- 新卒の就活で自己PRをどう書いたらいいかわからない
- 書類選考を通過する自己PRを書けるようになりたい
このように、面接に受かる自己PRの書き方についてお悩みではないでしょうか?
自己PRを書く際には、企業の求める人物像にできるだけマッチしているものを選び、アピールすることが重要です。
完成度の高い自己PRを書くには、高評価につながりやすいポイントや気を付けるポイントを押さえる必要があります。
この記事では、企業が自己PRを聞く目的やポイント、注意点を解説するとともに、自己PRが簡単に書けるようになるフレームワークを例文と一緒に紹介します。
この記事を読んで、選考を突破する完成度の高い自己PRを書けるようになりましょう!
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自己PRは求める人物像を理解したうえで書くことが大切
企業に刺さる自己PRを書くためには、企業がどのような人物を求めているのかを考え、逆算していくことが大切です。
志望企業とは関係のない自己PRをしても、ただの自慢話になってしまい興味を持ってもらえません。
企業の求める人物像を理解するためにも、業界や企業研究をしっかり行うことが大切です。
業界・企業研究を進めたうえで、その企業にマッチした自己PRを考えることで、より高評価につながりやすいアピールができます。
自己分析とともに、ホームぺージやニュース、セミナーなどを活用して業界・企業研究を進めましょう。
企業が自己PRを聞く目的3つ
自己PRを書く前に、まずは企業がなぜ自己PRを聞くのかを知ることが大切です。
目的を知ることで、企業が求めている人物像を理解しながら適切なアピールができるようになりますよ。
企業が新卒採用の選考の際に自己PRを聞く目的は、以下の3つです。
- 学生の人柄を知るため
- 入社後に活躍できる人材か知るため
- 自分の強みが理解できているか知るため
1つずつ目的の解説とともに、それぞれの目的ごとに効果的なアピール方法を紹介します。
学生の人柄を知るため
企業は、自己PRを通じて学生の人柄を知りたいと考えています。
『就職白書2023』のデータによると、企業が採用基準で重視する項目は以下のようになっています。
引用:『就職白書2023』データ集|就職みらい研究所
新卒採用にあたって、企業が人柄を最も重視していることがわかるでしょう。
入社後は組織の中で働くことになります。自己PRから学生の人柄を知り、社風とマッチしている人材か、社員と良いコミュニケーションが築ける学生かを見極めているのです。
たとえば、企業が「周りを巻き込めるようなコミュニケーションを取れる人」を求めていた場合、サークルやアルバイトのリーダー経験をアピールすると効果的。
「人に寄り添える人」を求めている場合は、傾聴力が発揮されたエピソードを入れると良いでしょう。
入社後に活躍できる人材か知るため
今後の可能性として、入社後に活躍できるポテンシャルがあるかどうかも自己PRから見られています。
企業が求める能力を持っているだけでなく、実務で活かせるかが重要。
また、新卒から将来の幹部やリーダーに育てようと考えている企業もあります。
企業の成長にとって、自社にいかに貢献してくれる人材なのかを見極めることは大切なことなのです。
しかし、以下のデータを見ても、企業の意図に反して学生が今後の可能性をあまりアピールできていないことがわかります。
引用:『就職白書2023』データ集|就職みらい研究所
自分の能力を入社後にどのように活かせるのか、企業にどのような貢献ができるのかなど、自分を採用するメリットを示すことで周りとの差を付けられますよ。
自分の強みが理解できているか知るため
学生が自分の強みをしっかりと理解しているかも、自己PRから知ろうとしています。
自己分析を行って自分の強みを把握するだけでなく、きちんと言語化して人にアピールすることも社会人にとって必要な能力です。
まずは自己分析から自分の強みを深掘りして、アピールしたい内容を決めましょう。
次に、簡潔にまとめて相手にわかりやすいように伝えます。
ポイントは、数字やデータを用いて客観的な視点を入れることです。
活動内容について詳しく知らない人にも実績が伝わるように、具体的なエピソードを組み込みながら書き出しましょう。
自己PRを書く前に自己分析をしよう!
企業が自己PRを聞く目的を理解したら、次は自己分析をします。
自分の強み・弱みを客観的に把握すると、どのようなアピールポイントを自己PRに取り入れれば良いかわかるようになります。
自己分析を行う際は、自己分析シートの活用がおすすめ。自己分析の質が高まり、自己PRの他にも面接などさまざまな場面で的確な回答ができます。
自己分析シートの効果的な書き方と活かし方については、以下の記事をご覧ください。
自己分析ができたら、志望企業にアピールする強みを1つに絞ることが大切です。
強みが発揮されたエピソードをもとに、入社後にどう活かせるのかを考えましょう。
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自己PRに必要な要素7つ
自己PRが完璧に作れていれば、ESを楽々通過し、面接でどんな質問が来ても答えられます。
そして、完璧な自己PRには含めるべき次の7つの要素があります。
- 能力・長所
- 背景
- 課題点
- アクション
- 結果・変化
- 能力の再確認
- 仕事への活かし方
順に説明します。
自己PRの要素1:能力・長所
自己PRは、まず最初にあなたがアピールしたい能力を述べましょう。
あなたがどんな能力や長所を持っているかを述べるのです。
最初に能力を述べることで、面接官は「なんでその能力を持っているのだろう」と疑問に思い話しを聞きたくなります。
能力で挙げるべきものとしては、次のようなものです。
能力・長所
- リーダーとして集団をまとめられる
- リーダーをサポートしてチームの和に貢献できる
- 高い目標設定を行い、達成に向けて努力できる
- 人当たりが良く初対面の相手でも人見知りしない
- 相手の立場に立って気持ちを汲み取った行動ができる
- 任された仕事は粘り強くこなす
- 物事を多角的な視点から考えられる
- データを集めて客観的な分析を行える
能力で重要なのは、あなたがどのようなことが得意なのかがわかることです。
人より断トツで優れている能力である必要はありません。
経験を一言でまとめると、どういうことができるのかを伝えましょう。
自己PRの要素2:背景
自己PRに必要な要素2つ目は、能力が身に付いた背景を挙げることです。どうしてその能力が身に付いたのかを伝えることで、能力があるという説得力が増します。
たとえば、リーダーとしてまとめられるという能力を述べるのならば、「1年間サークルの代表をしていました。」という背景を言いましょう。
能力を述べたらその背景をしっかりと伝えましょう。
自己PRの要素3:課題点
自己PRに必要な要素3つ目は、能力を身につける過程で起こった課題点を述べることです。
どんな背景があって、その中でどんな課題点を見つけたのかを述べることで、あなたの能力に深みが増します。
たとえば、サークルの代表をしている中で、部員が練習になかなか来ないという課題点を見つけたなどです。
あなたが能力を身につける前の段階で、どのような課題を見つけたのかをしっかり伝えましょう。
自己PRの要素4:アクション
自己PRに必要な要素4つ目は、課題を解決するために取ったアクションを述べることです。
どのようなアクションを取って課題解決を図ったのかを伝えることで、あなたの能力がどのようなものか、どんな解決策を考え付いたのか相手に伝えられます。
たとえば、部員が練習になかなか来ないという課題には練習自体が面白くないという問題があったので、従来の練習方法だけでなく、みんなが練習したくなる方法を考えたとかです。
課題に向かって努力した過程として、どんなアクションを取ったのか伝えましょう。
自己PRの要素5:結果・変化
自己PRに必要な要素5つ目は、アクションを起こした結果と、どのような変化が起こったかを述べることです。
あなたが能力として述べるからにはその事を証明する結果が無くてはなりません。
ただし、ここで注意してほしいのは、数字を盛って話したり、「すごい結果を話さなければならない」と思ったりしないことです。
結果やアピールというと「全国1位」「売上○○倍」などの数字などに捕らわれがちですが、そんな学生はごくわずかですし、必ずしもそれだけで内定ということはありません。
企業からしたら学生の活動の結果というのはどれも同じようなものです。
結果に捕らわれるのではなく、どんなプロセスがあったか、どんな変化があったかを丁寧に伝えるようにしましょう。
自己PRの要素6:能力の再確認
自己PRに必要な要素6つ目は、能力の再確認を行うことです。
能力の再確認では、要素1を言い換えた形で伝えましょう。
なぜなら、面接官によっては、「リーダーシップがある」という言い方より「集団をまとめる力がある」と伝えたほうが響くこともあるからです。
能力の再確認をして、面接官にあなたがどんな能力・長所があるかをしっかり印象付けましょう。
自己PRの要素7:仕事への活かし方
自己PRに必要な要素7つ目は、能力がどう仕事に活かせるのかを伝えることです。
あなたがどんなに優れた能力や長所を持っていても、その能力が仕事に活かされなければ企業からは不要です。
さらに、ここで仕事への活かし方を伝えることで、以下のように評価しれくれます。
- 「この学生は自分の強みをどう活かすかを考えられている」
- 「この能力を持っているならたしかにうちで活躍してくれそうだ」
しっかりとあなたの能力がどう仕事に活かされるかを伝えましょう。
フレームワークで自己PRを作ろう
ここまで自己PRに必要な要素7つを紹介しました。
紹介した7つの要素を含めた自己PRが作れれば、ESも通過率があがり、面接でもどんな質問にも答えられます。
ここからは、実際に紹介した7つの要素を満たす自己PRを作っていく方法を紹介します。
次の4つのステップで、自己PRを作っていきましょう。
自己PRを作る4つのステップ
- STEP1:伝えたい能力を洗い出す
- STEP2:エピソードを洗い出す
- STEP3:7つの要素を箇条書きにする
- STEP4:文章を整える
順に説明します。
STEP1:伝えたい能力を洗い出す
自己PRを作るステップ1は、あなたがアピールしたい能力が何かを洗い出すことです。
あなたがどんな能力をアピールしたいのか、どんな能力があるのかを探しましょう。
まずは、自分の過去の経験や出来事から、アピールできる能力を考えてみてください。
また、あなたがアピールしたい能力はどのようなものかを考え、見つけるというアプローチでもいいでしょう。
STEP2:エピソードを洗い出す
自己PRを作るステップ2は、あなたがアピールしたい能力はどんな経験が紐づけられるかを考えることです。
あなたが大学時代に経験したものの中から、アピールしたい能力と結び付けられる経験を洗い出しましょう。
アピールしたい能力がリーダーシップ経験なら、何かのグループでリーダーとなった経験を洗い出せばいいでしょう。
そして、その経験を時系列で振り返りましょう。
なぜそのグループに入ったのか、そのグループでどんなことをした結果リーダーになったのか、どんな問題をリーダーとして乗り越えたのかをまとめましょう。
あなたがアピールしたい能力を起点に、エピソードを洗い出しましょう。
STEP3:7つの要素を箇条書きにする
自己PRを作るステップ3は、洗い出したエピソードを7つの要素に当てはめて整理することです。
7つの要素に当てはめることで、エピソードを面接官に刺さる自己PRに変えられます。
ポイントとしては、箇条書き程度で簡潔に書くことです。
簡潔に書いておくことで、字数を調整したり、使いまわしたりしやすい自己PRにすることが可能です。
STEP4:文章を整える
自己PRを作るステップ4は、文章のリズムや文体、前後関係を整理し、文章を整えることです。
箇条書き時点では、時系列が明確でなかったり、言葉が相手にとってわかりにくかったりするものが、文章を整えることでわかりやすく、伝わりやすくなります。
時系列がわかるようにつなげ、長くなっている文章はまとめるなどして、字数や文体を整えましょう。
自己PRが書けないときに!自己PR作成ツールを活用してみよう
自己PRを作成する際、伝えたいことはたくさんあっても、文章でうまくまとめる自信がない就活生も多いはず。
そんなときは、「自己PR作成ツール」を活用してみましょう。
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就活で受かる自己PRの例文5つ
自己分析からピックアップした強みをもとに、自己PRの例文を5つ紹介します。
今回紹介する例文は、以下の強みから作成しています。自分のアピールしたい強みとあわせて参考にしてみてください。いずれも400字以内で作成しています。
受かる自己PRの例文5つ
- 行動力
- リーダーシップ
- 集中力
- 論理的思考力
- 明るい性格
また、就活で受かる自己PRの例文をもっと知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
能力や長所をもとにした例文だけでなく、部活やサークル活動などの経験別自己PR例文も紹介しています。
行動力
行動力をアピールする自己PR
私は、主体性を持って、組織を変えていくために動く行動力があります。(能力)
この能力は、飲食店でのアルバイトの中で身につきました。(背景)
働いていたアルバイト先では、売り上げが低迷しており、目標に達していない状況でした。(課題点)
そこで私は、独自性のあるメニューの提案とグルメサイトへの記事出稿を提案し実現しました。理由は、他の店とのメニューの差別化ができていないことと、ネット上に店を露出することができていないことが問題であると捉えたためです。(アクション)
その結果、低迷していた売り上げが徐々に上がっていき、無事目標を達成することができました。(結果・変化)
この経験から、組織の目標を達成するために主体性を持って何ができるのかを考え、行動に移していく力が身につきました。(能力の再確認)
働く際にも、組織の売り上げを最大化するために、主体性を持って考えて行動していきたいです。(仕事への活かし方)
行動力の自己PRをうまくアピールできる方法が知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
リーダーシップ
リーダーシップをアピールする自己PR
私は率先して行動を起こし、周囲を巻き込めるリーダーシップを持っています。(能力)
この能力は、大学で所属していた国際交流サークルのリーダーを務めた経験で培われました。(背景)
国際交流サークルは多様な国籍の学生が集まっており、私がリーダーに就任した当初はコミュニケーションの壁や異文化理解の課題がありました。(課題点)
私は課題克服のために、メンバー同士がコミュニケーションに集中できる異文化体験のイベントを企画しました。(アクション)
さらに、他大学の国際交流サークルとの交流イベントも積極的に行いました。(アクション)
その結果、 学生たちが異文化について理解でき、国際的なネットワークが広がりました。(結果・変化)
この経験で、率先して行動を起こす力が身に着き、異文化理解の大切さやコミュニケーションの重要性も学びました。(能力の再確認)
貴社のグローバルな視点を持つ活動において、私のリーダーシップと国際交流の経験を活かし成長していきたいと考えています。(仕事への活かし方)
以下の記事を読めば、自己PRでリーダーシップのアピール方法と例文がさらに詳しくわかります。
集中力
集中力をアピールする自己PR
私は目標達成に向けて確かな集中力を持ち、限られた時間で成果を出すことができます。(能力)
この能力は、大学の期末試験対策の際に培われました。(背景)
当時、複数の科目の試験が重なり、限られた時間で膨大な学習内容を網羅する必要がありました。(課題点)
私は、まず計画的に時間を使うために試験範囲を細かく分割して、進捗を把握することにしました。(アクション)
また、効果的に学習するための環境作りにも気を配り、定期的な休憩も取り入れました。(アクション)
その結果、試験期間中は無理なく集中力を保ちながら、各科目の準備をすることができました。試験の成績も向上し、自分の成長を実感することができました。(結果・変化)
この経験で、集中力を高めるためには計画性とリラックスのバランスが重要だと気付きを得ました。(能力の再確認)
事務職は集中力を保つことが大切なので、貴社での業務においても、限られた時間の中で集中して成果を上げられるよう努力します。(仕事への活かし方)
以下の記事を読めば、自己PRで集中力のアピール方法と例文、言い換え表現がさらに詳しくわかります。
論理的思考力
論理的思考力をアピールする自己PR
私は論理的な思考から、複雑な問題も解決に導く能力を持っています。(能力)
この能力は、大学の「環境問題に関連する持続可能なエネルギー技術の開発」についての研究発表を通して培われました。(背景)
当初は具体的なデータが不足しており、新技術の優位性を裏付けるのが難しい状況でした。(課題点)
そこで、私はまず独自に実験を計画しました。(アクション)
実験によって具体的な数値やデータを収集し、既存技術と比較することで論理的に新技術の有効性を示しました。(アクション)
発表の際には、質問を受けながら論理的に根拠を示し、課題に対する考えを述べました。(アクション)
その結果、私の研究は高い評価を受け、新たな視点をもたらすものとして認知されました。(結果・変化)
この経験で、情報を正確に整理してデータに基づいて分析する論理的思考力を培いました。(能力の再確認)
貴社の業務においても、論理的思考力を活かし、データ分析や課題解決に貢献したいと考えています。(仕事への活かし方)
以下の記事を読めば、自己PRで論理的思考力のアピール方法と例文がさらに詳しくわかります。
明るい性格
明るい性格をアピールする自己PR
私は、明るい性格から周囲にポジティブな影響を与えることができます。(能力)
例として、在学中に行っていたカフェでのアルバイト経験があります。(背景)
忙しい時間帯の店内は慌ただしい雰囲気で、お客様に対して細やかな気配りが必要でした。(課題点)
良い雰囲気になるように私は常に明るく挨拶し、お客様の注文や要望を丁寧に聞き取りました。(アクション)
忙しいときでもお客様とのコミュニケーションを大切にし、笑顔と感謝の気持ちを忘れないよう心掛けました。(アクション)
その結果、お客様からは明るい対応と親しみやすい雰囲気が評価され、リピートにつながりました。(結果・変化)
また、スタッフ間のコミュニケーションも円滑になり、全体が明るい雰囲気で働けました。(結果・変化)
この経験で、明るい性格が周囲の人々にポジティブな影響を与えることの重要性を学びました。(能力の再確認)
営業職を志望しているため、貴社でも明るい性格を活かし、お客様への対応や社内のコミュニケーションを円滑に進めていきます。(仕事への活かし方)
以下の記事を読めば、自己PRで明るい性格のアピール方法と例文がさらに詳しくわかります。
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自己PRを書くときのポイント3つ
完成度の高い自己PRを書くには、以下の3つのポイントを押さえることが大切です。
- 企業の求める人物像を踏まえて強みをアピールする
- 根拠となるエピソードは一つに絞る
- 数字などを使って具体的にアピールする
上記3つのポイントを踏まえることで、誰が見ても強みがわかりやすく、企業が興味を引く自己PRを書けるようになります。
自己分析や業界・企業研究を終えたら、より効果的なアピールとなる強みを抽出して自己PRを書きましょう。
企業の求める人物像を踏まえて強みをアピールする
自己PRでアピールする強みは、企業の求める人物像とマッチするものを選びます。もしマッチするような強みがなければ、より近いものをアピールすることが大切です。
適切なアピールをするためにも、まずは業界・企業研究を徹底する必要があります。
志望企業のホームページを見たり会社説明会に参加したりして、企業がどのような人材を求めているかを把握しましょう。
そのうえで、求められている能力にマッチしている自分の強みを探してみてください。
企業の求める人物像にマッチするものや近いものでなくても、自身の強みが仕事でどう活かせるのかを考えて伝えることで、入社後の姿を想像させられます。
自己PRでは、自分が入社して企業にどう貢献できるかを示すことが重要です。
根拠となるエピソードは一つに絞る
強みをアピールする際に、「自分の強みは○○です」とただ伝えて終わりにせず、強みを発揮した根拠となるエピソードを伝えましょう。
根拠を示すことで、ただ強みだけを記載している文章よりも説得力を持たせられます。
過去の経験から、アピールする強みに紐づいたエピソードを探してみてください。
しかし、エピソードが多ければ多い程良いわけではありません。
複数あると1つの内容が薄くなってしまい、アピールしたい強みが伝わりづらくなってしまいます。
強みの根拠となるエピソードは1つに絞り、具体性を持たせてアピールすることが大切です。
数字などを使って具体的にアピールする
実績や功績を伝えるときには、数字などを使って定量的にアピールすることが重要です。
採用担当者が詳しく知らないような内容でも、イメージが具体的に湧いて理解してもらいやすくなります。
例として、「前年比〇%以上の成果を出しました」「平均が〇点のところ、〇点を取れました」などの書き方があります。
過去の実績や平均と比較をすることで、どれほどの努力が必要なことなのか、どのくらいすごいことなのかを客観的にアピールすることが大切です。
抽象的な表現にならないように積極的に数値を活用して、信憑性のある実績を伝えましょう。
自己PRを書くときの注意点5つ
ここまで、自己PRの例をもとに、自己PRの効率的な書き方をお伝えしました。
7つの要素を押さえた自己PRを書ければ、ESの通過も面接の返答もスムーズにいきます。
しかし、自己PRを書くときの注意点を押さえておかないと、完璧な自己PRとはいえなくなってしまいます。
注意点としては次の5つです。
- 嘘を付かない
- 抽象的な言葉は具体的に話す
- 他のアピール内容と矛盾しない
- 読みやすさやわかりやすさを意識する
- 指定された文字数・記入欄の8割以上は記入する
しっかりと自己PRを書くときの注意点を押さえて、より完成度の高い自己PRに仕上げましょう。
嘘を付かない
自己PRで注意すべきは、嘘を付かないことです。
「人に自慢できるような自己PRにしないと」という思いからやってもいない嘘の話をしたり、大幅に話を盛った自己PRを書いたりする人がいますが、絶対にやめましょう。
先ほどもお伝えしましたが、自己PRは誰かからすごいと思われる結果・変化でなくても問題ありません。
些細な変化であっても、プラスに変化したことを伝えれば良いのです。
面接官は結果・変化を気にしているわけではなく、あなたのエピソードの中の問題解決のプロセスに着目しています。
結果・変化で嘘をついたり話を盛ったりせず、問題解決のプロセスがわかるように話すようにしましょう。
就活で許容されやすい嘘というのもデータから分かっています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
抽象的な言葉は具体的に話す
自己PRでは、言葉を第三者にわかりやすく明瞭なものにするようにしましょう。
人は一度よくわからない言葉を聞いてしまうと、そのあとの話を理解することが難しくなってしまいます。
たとえば、「サークルの幹部として活動した」という言葉は、サークルの幹部というのがどのようなものかわかりにくいです。
面接官からしたら「幹部ってどんな仕事をするのだろう」という疑問が生じてしまいます。
改善としては、「サークルの広報を担当する部門のリーダーとして活動した」など、業務内容が第三者にもわかるように伝えるといいでしょう。
身内で固有の言葉を使うのは避け、抽象的な言葉は具体的にして相手にわかりやすくしましょう。
他のアピール内容と矛盾しない
自己PRの他に、ガクチカや志望動機などアピールする項目はたくさんありますが、全て別のものだと考えずに一貫性を持たせることが大切です。
項目ごとに矛盾した内容をアピールすると、強みを偽っていると感じられたり、どれが本当の強みなのかわかりづらくなったりしてしまいます。
たとえば、自己PRでは「コミュニケーションスキル」をアピールしているのに、志望動機が「スキルを磨きたい」では、一目見て一貫性が感じられません。
話すテーマを変えながら、最終的にはアピール内容に一貫性を持たせましょう。
ガクチカと自己PRの違いや一貫性のある伝え方について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
読みやすさやわかりやすさを意識する
自己PRでは徹底して結論ファーストで述べて、わかりやすく簡潔に書きつつ、ポイントを押さえながら伝えたいことをきちんとまとめることが大切です。
自己PRは、自分ではなく採用担当者が読むものです。
自分が良い内容だと思っても、相手に伝わらなければ意味がありません。
また、手書きの書類を提出する場合には、字の綺麗さにも気を付ける必要があります。
見やすいように少し大きめに書いたり、改行をしたりして、丁寧に書くことを心掛けましょう。
指定された文字数・記入欄の8割以上は記入する
指定された文字数がある場合は必ず下回らないようにして、指定がない場合には記入欄の8割以上は記入しましょう。
文字数が少なかったり、記入欄の半分以上が空欄だったりすると、企業に「自社をあまり志望していないのかな?」と思われてしまう可能性があります。
しかし、記入欄を埋めたいからといって、ダラダラと同じことを書くのはNGです。
あくまで簡潔に伝えたいことをまとめる中で、志望企業に合わせたアピールをすることが大切です。
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シュトキャリの詳細情報 | |
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運営会社 | ヒトツメ株式会社 |
公開求人数 | 優良求人を直接ご紹介 |
非公開求人数 | 非公開 |
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ジール
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サービス概要 | |
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サービス名 | ジール就活エージェント |
運営会社 | 株式会社ジールコミュニケーションズ |
対応地域 | 東京、大阪、名古屋 |
公式サイト | https://zeal-shushoku-agent.com/ |
キャリアチケット
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業界・企業研究を徹底してミスマッチのない自己PRを作成しよう
この記事では、就活で受かる自己PRの書き方についてや、強み別の自己PR例文などを紹介しました。
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そのためにも、まずは自己分析と業界・企業研究を徹底して、ミスマッチのない自己PRを作成しましょう。
また高評価を得るためには、採用担当者が一目見て、わかりやすくて興味を引く自己PRを作成する必要があります。
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