【アサヒ飲料 内定】インターン/本選考|ES/志望動機/面接 対策

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アサヒ 飲料 インターン

私は地方の中堅国立大学から、外資系企業1社、総合商社2社、日系メーカー1社から内定をいただきました。私が地方かつ有名大学出身ではなかったので、就職活動は非常に苦労しました。

一方で、就職活動について振り返ると正直テクニック的なところが強く、「知っているか知らないか」だけで大幅に差がでるというのが経験した感想です。そのために、私の体験を共有することで、同じ苦労を感じる人が少しでもなくなれば良いなと思っています。

私はアサヒ飲料のインターン、本エントリー共に応募しました。アサヒ飲料のインターンや本選考の各選考内容と、攻略法についてお話しできればと思います。 

目次

アサヒ飲料の概要 

アサヒ飲料 概要

アサヒ飲料が製造・販売している有名な商品はカルピス、三ツ矢サイダー、おいしい水あたりだと思います。面白いところでは、エナジードリンクである、MONSTERの独占販売権も持っています。

MONSTERはレッドブルと比較して日本でシェアを伸ばしているので、良い商品を取り扱っている会社であると言えます。売上高 約2.7兆円、業界シェアは3位であり、会社として本気でシェアトップを目指しています。 

インターン/本選考前に知りたい、アサヒ飲料の社風 

アサヒ飲料 社風

本気で業界トップを目指そうとしていることは先述しました。そのために、社員一丸となって目標に取り組む連帯感が強く、”熱い”です。さらに、良い製品を扱っていることから製品への愛情も強い印象でした。

新人育成に関しては、ブラザー・シスター制度があり、先輩の面倒見が良いとのことでした。先輩と後輩とも仲が良く、プライベートでも一緒に遊ぶこともあるとか。 

また、過去に東証一部上場→味の素グループ→アサヒグループという変遷があり、その過程でも社風は変わっていったようです。

具体的には、アサヒビール傘下になってから体育会系の色が強く、今の熱い感じの社風に変わっていったそう。(最近はアサヒ文化だが、一部カルピス文化が残り、ちょっとだけ文化が異なるらしい) 

その他には、プロパー文化が強いとのことでした。入社のタイミングとして、新卒のチャンスは非常に大きいです。

採用情報ページには中途募集の項目すらないほどです。なので、良い意味で多様性も少なく、入社後の社風にまつわるGAPは少ないことでしょう。 

インターン/本選考前に知りたい、アサヒ飲料での業務内容 

アサヒ飲料 業務内容

事務系職種は営業、営業企画、物流、マーケティング、財務、人事、総務等のキャリアが想定されていますが、入社後に大半は「営業」からキャリアをスタートするそうです。

営業の仕事は販売している小売店に対する販売棚の確保が主な業務です。

マーケティング部門が指定するマーケティングメッセージと、小売店が所望する販促法、競合の飲料メーカーの攻勢との間に挟まれながらも、自社の棚を、理想の形で設置してもらえるよう調整・提案する重要な仕事です。 

仕事のやりがいを聞くと皆様共通して「日常的に自社の製品が使用され、お客様の笑顔を見ることができること」と仰っていました。これはFMCGでも飲料や菓子ならではの魅力だと私も思います! 

ワーク・ライフ・バランスも整っているようで、残業は長くないそう。(また、最近聞いたところだと、現場主義のメーカーではありますが、テレワークの推進をしているようで、働きやすさには気を配っていることが分かります) 

アサヒ飲料のインターン等でも現場の社員さんの話を十分に聞く機会がありました。業務の詳細について気になる方は、ぜひアサヒ飲料のインターンやOB訪問等で、現場の方の声を聞く機会を作っていただければと思います。 

インターン/本選考前に知りたい、アサヒ飲料の年収・待遇 

アサヒ飲料  年収

一般的な飲料メーカーと比較すると、業界3位だけあって悪くありません。

新卒入社時から緩やかに上昇する年功序列型の年収推移をしていて、入社5年目には、約500万円程度、入社10年目には600万円程度、30代半ばで約700万円、40歳の際には800万円程度となります。

部長クラスになると1,000万円を超えていくそうです。さらに、日系大手メーカーらしく福利厚生も充実しており、勤務地によっては社員食堂もあります。

(地味に社員食堂は家計を助けてくれます。弁当やランチだと毎回1000円の負担のところが半額になるので、年間10万円程度浮きます) 

業績も成長しているので、生涯にわたって安定して働くことができる会社という事ができそうです。 

インターン/本選考前に知りたい、アサヒ飲料の求める人材像 

アサヒ飲料 求める人物像

アサヒ飲料の社風・文化に合うか 

【アサヒ飲料の社風】の項目で述べましたが、アサヒ飲料は中途募集をあまり行っておらず、プロパー社員が創り上げた文化が非常に強い会社です。”社風に合う”なんて抽象的すぎて採用HPには載せられないですが、面接官も選考の際「アサヒ飲料に合いそう」な人に好評価を与えていたと思います。

(余談ですが、選考において完全な中立性を担保することは不可能で、人が評価する以上絶対に心理バイアスが働きます) 

ここで、アサヒ飲料の社風をポイントに絞って再掲します。 

  • 社員一丸となって目標に取り組む”連帯感”が強い 
  • 自社製品の愛着が強い 
  • 明るく、”熱い” 

この3点を満たす人はアサヒ飲料に入っても入社後のギャップ、違和感も少なく、比較的楽しく仕事ができると思います。

テクニック的に3点を装っても内定獲得までたどり着くことはできると思いますが、入社後に不幸がおきないよう、アサヒ飲料のインターンシップ等で念入りに”社風”について調査し、ご自身の価値観と比較して違和感がないかをチェックすることをオススメします。 

全力で目標達成に向け取り組む”姿勢”があるか 

先述した通り、アサヒ飲料は真剣に業界シェア一位を狙っています。これは採用HPや、経営陣の発言、中期経営計画のみに掲載されているだけではありません。

実際にアサヒ飲料のインターンに参加した時の、現場の社員さんの発言にも出ていて、全社に浸透していることが伺えました(余談ですが、経営陣と現場がゴールイメージを共有している組織は強いと思っています)。 

このシェア一位という姿勢は企業文化、さらには個人の意識レベルにまで定着しているので、個々では「目標必達のマインド」が求められると思います。 

学生時代頑張ったこと、をアピールする際に、上記を念頭に「どれだけ高い目標にしていて、熱い想いを持って取り組んだか」をエピソードに盛り込むと他の学生と比べてよりアサヒ飲料の社風に近い形をアピールできるのではないかと思いました。 

志望動機に納得感がある 

面接において、「なぜ飲料メーカーなのか」「なぜアサヒ飲料なのか」は絶対に聞かれると思ってください。ここで避けたいのが、志望理由に”製品愛”を伝える人がほとんどであり、金太郎飴のような状態になることです。

ポイントは、”社風やビジョンへの共感”を伝えることで、ここが差別化につながると思っています。アサヒ飲料のインターンやOB訪問を通じ、徹底的に企業研究(社風の理解)を行い、納得感のある志望動機を論理的につくっていくと良いと思います。 

以下の3点をまとめ、簡潔に説明できるようにしましょう 

  • なぜ自分が社風にマッチするのか 
  • 自身のエピソードから社風に共通する点 
  • 一緒に業界シェア一位を目指したい 

アサヒ飲料のインターン・本選考の流れ 

アサヒ飲料 本選考フロー

アサヒ飲料のインターン選考の流れ 

事務系コース 

  • エントリーシート+WEB適正テスト→1dayイベント参加→エントリー課題→2daysインターンシップ参加 

技術系コース 

  • エントリーシート+WEB適正テスト→1dayイベント参加→エントリー課題→3daysインターンシップ参加 

BXコース 

  • エントリーシート+WEB適正テスト→選考会→インターンシップ参加 

アサヒ飲料の本エントリー後の選考の流れ 

  • エントリーシート(ES) → WEBテスト →1次面接→グループディスカッション→2次面接→3次面接 

アサヒ飲料のインターン内容

アサヒ飲料 インターン内容

アサヒ飲料のインターンは3日間で開催されます。最初の2日は「事業戦略の検討」「マーケティング戦略」、残りの1日は「社員さんとの座談会」に分かれています。

アサヒ飲料のインターンの座談会では、現場で働く5名の社員さんのお話を聞くことができるので、OB訪問の人脈づくりや、企業研究、周りとの差別化のための志望動機を作成していきましょう。 

特に、OBOG訪問において、アサヒ飲料のOBやOGの人脈は非常に貴重です。背景に、メーカーでは大学等を絞らず幅広く採用し、しかも採用人数も銀行や商社と比較して少ないため、大学のリスト等で探して見つけられません。

なので、アサヒ飲料のインターンシップは社員さんとのコネクションづくりという資産を得られるので、ぜひ参加しましょう。インターンの参加や、OB訪問ができるだけでも志望動機の差別化に繋がります。 

アサヒ飲料:インターン エントリーシート(ES) 

アサヒ飲料のインターン選考におけるエントリーシートにおいて、各年の設問内容を聞き込みや掲示版等で調べましたがほとんど変わっていないようでした。

ここ数年のESは、設問当たり400字という文字指定であり、設問構成はガクチカ・将来の夢・アサヒ飲料を通じてどう社会貢献したいか、でした。 

アサヒ飲料のインターン選考のES作成時のポイントですが、【アサヒ飲料の求める人材像】である 

(1)アサヒ飲料の社風・文化に合うか 
(2)全力で目標達成に向け取り組む”姿勢”があるか 

の要素を満たしているか、見直しを行いながらESを作成すると通過率は高くなると思いました。理由は、アサヒ飲料側も自社に合いそうな方、自社の成長に貢献してくれる方を採用したいわけで、インターンではそのスクリーニングの要素を秘めていると考えられます。

私は、自分とアサヒ飲料がマッチしているということを念頭にアピールをしていくことで、実際にインターン選考に通過できました。 

以下では、ここ数年のアサヒ飲料のインターンシップのES設問例についてご紹介します。 

インターン:ES設問(2023年) 

  • あなたという人物を象徴的に表すキーワードを3つ記入し、なぜそのキーワードを選んだのか具体的なエピソードを交えて説明してください。 
  • 我々はアサヒ飲料ビジョンのもと、 “100年のワクワクと笑顔を。” を社会との約束として掲げています。あなたが企業に入社した際、どんなことを社会に提供していきたいですか?具体的に説明してください。 
  • カルピスという製品で何がしたいか(PowerPoint1枚分 自由記述) 
  • 自身の専攻・研究内容に関して、専門外の方にもわかるように説明してください。 

インターン:ES設問(2024年) 

  • これまで直面した大きな課題と、それをどのように乗り越えましたか。 
  • アサヒ飲料で、社会にどのように貢献したいですか。またインターンで何を学びたいですか。 
  • あなたらしさが分かるように自己紹介をしてください。 
  • アサヒ飲料VISIONのもと、我々は“100年のワクワクと笑顔を。”を、社会との約束として掲げています。あなたがアサヒ飲料に入社した場合、アサヒ飲料のどの商品を使って「どんなワクワク」を社会に提供したいですか?具体的に説明してください。 
  • 学生時代に最も困難だった経験について教えてください。 

アサヒ飲料:インターン グループディスカッション(GD) 

学生6人、1時間半ほどのGDです。このGDは時間が長く、参加学生も多いという点で難易度が高いので注意をしてください。

GD開始時に「GD参加者は全員、次のステップである面接に参加できるので気楽に進めてください(にっこり)」という説明を受けますが、私はGDと面接セットで評価されているような気がしました。なので、適当に進めないようにしてください。 

お題は「ブランドの構成要素とは」といった抽象的なトピックで正直現役のマーケティング担当者にも難しい内容です。

ここでの注意点は、抽象的なお題がゆえに議論が発散しやすく、時間もあっという間に過ぎてしまい、結論がでないまま終了という状態は避けるようにしましょう。特にチームワークが社風でもある会社なので、スタンドプレーは控えてください。 

進め方として、私の体験ベースですが 

  1. 5分でブランド構成要素を洗い出す 
  1. 15分で各要素の重要度、根拠を出し優先度付けする 
  1. 5分で発表に向けたストーリーの作成 
  1. 5分で発表の準備(意外と大事) 

で時間を区切って整理しながら進行をしていました。 

最後に社員さんが指定した方が発表するという流れでした。こちらから話が上手そうな人を指定できないので、発表練習時間を取っておいて良かったです。 

アサヒ飲料:インターン 面接 

GDの直後に、集団面接でした。基本的にはESに沿った質問であり、面接官も笑顔で対応してくれるため、こちらもリラックスをして回答できました。

ESの内容に追記聞かれるので、提出したESの内容は覚えておきましょう。 

質問内容も、主に次の2点でした。 

  • 学生時代に頑張ったことは? 
  • 将来の夢や目標について簡単に教えて? 

アサヒ飲料:インターン WEBテスト 

言語・非言語・性格診断の玉手箱で、時間は1時間ほどでした。

個人的には、上手くできなかった印象でしたが通過したので、ここで落ちる人は少ないという印象です。言い換えると、インターンの選考はESとGD、面接が高倍率なんだと考えられます。 

アサヒ飲料:インターン当日 

インターンシップは3日間で開催され、40~50名程度が参加していました。

アサヒ飲料のインターンで社員さんお話ができ、企業研究も深まり、志望度も高まりましたインターン当日は、参加している学生も明るく協力的で仲良くなり、社員さんの仕事に対する熱い姿勢を垣間見ることができ、充実したインターンとなっていました。 

インターンシップ本番の内容は次の通りです。 

インターン初日:経営体験ワーク 

学生2人で利益率No.1を目指すボードゲームをしました。予算制約の中でバリューチェーンに沿って商品開発、販促、流通を管理していくといった面白いゲームです。経営とは、について学ぶことが意図されていたと思いますが、内容も面白く楽しみながらプレーできました。 

インターン2日目:新商品開発 

6人でチームになり、新商品を考えます。全体で議論を進めつつ、定期的に社員さんが途中経過を聞きながらフィードバックをしてくれます。フィードバックを参考にしながら方向性を出した後、ラストは全体に向け発表をします。 

インターン3日目:社員さんとの座談会、懇親会 

座談会では、事務系の様々な部署の社員さんが参加されていたおかげで、飲料メーカーの仕事について理解が深まる場でした。合計で7名ほどの方とお話ができたと思います。

ここでは厚かましくも「後日連絡をさせてください」を名刺をもらいました。皆様、明るく対応いただき本当に感謝です。座談会の後は懇親会で、お酒を交えながら楽しく過ごしました。 

アサヒ飲料の本エントリー選考対策

アサヒ飲料 本選考対策

インターンシップの次は本選考です。

本選考の流れとしては、 エントリーシート(ES)→ WEBテスト→ グループディスカッション(GD)→面談(面接?)→1次面接→2次面接→3次面接→内定の順です。 

エントリーシート(ES) 

アサヒ飲料のESはインターンの時と違い、手書きとなっていました。アサヒ飲料は食品・飲料メーカーの中でも本当に人気の会社なので、倍率が高く、このESも手を抜くことができません。 

普段絵が下手で字が汚いと言われる私は、この時は5時間くらいかけ、鉛筆で下書きを書きながら丁寧に進めていました。

設問で志望理由について聞いてこなかったので、インターンの時と同様、上述の【アサヒ飲料の求める人材像】にある(1)アサヒ飲料の社風・文化に合うか、(2)全力で目標達成に向け取り組む”姿勢”があるか、をカバーできているようにアピールをすると良いと思います。 

ES設問(2024年) 

  • 学生時代に力を注いだこと(400字) 
  • 志望動機(400字) 
  • 就職先を選ぶ上で重視する点(300字) 
  • ゼミ・専攻の研究課題もしくは得意分野の内容(400字) 
  • 趣味・特技※100字以内 
  • 学生時代に力を注いだこと※400字以内 
  • 就職先を選ぶ上での重視する点 
  • ゼミ・専攻の研究課題もしくは得意分野の内容  

WEBテスト 

WEBテストは1時間、SPI形式で言語、非言語、性格診断です。

面接 

ES提出後に若手の社員さんとの座談会の案内があり、参加しました。面接で聞かれる内容等、踏み込んだところまで聞いている方もいました。

いずれも質問にもフランクに回答いただけたので、この座談会の参加はその後の選考対策にプラスとなるため非常に重要であると感じました。 

1次面接 

面接官1名、学生3名のグループ面接でした。質問内容はオーソドックスで、特に準備をしていれば問題なく回答できると思います。笑顔でハキハキ回答できるよう心がけました。 

聞かれた内容 

  • 自己PRをしてください 
  • キャリアプランについて教えてください 
  • アサヒ飲料の課題は?解決策は? 
  • 自分を動物をたとえると? 
  • 志望理由を簡単に 
  • 逆質問 

アサヒ飲料の課題については、ぜひ中期経営計画等に目を通した上で回答できると良いと思います。 

2次面接 

面接官は2名、時間は30分でした。質問内容について、一次面接を変わらず、オーソドックスな質問です。 

  • 自己紹介をしてください→自己紹介の内容について深堀り 
  • 自分はどういう人だと言われるか? 
  • 学生時代に頑張ったこと→深堀り(困難なことを、どうやって乗り越えた?等) 
  • 志望理由は?→深堀り 
  • 逆質問 

ここで志望理由について甘かった(「それは他でもできるよね?」という点に回答が詰まった)という認識があり、私はここで落ちました。

3次面接 

ここが事実上の最終面接のようです。一次面接、二次面接とも変わらず、奇抜な質問はないと聞きました。 

アサヒ飲料|インターン / 本選考対策まとめ 

このページでは、アサヒ飲料について気になる方向けに、アサヒ飲料の概要や年収などの待遇情報についてご紹介しました。

また、アサヒ飲料を志望される方向けには、インターン選考や、本選考のフロー、エントリーシート(ES)/ WEBテスト / 面接突破の対策について解説しました。

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