丸紅 インターン/本選考 内定：ES/面接/志望動機/WEBテストの攻略

こんにちは、このページでは丸紅のインターン選考や、本選考のフロー、求める人材像や年収、エントリーシート（ES）/面接で聞かれる質問、WEBテストの形式、グループディスカッション（GD）の内容と、各選考の対策法についてまとめています。 

就活生の皆様が、丸紅のインターンの応募、OB訪問やエントリーシート（ES）提出前に、選考突破に向けた対策を確認するためにご覧いただければと思います。 

インターン応募前に：丸紅の概要 

丸紅の売上は年間約7兆円であり、総合商社の中では第5位の売上規模です。5大商社に属していて、世界68カ国に展開し、130拠点を有しているほどのグローバルカンパニーですね。 

従業員数は約4,300名であり、三菱商事の約6,000人、三井物産の約5,500人とも変わりありません。伊藤忠商事の約4,200人よりも丸紅の方が多いです。従業員のうち、約800人が海外で勤務しています。 

丸紅では、優れた研修プランが用意されています。代表的な例を紹介すると、まず「新卒社員の海外派遣の必須化」があり、総合職では半年～2年の海外経験を積むことが必須化されています。丸紅では、若手を早く大きく育てるため、若い内に海外を経験して成長してほしいという意図があります。 

また、「社外人材交流プログラム」もあります。これはコンサルティング会社などに総合職社員を出向させることで、丸紅に属しながら他社で幅広い経験を積むことができます。人材育成の充実度は、「人の三井」よりも優れているとも言われています。 

ES提出前に：丸紅の年収・待遇 

新卒で1年目は初任給は、大卒30.5万円、大学院卒34.0万円から始まります。総合商社らしく年収の上がり幅は高く、20代で1,000万円を目指すことができます。丸紅の年収については、ある一定の年齢までほぼ年功序列で進むそうです。 

日系大手企業の中では、かなり高水準であることが伺えます。丸紅の平均年収は1,655万円であり、丸紅よりも平均年収が高い総合商社は三菱商事と三井物産のみであり、総合商社の中でも好待遇ですね。 

ES提出前に：丸紅の社風・文化 

丸紅の概要でも説明した通り、丸紅は研修が充実しており、若手社員の育成に積極的です。 

総合商社の中でもフラットな社風と言われています。個性やクセの強い人が少なく、人当たりの良い人が多い傾向にあります。

そのため、総合商社の中では、人間関係でのストレスは少ないという声もありました。  

総合商社特有の縦割組織の色は濃く、部門ごとに社風・働き方は異なるようです。 

そのため、丸紅の社風や文化を体感するためにも、丸紅のインターンや、OB訪問の実施をオススメします。 

インターン応募・ES提出前に：丸紅の求める人材像とは 

論理的思考力を有している 

ESや面接では、伝える要点を絞り、分かりやすく伝えるようにしてください。論理的思考力は社会人の基礎スキルでもありますが、5大商社を志望する学生層にもなると、選考時点である程度の論理的思考力を有していることが求められます。 

エントリーシート（ES）や面接の質問については、端的に答えられるよう、次のフレームワークを意識しておきましょう。 

「全ての質問の意図から、相手の知りたい情報伝える」「結論→根拠→具体例」の順番で構造的に話す」といったことを意識することが重要です。 

粘り強さがあり、困難を乗り越えられるか 

丸紅の面接では「過去に困難だった経験・失敗した経験を教えてください」「落ち込んだ時の自分なりの対処法を教えてください」など、困難に直面してもやりきったのか、成果を出すことができたのか、を聞いてきます。 

この背景に、丸紅では、数億～円規模の大型案件で、国家、団体、企業等、異なる価値観の様々な方々と関りながら仕事を進めていきます。もちろん、海外の商習慣にも対応する必要があります。 

仕事で様々な”壁”に直面しますが、プレッシャ―に耐えながら「どうすれば解決するのか」を一つひとつ前に進め成果に繋げる粘り強さが求められます。 

納得感のある志望動機を示す 

面接が進むにつれ「なぜ商社なのか？」「なぜ丸紅なのか？」だけでなく「丸紅に入って何をしたいか、なぜやりたいのか」「10年後には何をしたいのか」まで、丸紅の志望動機を深堀りして聞かれます。 

背景に、総合商社のリーディングカンパニーでない丸紅にでは「他社に人材がいってほしくない」という事情があります。そのため、 志望動機は厚めに聞いてきます。 

商社に内定する方に共通する点は、次の「① or ②」 x 「③」というパターンを用いていました。 

① or ②で「なぜ商社か」を説明し、③で「なぜ丸紅か」の志望動機を伝えることができます。 

丸紅のインターンの参加や、OBOG訪問を積極的に行い、自分なりの「なぜ商社・丸紅か」を言語化してES・面接に臨みましょう。 

学業に対する関心も示す 

丸紅のESや面接では、「ガクチカ・学生時代頑張ったこと」だけでなく、「学業で頑張ったこと」も聞いてきます。 

これは文武両道でバランスのとれた人材が求められていることが背景にあるでしょう。商社は、事業会社にはできないことをプロとして引き受けます。担当する事業領域だけでなく、語学・法律・会計など幅広い知識を動員しながら業務を進めます。 

部活などを中心に取り組んできた方については、ゼミの活動や、特に興味深かった授業の話をして「学業に対する関心があること」を示しましょう。 

丸紅：インターン・本選考フロー 

丸紅のインターン選考対策 

丸紅インターンに参加し、優秀だと評価されると本選考が早期選考になり、優遇されます。そのため、可能であればぜひ丸紅のインターンに参加することをオススメします。

早期選考に優遇される人は、インターン参加のうち2人に1人と言われています。ES・面接といった選考だけでなく、インターン参加時にも、集中してアピールするように心がけましょう。 

丸紅のインターン選考：エントリーシート（ES）対策 

丸紅のインターンのエントリーシート選考では、トリッキーな質問はありません。その分、アピールが難しい領域でもあるので、上述の「丸紅の求める人材像とは」を意識しながら記載をすることをオススメします。

丸紅のインターン参加者は本選考で優遇される分、多くの就活生が応募するため選考倍率は50-100倍であることが想定されます。ESの設問内容がオーソドックスである分、多くの就活生はESの使いまわしをしてきます。ESで「丸紅が求める像」に合わせてひと手間かけることが通過率の向上につながります。 

インターン：ES設問（2024年） 

インターン：ES設問（2023年） 

丸紅のインターン選考：WEBテスト対策 

丸紅のインターン選考において、WEBテストの回数が多いです。テストである程度ふるいにかけることが背景にあるのでしょう。そのため、WEBテストの倍率は高く、対策は非常に重要です。 

まず、エントリーシート（ES）提出と同じタイミングで、30分程度の言語・非言語のテストがあります。これについては特段難しくはないようです。 

ES提出後に、言語・計数といった玉手箱を受験します。

その次に、「ideagram」と呼ばれる、創造力を数値化するベンチャー企業向けのテストがあります。丸紅の他には、住友商事や味の素、LINEの選考でも利用されています。アイデアの質×アイデアの量で評価されるので、時間内に多くのアイデアをだせるよう、普段から引き出しをもっておくことが大切です。 

丸紅のインターン：当日の内容とは 

丸紅では、5日間のインターンが開催されます（丸紅法務部のインターンは3日間です）。 

5日間のインターンでは、配属先ごとに分かれて2種類のグループワークを行います。 

グループディスカッションのお題ですが、「新規ビジネスの提案」や「XXXのもっと良くするにはどうすればよいか」に近しい内容が出されます。インターン当日は社員さんも学生の議論を見ていただけるので、社員さんの経験や視点を参考にしながら進めることができます。 

丸紅のインターン参加者の声として「多くの社員と関わることができるインターン」「丸紅のインターンに参加すると、社風をよく知ることができます」という内容がありました。また、参加者とはグループワーク内で深く関わり、インターン後にも連絡を取り合うほど仲が良くなるそうです。 

丸紅のインターン参加者の中で優秀者だった場合、早期選考に優遇されます。そのため、インターン当日は周囲の学生アピール合戦をして議論の主導権を握ろうとしてくることでしょう。

無理に前に出ようとせず「論理的な議論展開であるか」を見守りつつ、先述の【丸紅の求める人材像】に即したアピールを行うと良いでしょう。 

丸紅の本選考対策 

先述の通り、丸紅ではインターン参加者が優遇される早期選考ルートがあります。ここでは、一般的な本選考の選考フローについて紹介いたします。 

丸紅の本選考では、総じてオーソドックスなES・WEBテスト・面接となっています。エントリーシート（ES）や面接で聞かれる質問も「学生時代頑張ったこと・ガクチカ」「自己PR」「丸紅の志望動機」など良く聞かれる内容です。トリッキーな設問や、文字数が多すぎるES等はありません。 

しかし、その分「差別化・独自性」を出すことが難しいです。短いESや面接の中で、いかに先述の【丸紅の求める人材像】に合致しているか、を示すことがポイントです。

特にESで聞かれる「自己PRキーワード」については、面接で深堀りされます。後々深堀りされることを前提にESを書くようにしましょう。 

丸紅のエントリーシート（ES）対策 

丸紅のエントリーシート（ES）は文字数が短いことが特徴的です。ESで聞かれることについては、一般的な内容です。文字数が短いため、自分の強みや頑張ったことなどを簡潔に伝えられるようにしましょう。

ESの書き方については「結論→成果→理由・行動したこと」のような形でコンパクトに抑えることで、丸紅の採用担当者にとって読みやすく、あなたの価値が伝わりやすくなります。 

「自己PRとなるキーワードを、最大で5つ教えてください（各20字）」の設問については注意が必要です。多くの学生は「チャレンジ精神」「忍耐力」「行動力」と記載すると思いますが、それだけでは十分ではありません。相手に納得いただくため、自己PRと成果をセットで記載するようにしましょう。

例えば「頭脳明晰：文学部（250人在籍）成績トップ10」「英語堪能：1年留学、TOEFL ibt100点」等のように記載すると相手に自己PRの内容が伝わりやすくなります。 

丸紅のWEBテスト対策 

エントリーシート（ES）提出時と同じタイミングで自宅でWEBテストの受講を行います。時間は90分程度の玉手箱で、言語、非言語、英語、性格検査があります。玉手箱については、練習さえできていれば問題なく通過できると思います。

丸紅の面接対策 

丸紅の面接では「学生時代頑張ったこと」や「他に見ている業界」「大学の学業について」などであり、一般的な質問が聞かれます。

また、丸紅のエントリーシート（ES）に記載した内容はこの面接で深堀りされます。ESの文字数が短い分、面接で深堀りされてもしっかりと答えられるように準備をしておきましょう。 

丸紅：一次面接 

丸紅では、一次面接が2回あります。そのため、同時に2つの面接予約をする必要があります。一次面接の時間は30分であり、20-30代の現場社員の方が面接官をされます。

面接の質問は主に、ESについて聞かれるので、事前に読み直し、質問に答えられるように準備をしておきましょう。1回目と2回目の面接でほぼ同じ内容が聞かれます。 

1回目・2回目の面接を総合して、次の選考に進むことができるか、評価が決定されます。 

丸紅：二次面接 

二次面接は45分程度、40代の社員さんが面接を担当されます。一次面接と同様、トリッキーな質問はありません。面接の時間のうち逆質問の割合が高いので、事前に逆質問の内容を5つほど用意しておくと良いでしょう。

また、逆質問は一問一答形式ではなく、さらに学生側から深堀りして聞いていくなど、丸紅への関心を示していることをアピールすることも重要です。 

丸紅：最終面接 

最終面接は役員2名、人事部長1名の合計3名と、学生1名の面接となります。一見厳粛な雰囲気の面接に見えますが、とてもフランクな面接です。聞かれる質問についても二次面接と変わりはありません。

ただ、相手が3名いること、視座が高い方が面接をされることから、かなり踏み込んだ深堀りがなされます。論理が崩壊しないよう、丁寧に回答するように心がけましょう。

また、逆質問についても、浅い内容ではなく、これまでのインターンやOB訪問、逆質問で得た知見をもとに、踏み込んだ逆質問を行いましょう。 

丸紅のインターン・本選考対策まとめ 

このページでは、丸紅について気になる方向けに、企業概要、年収などの待遇情報についてご紹介しました。総合商社の中でも、丸紅の年収は本当に素晴らしいですね！ 

さらに、丸紅を志望される方向けに、選考の攻略情報を掲載しました。丸紅のインターン選考や、本選考のフロー、エントリーシ ートの書き方を掲載しました。