入れたこと(自ら提案・実行したことを盛り込むこと)を教えてください(400字)
ES設問においては、主に「富士電機の志望動機」「ガクチカ」「自己PR」とオーソドックスな内容が聞かれます。
ES設問の対策ポイントとして、富士電機が求める人材像2点(詳しくは上述)を意識して記載をすると良いでしょう。
- 納得感のある「富士電機」「応募職種」への志望動機
- チームワークで成果を出すことができるリーダーシップ適性
富士電機 本選考|WEBテスト対策
エントリーシート(ES)に通過すれば、次はWEBテストです。形式は玉手箱であり、内容は一般的な言語・非言語・適性検査、時間は一時間程度です。
特にボーダーは分かりませんでしたが、7割程度ではないでしょうか。他のWEBテストと同様、オーソドックスな問題でした。
富士電機の本選考|「面接」での質問と答え方
面接の選考フローですが、通常は3回程度の面接となっています。インターンに参加し、優秀だと判断された方は1回のみの場合もあります。
面接で聞かれる質問はESに沿っていてオーソドックスな「ガクチカ」「自己PR」「志望動機」が聞かれます。技術系のみ、研究計画書の提出が求められ、専門的な質問もなされます。
富士電機 本選考|「面接」で聞かれること|技術系
面接前に研究計画書を作成し提出します。面接のはじめにその研究紹介(プレゼン)を行います。
- 研究に関する質問
- 富士電機の志望動機を教えてください
- 入社してから希望する仕事はありますか
- なぜその職種を希望しますか
- 逆質問
富士電機 本選考|「面接」で聞かれること|文理不問
- 自己紹介を行ってください
- ご自身について「自己PR」をしてください
- ご自身の学業や、研究内容について教えてください
- 学生時代に力を入れたことを教えてください
- チームで活動をする中で、困難だったことを教えてください、それをどう乗り越えたかを教えてください
- 富士電機の志望動機を教えてください
- 就職活動の軸を教えてください
- その軸から、富士電機との関連性について教えてください
- 他にどの企業を見ていますか
- (応募職種について)入社後にやりたい仕事を教えてください
- それは、富士電機でないと実現できないことですか
- あなたの強みは、富士電機でどのように活かすことができますか
- 逆質問
富士電機の面接で気をつけるポイントはこれまでの選考と同様、「富士電機が求める人材像2点(詳しくは上述)」に記載しています。
面接の時間が短いので、面接の質問の意図を正しく汲み取り、簡潔に答えられるようにしておきましょう。
- 納得感のある「富士電機」「応募職種」への志望動機
- チームワークで成果を出すことができるリーダーシップ適性
富士電機|インターン / 本選考対策まとめ
このページでは、富士電機について気になる方向けに、富士電機の概要や年収などの待遇情報についてご紹介しました。
また、富士電機を志望される方向けには、インターン選考や、本選考のフロー、エントリーシート(ES)/ WEBテスト / 面接突破に向けたコツをご案内しています。
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