- 就活なんてくだらない、もうやめたい……
- 意味不明と感じるマナーやルールが多過ぎて嫌になる
- 日本の就活システムが嫌い
このように、「就活はくだらない」と感じる人は多いでしょうが、企業に就職するのなら、就活を簡単にやめるわけにもいきません。
就活にもきちんとメリットがあり、うまく利用すればあなた自身の将来の可能性を広げられる貴重なチャンスでもあります。
そこでこの記事では、就活がくだらないと感じる理由や就活のメリット、就活と向き合い、乗り越える方法を紹介します。
本記事を読めば、くだらないと感じる就活と向き合い、乗り越えられるようになりますよ。
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就活がくだらないと感じる人は意外と多い
日本の就活には独特なマナーやルールなどがあり、嫌気が差して「就活はくだらない」と感じてしまう人も多くいます。
しかし、嫌になったからといって簡単にやめられるものでもなく、中にはその状況に息が詰まってしまう人もいるでしょう。
先ほど言ったように、くだらないと感じる就活にもきちんとメリットや意味があります。気持ちが後ろ向きなままだと就活の成功は難しいので、どう向き合って乗り越えていくかを考えることが大切。
この記事が、くだらないと感じる就活を乗り越えるために役に立てば嬉しいです。
就活がくだらないと感じる理由8選
なぜ就活がくだらないと感じるのか、その理由が自分でもわかってない人もいるでしょう。
そこで、就活がくだらないと感じるよくある理由8選を、紹介していきます。
- 自分が何をしたいのかわからないまま就活をしているから
- 自分の就活が思うように進まないから
- 無意味と感じるルールやマナーが多いから
- 企業も学生も建前の姿ばかり話すから
- 給料について聞くのが失礼にあたるから
- 表面的な情報だけで評価が大きく変わるから
- 選考の評価基準や不採用の理由が不透明だから
- 就活解禁に関するルールが不透明だから
理由がわかれば、心のモヤモヤが晴れるかもしれません。
それぞれ解説します。
自分が何をしたいのかわからないまま就活をしているから
自分が何をしたいのかわからないまま、義務感で就活を行っていることからくだらないと感じてしまう人もいるでしょう。
そもそも自分が何をしたいかわかっていないので、就活をする意味がわからなくなってしまっているケースです。
この場合、やりたいことを見つけることで解決できることが多いですが、やりたいことは簡単に見つかるものではありませんよね。
考えてもやりたいことが見つけられない場合、やりたくないことから探すのも手です。やりたいことを見つけるのは非常に難しいですが、やりたくないことは簡単に見つかるものです。
たとえば、人と話すことが好きで、黙々と作業することが嫌いな人は、営業職が向いている可能性があります。
「これだけはやりたくない」というものを明確にすることで、そこに当てはまらない仕事が選択肢として見えてきますよ。
自分の就活が思うように進まないから
就活を頑張っているのにもかかわらず、思うように前に進まないことで、くだらないと感じやすくなっている人もいるでしょう。
この場合、自分の就活がうまくいかないのを「日本の就活がくだらないから」という理由に変換してしまっていることが考えられます。
就活ではやるべきことがたくさんあるものの、正解がなく努力が実らないことも多くあります。
不合格が続くと就活が嫌になってしまいやすくなりますが、成果が出ないからといって就活がくだらないと感じてしまうのは危険。
就活がうまくいかないのを他人のせいにしてしまうと、改善しようという姿勢がなくなり、うまくいきにくくなってしまうので、注意しましょう。
無意味と感じるルールやマナーが多いから
日本の就活にはさまざまな独自のルールやマナーがあることで、「窮屈さ」や「やりづらさ」を感じている人もいるでしょう。
みんなが黒髪や、黒や紺のリクルートスーツを着て同じような格好をするため、違和感を覚えるのも無理はありません。
他にも、以下のように多くの日本独自のルールやマナーに、面倒に感じてしまう人もいるでしょう。
- 面接の際のドアノックは3回
- 労働条件など社員に聞いてはいけない暗黙のルールがあること
- 夏でもスーツを着ないといけない
- コートは建物に入る前に脱ぐ
- 面接官に促されてから着席する
身だしなみは評価対象になっていることも多いので、従わないわけにもいかず、面倒くさいと感じやすくなっている要因の一つです。
企業も学生も建前の姿ばかり話すから
企業も学生も短所は隠し、良いところのみ飾り立てて話していると感じることから、くだらないと感じてしまう人もいます。
たとえば企業は、会社説明会では自社の良い面ばかりアピールし、短所についてはあまり言及しません。
また、就活では好印象を与えるための方法や攻略法などがあり、ときには内容を盛るなどしてアピールすることもあるでしょう。
企業も学生も真っ赤な嘘を付いているわけではありませんが、実情や短所を隠しながら話すこともあり、嘘を付いていると感じてしまうのかもしれません。
給料について聞くのが失礼にあたるから
就活がくだらないと感じる理由の一つに、面接などで給料や福利厚生について質問するのが失礼にあたるという点があります。
日本の就活では、給料や福利厚生に関する質問をすると、仕事の意欲ややる気を疑われるケースが多くあるのです。
しかし、給料や福利厚生などは働くうえで重要な要素。質問するのが失礼にあたりマイナスイメージになってしまうのは、「矛盾しているのでは?」と感じてしまうのも当然でしょう。
表面的な情報だけで評価が大きく変わるから
表面的な情報だけで判断され、評価が変わる点も就活がくだらないと感じる大きな理由の一つでしょう。
例として、以下のようなものがあります。
- 髪型や服装
- 学歴
- 雰囲気や印象
今までの人生で培ってきたものを、2〜3回の面接などの数時間で判断されてしまいます。上記のような表面的な情報も、評価に大きく左右されることに違和感を覚えるのも無理はないでしょう。
特に新卒採用では、学生に経歴やスキルを求めているわけではなく、人柄を主に重視しているため、学生が持つ雰囲気やキャラクターも合否に大きく影響してくるのです。
選考の評価基準や不採用の理由が不透明だから
選考の評価基準や不採用の理由が不透明な点から、日本の就活がくだらないと感じている人も多いでしょう。
採用基準が抽象的だったり、不透明だったりするため、どう対策したらいいかわからないと感じてしまう人も多いはず。
不採用の理由も基本的にはわからないので、落ちた原因が特定しづらく改善しにくい点もフェアじゃないと感じてしまいますよね。
今では、採用の合否を出すのに人工知能(AI)を活用する企業も出てきているため、より不透明化していくのではないかという懸念もあります。
選考フェーズごとの通過率や、落ちる原因をこちらの記事にまとめているので、気になる人は参考にしてください。
就活解禁に関するルールが不透明だから
就活解禁に関するルールが形骸化し、情報解禁前に内定をもらっている人もいることから、フェアじゃないと感じる人もいるでしょう。
経団連が定めたルールによると、大学3年生の3月に就活情報が解禁され、6月に選考開始となっています。
しかし上記のルールは経団連に所属する企業にのみ当てはまるもので、所属していない企業は守る義務がありません。
したがって、経団連に所属していない企業(外資系・ベンチャーなど)は、就活解禁よりも前に採用を開始していることが多いのです。
こうした状況から、就活解禁前に内定を獲得している人に対して、不公平だと感じても無理はないでしょう。
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就活がくだらないと感じても続けるべきメリット3つ
くだらないと感じる就活でも、メリットもきちんとあるので、一概に悪いわけではありません。
そこで、くだらないと感じる就活にもあるメリットを3つ紹介していきます。
- 経験やスキルが求められない
- 大手企業に就職できるチャンスがある
- さまざまな業界・企業について知れる
上記のメリットを見て、くだらないと感じる気持ちを払拭していきましょう。
それぞれ解説します。
経験やスキルが求められない
新卒の就活では経歴やスキル、経験を求められることはなく、人柄や相性などポテンシャルから判断される点は学生から見てメリットといえます。
学生時代に頑張ったことや、自分の強みをどんな風に活かし、会社に貢献したいかアピールし、ポテンシャルを見込まれれば内定につながります。
反対に海外ではポテンシャルではなく、スキルや経験など即戦力であることが求められるため、人柄や相性だけで受かることが難しいです。
海外よりも就職のハードルが低い点は、日本の就活のメリットと考えられるでしょう。
大手企業に就職できるチャンスがある
日本の就活では、大手企業が新卒を大量に採用するので、大手企業に就職できるチャンスがあります。
先ほども述べたように、新卒時はポテンシャルで判断されるので、スキルや経験がなくても大手企業に就職しやすいのです。
中途採用になると、スキルや経験がしっかり見られ、ポテンシャルで採用されることは難しくなります。したがって、大手企業に行けるチャンスが最も高いのは、新卒時の就活になりますよ。
さまざまな業界・企業について知れる
新卒の就活では、説明会や合同説明会などがたくさん設けられ、さまざまな業界・企業について知れることがメリットです。
中途採用になると説明会が開催されることはあまりなく、企業の社員と直接話せる機会も少なくなります。今は就活生という立場を利用して、たくさんの業界・企業の話を聞けるチャンスがあります。
就活はくだらないと感じていても、続けるうちに魅力的な企業に出会える可能性もあるので、ぜひ今の立場をフル活用していきましょう。
就活をさせる企業側の意図3つ
くだらないと思える就活でも、企業側は意図があって新卒採用を行っています。
そこで、就活をさせる企業側の意図を3つ紹介します。
- 人柄や能力を総合的に見るため
- 決まったルールの中での個性を見るため
- 優秀な人材をたくさん確保し、教育するため
上記の意図を知ることで、就活をよりうまく進めやすくなるでしょう。
それぞれ解説します。
人柄や能力を総合的に見るため
企業は、人柄や能力などから総合的にポテンシャルを判断し、就活生を採用したいという思いがあります。
たとえば、面接だけで合否が決まるのであれば、コミュニケーション力が高い人やアピールがうまい人が有利になるでしょう。
このように、偏った基準で評価するリスクを避けるためにいろいろな選考を設けて、就活生のポテンシャルを判断しようとしているのです。
その結果、ESや適性検査、グループディスカッション、面接などの今のテンプレ化した選考の流れに落ち着いています。
選考過程を個別に見るとくだらないと感じるかもしれませんが、総合的にすべての選考過程を見ると、理解できるものになっているのではないでしょうか。
決まったルールの中での個性を見るため
企業は決まったルールの中で、どのように振る舞うかというところからその人の個性を見たいと考えています。
企業に就職して社会人になれば、常にルールの中で行動する必要があるので、決まったルールの中での振る舞い方は大切。
決まったルールの中で同じことをしてもらうことで、意外と違いが浮き彫りになるので、人間性を判断しやすくしています。
決められたルールの中での個性を見るために、平等な基準で選考しようと考えた結果、今のテンプレ化された就活になっていったのです。
優秀な人材をたくさん確保し、教育するため
企業は優秀な人材をたくさん確保し、教育して自社で活躍してもらうために、採用を行っています。
というのも、言い方は悪いですが、より安価に将来の幹部候補となる優秀な人材を確保できるからです。
また、新卒の学生は企業の文化を受け入れやすいので、教育してより長く自社に定着してもらいたいとも考えていますよ。
こうした狙いから、企業は多くの就活生を採用したいと考え、毎年採用活動を行っているのです。
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くだらないと感じる就活と向き合い、乗り越える方法6つ
くだらないと感じる就活を乗り越えるには、くだらないというイメージを変え、向き合う必要があります。
そこで、くだらないと感じる就活と向き合い、乗り越える方法を6つ紹介します。
- 就活をくだらないと感じた理由を明確にする
- 就活をする自分なりの意味を見出す
- 自分の将来像を明確にする
- すでに働いている人から話を聞いてみる
- 割り切って就活を行う
- 就活エージェントにサポートしてもらう
上記を参考に、くだらないという気持ちを変え、前向きに就活に取り組んでいきましょう。
それぞれ解説します。
就活をくだらないと感じた理由を明確にする
まずは、就活のどんなところがくだらないと感じたのか、その理由を明確にしましょう。
原因がわかれば、解決策が見つけられます。たとえば、自分が何をしたいのかわからない状態で、目的がないまま就活をしているから、くだらないと感じていたとします。
その場合、自分の将来の目標が定まれば、就活をやる目的が見つかるかもしれません。このように、くだらないと感じた理由を明確にすることで、就活を乗り越えるための糸口が見つかるでしょう。
就活をする自分なりの意味を見出す
就活がくだらないと思っていても、就活をする自分なりの意味を見出せれば、向き合えるようになるでしょう。
先ほど挙げた就活のメリットの他にも、いろいろな人との人脈が広がったり、人間的に成長できたりもします。
就活のメリットを参考にしつつ、就活を行う自分なりの意味を見出しましょう。自分を客観的に見つめ直し、深く考えた経験はあなた自身の糧となり、人生の財産となりますよ。
自分の将来像を明確にする
就活がくだらないと感じるなら、自分の将来像を明確にするのもいいでしょう。
将来像が明確になれば、行きたいと思う志望企業が自然と見つかり、就活を行う意味も見出せるようになります。
以下は例ですが、あくまで理想像なので思いつくままに考えてみましょう。
- 日本の自動車産業に大きく貢献し、支えられるような人になりたい
- ~の仕事で、年収●●万円欲しい
このように、どんな人になりたいのか、どんな仕事をしたいのかなど、どんなものでも問題ありません。
ある程度将来像が明確になったら、その理想像に近づくためにはどういった企業・仕事に就くべきかがわかるようになるはずです。
すでに働いている人から話を聞いてみる
就活をする意味や目的を見つけるためにも、すでに社会人として働いている人から話を聞いてみるという手もあります。
すでに働く社会人は、就活を経験している人がほとんどなので、どんな想いを持って就活し、どのように就活を乗り切ったのかなど聞いてみましょう。
実際の体験談から、就活を乗り越えるアドバイスが聞けるかもしれません。OB/OG訪問や身近で働いている人に、話を聞いてみるのがおすすめ。
こちらの記事では、OB/OG訪問のやり方や具体的な質問事項を紹介しているので、参考にしてください。
割り切って就活を行う
就活がくだらないと感じる人は、就活はくだらないものだと割り切って就活をするのも一つの手です。
日本の就活をくだらないと感じても、就活の仕組み自体を変えるのは難しいです。くだらないと感じている就活マナーやルール、テンプレ化した質問などは、すぐに変わることはありません。
変えられないことに立ち向かうよりも、割り切ってしまったほうが楽なこともあります。
就活エージェントにサポートしてもらう
- くだらないと感じる就活を早く終わらせたい
- 自分一人で就活をするのがしんどい
このように感じている人は、プロの就活アドバイザーに相談し、内定獲得までサポートしてもらうといいでしょう。
プロの就活アドバイザーは、相談やES添削、面接対策などマンツーマンであなたをサポートしてくれます。
今まで就活に本気で取り組めてなかったとしても、就活アドバイザーにサポートしてもらえば効率的に就活を進められるようになりますよ。
基本的にはサービス申込み後に面談を行い、就活の相談や企業選びのサポートを受ける形になります。
おすすめの就活エージェント5社
ここではおすすめの就活エージェント5社を紹介します。
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