- 偏差値が低い大学からでも、大手企業や優良企業に就職したい
- 低学歴でも就活で成功して勝ち組になれる方法はないのかな?
就活準備中で不安の多い大学3年生や、内定がなかなか取れずに苦戦している大学4年生も多いのではないでしょうか。
就活において、偏差値の低い大学から大企業に行きたいとなれば、高学歴の学生より不利なことが多いのは確か。しかし、低学歴でもできることをきちんと実践し、効果的に努力すれば大手企業に就職できるチャンスはあります。
自分の大学の偏差値が低いことに惑わされず、戦略的に就活を進めていくことが大事です。
この記事では、偏差値の低い大学が就活で不利な理由や偏差値が低い大学の企業・就職先を選ぶときのポイント、偏差値が低い大学の学生が就活で勝ち組になるためにできることを解説します。
最後まで記事を読めば、偏差値の低い大学の学生が内定を得るために実践すべきことが分かり、就活成功に近づけますよ。
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偏差値の低い大学は就活において不利になる理由
偏差値の低い大学は、就職において不利だといわれます。「仕事のできる・できないに学歴は関係ない」という人もいますが、低学歴の学生は就活で不利になることが多いのは事実です。
ここでは、偏差値の低い大学にいると就活が不利になる理由を3つ挙げ、それぞれ解説していきます。
1.学歴フィルターによって選択肢が減る
偏差値の低い大学が就活において不利になる理由の一つに、学歴フィルターの存在があります。
「学歴で人を判断するなんて偏見だ」と思うかもしれません。しかし、何千・何万と応募者が集まる大企業が、限られた人数と期間で選考を進めていくには、効率よく線引きできる要素が必要です。
もちろん、すべての企業に学歴フィルターがあるわけではなく、選考の中でどの程度学歴を重視するかはそれぞれの企業で違ってきます。
「高学歴=仕事ができる」というわけでもないため、近年は学歴フィルターを取っ払って、いろいろな人材を採用する企業が増えているのも事実です。
しかし、学生に人気の大企業や有名企業であるほど、効率の良い選考のために学歴フィルターを設けてる企業が中にはあるのも事実。
よって高学歴でない限り、高学歴の学生よりも選択肢が狭くなることは理解しておきましょう。
2.就活の筆記試験で落ちやすい
偏差値が低い大学の学生は、当然学力も低いことが多いため、筆記試験で落ちてしまう可能性が高いです。
一般的な流れとして、多くの企業は書類選考の通過者に筆記試験を実施します。「SPI(エスピーアイ)」「玉手箱」などと呼ばれる適性検査や、一般常識問題、企業によってはオリジナルの問題でテストすることも。
パソコンを使ったWebテスト形式が多いため、高校や大学で受けるペーパーテストともやり方が違い、戸惑う就活生も多いです。
筆記試験の多くは、中学・高校の学習内容が理解できていれば解けるものになっているので、高学歴の学生はあまり勉強しなくても答えられます。しかし、学力が低いとそうはいきません。
十分な対策ができないまま就活期間に入ってしまう学生も多いため、筆記試験は必然的に高学歴の学生が通過しやすい傾向にあります。
SPIなどの筆記試験を突破するためには、事前の対策が鍵を握ります。
3.有益な情報が得られにくい環境
偏差値の低い大学は、有益な情報が得られにくい環境であることも就活を不利にします。
就活は情報戦です。偏差値の高い大学のほうが、以下の理由から就活が進めやすい状況にあります。
- 有名企業にOB/OGが多数おり、大学との繋がりも強い
- 大学で開催する就職説明会に大企業・有名企業が参加してくれる
- 就活のためのセミナーや勉強会が行われていることが多く、大学自体が就活に力を入れている
- (理系の場合)研究室の教授のツテで就職が決まるケースも多い
偏差値の低い大学だと、上記のような就活に関する情報を得る場が少ないです。
また、偏差値の低い大学では、同級生も就職に対しての意識が低い人が多いです。自分より下の人間がいることに安心し、「自分もまだ就活対策しなくていいや」と周りに引きずられてしまうことも。
大学からの情報提供も少なく、先輩や友人の有益な話も聞けないため、自分で意識的に情報を集めなければ不利な環境のままです。
有益な情報を得るためには、就活セミナーに参加して他大学の学生と情報交換やOB/OG訪問するのも有効ですよ。
偏差値が低い大学の学生が企業を選ぶ際のポイント5つ
偏差値が低い大学の学生は、企業選びも工夫する必要があります。誰もが羨むような有名企業や大企業にやみくもに応募しても、足切りされてしまう可能性が高いからです。
では、どのように企業を選べばいいのか、ここでは偏差値が低い大学の学生が企業選びで押さえるべきポイントを5つ紹介します。
企業を選ぶ際のポイント
- 自分自身の強み・経験が活かせる仕事を探す
- 完全成果主義を採用している企業を狙う
- 自分の大学の就職実績を調べる
- 学歴フィルターがない企業を選ぶ
- 人手不足の業界を狙う
企業を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
1.自分自身の強み・経験が活かせる仕事を探す
まずは、自分の強みや過去の経験がどのように仕事に活かせるかを考えてみましょう。強みを知るには、「自己分析」をして過去の経験から自分の長所・短所を洗いだす必要があります。
以下の記事では、自己分析の詳しいやり方を紹介しているので、まだ自己分析を行っていない人は参考にしてみてください。
過去の経験から自分自身の強みが分かったら、それを下記のように結び付け、自分に合う企業や職種を探します。
日々の業務をコツコツと続けられる忍耐力と、接客で身につけたコミュニケーション能力がある。そのため、決まったお客様先を周って取引先と仲良くなり、商談や提案をしていくルート営業職に活かせる。
どうすれば今より良いスコアが取れるのか、目標のためなら何回も検証することが苦にならない性格である。そのため、商品の現状分析をしてよりよいものを作るマーケティング職や、動線を見つめ直してより効率的にモノを作る製造職に向いている。
自分の経験が活かせることを志望理由や自己PRにも取り入れ、「自分はこの仕事で成果を出していける」と面接でアピールできるようにしましょう。
2.完全成果主義を採用している企業を狙う
入社してから早く昇進をして勝ち組を狙うなら、完全成果主義の仕事・企業がおすすめです。
- 個人で契約を取っていく不動産業界
- 売上が数字で目に見えて分かる営業職
- 社員が少なく一人ひとりの成果がはっきりしているベンチャー企業
上記のような企業や仕事は、比較的内定を得やすく、入ってからの努力や功績でいくらでも評価を上げていけます。
これまでの学歴は低くても、仕事では勝ち組を目指したい場合は、完全成果主義を採用している企業を視野に入れてみましょう。
3.自分の大学の就職実績を調べる
各大学の公式サイトでは、「就職実績」や「就職状況」という名称で、就職先に関するデータを公開しています。
これを調べる理由は、以下の4つです。
- その大学の生徒を積極的に採用している可能性がある
- 大学の先輩からその会社の社風が聞ける
- その企業に就職する動機になる
- 企業の目星がつけられる
企業と大学との間にある「縁」は、学生が想像する以上に大きいです。
その大学の出身者が優秀だと、企業は「またこの大学の出身者を採用したい」という気持ちになるため、その後続く人間も好意的に評価されやすいのですね。
そのため、「どんな企業で働くべきか見当がつかない……」という方は、まず自分の大学の公式サイトから就職実績を調べるのが良いでしょう。
4.学歴フィルターがない企業を選ぶ
学歴フィルターとは簡単にいってしまえば、ターゲット校以下の学力の大学を選考から外してしまうことです。
主に優秀な学生を絞るための手段として使われており、応募者が集まりやすい大企業では足切りのために使われています。
こう聞くと「自分は大企業を目指していないから関係ない」と思う人もいるかもしれませんが、実は学歴フィルターは中小企業でも導入されていることも。
実際に、HR総研が2018年に行った調査によると、300名以下の規模の企業でターゲット校を設定しているのは26%にのぼります。
引用:『2018年新卒採用動向調査 結果報告』|HR総研
このことからもわかるとおり、中小企業を志望している人でも学歴フィルターは無関係ではありません。
以下の記事では、学歴フィルターが少ない業界を紹介しているので、自分の志望先が当てはまっていないかチェックしてみてくださいね。
5.人手不足の業界を狙う
一般的に、人手不足な業界は人材を選ぶ余裕がないため、学歴に自信がない学生でも就職するチャンスに恵まれています。
具体的な業界は、以下の7つです。
- IT業界
- 建設業界
- 運送業界
- 製造業界
- 介護業界
- 小売業界
- サービス業界
しかし、こういった業界は総じて仕事内容が過酷で、勤続年数も短い傾向にあります。
また、専門性が乏しい業界だと次のキャリアを描くのが難しくなるため、なるべくIT業界のような成長している業界やスキルが身につく仕事を選ぶと良いでしょう。
以下の記事では、IT企業の職種や仕事内容、おすすめの企業を紹介しているので、業界研究や企業選びの参考にしてくださいね!
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偏差値の低い大学から就活で勝ち組になるためにできること4つ
自分が偏差値の低い大学でも、就職で勝ち組になるためにできることはたくさんあります。一つ一つこなしていけば、上位大学の学生にも負けない力を付けていくことが可能です。
ここでは、低学歴の学生でも就活対策としてできることを4つ解説していきます。
- 適性検査・SPI対策をする
- 多くの企業を受け面接の質を上げる
- ガクチカや自己PRでアピールできることにチャレンジする
- 逆求人サイトを利用して企業からスカウトをもらう
今からでもぜひ実践に向けて動いてみてください。
それぞれ解説します。
1.適性検査・SPI対策をする
偏差値の低い大学の学生は多くの場合学力に不安があるため、きちんと筆記試験の対策をすることが必要です。
たとえば就活の適性試験で主流となっているSPIには、問題を解く能力検査と、自分の考え方を答える性格検査があります。
性格検査は、嘘をついてもミスマッチのもとになるため、数回解いて「こういうものなのか」と慣れておく程度でOKです。しかし、学力を問われる能力検査は対策しなければ合格点を取れません。
- 言語:国語問題
- 非言語:論理・数学問題
- 英語:中学・高校レベルの英語問題
- 構造的把握力:文章の構造が似たものを選ぶ
※下2つはオプション検査のため、ないことも多い
上記には、短期間で点数を上げやすい分野と、成績を伸ばすのに長期間かかる分野があります。対策本は書店で多数販売されているため、成績を上げやすい分野から効率よく対策していきましょう。
まだ就活が始まる前の3年生であれば、点数を伸ばしにくい分野まできっちり対策しておくと安心です。
ネットの掲示板などでは、どの企業で何のWebテストが実施されたか情報が出ていることもあります。志望企業が実施するテストの種類を確認し、合格ラインを超えられるようにしておきましょう。
SPIの問題例や攻略法、おすすめの対策本は、下記記事で詳しく解説しているので、万全に対策して臨みたい人は参考にしてみてくださいね!
2.多くの企業を受け面接の質を上げる
偏差値の低い大学の学生が就活で内定を得るには、面接でうまくアピールすることが重要です。
勉強をずっとやってきた学生はいても、面接を何回も受けてきた学生はあまりいません。
何回も面接を受けて経験を積み、面接の質を上げていけば、上位大学の学生にも負けない「面接力」が身に付きます。
下記にある基本的なことができるだけでも、周りと差をつけられますよ。
- 笑顔でハキハキ喋る
- 自信を感じられる良い姿勢を保つ
- 自己紹介やガクチカなど、どの企業でも聞かれることにしっかり答えられる
大学の就職課などで模擬面接をしてくれるならそれも活用すべきですが、実際の企業を受けて練習するのが一番効果的です。
求人サイトで「書類選考なし」としている企業を探せば、書類作成に時間を取られることなく面接を受けられます。
面接まで進めればあまり学歴は関係ないため、「この学生と一緒に働きたい、うちの会社に合っている」と思ってもらえれば、面接は通過できます。
さらに、場数を踏む間にもし内定が取れれば、精神的にも安心ですよね。
面接を受けた後は、相手にも好感触だった話や、聞かれてもうまく答えられなかったことなどを振り返り、今後のための改善を繰り返しましょう。
以下の記事で、面接の場数を踏むための面接の練習を紹介していますので、あわせてご覧ください。
3.ガクチカや自己PRでアピールできることにチャレンジする
学歴で勝負できないのなら、ガクチカ(学業で力を入れたこと)や自己PRに使えるような経験を積極的にアピールするのも重要です。
他の学生と比べて目立つようなことをやる必要はないですが、特に理由もなくボランティアなどに参加するだけでは意味がありません。
企業側は、何を目的としてその経験をし、成功や失敗から何の学びを得て、結果自分がどう成長したのかを聞きたがっています。
チャレンジ精神や行動力、学習能力を感じられれば、失敗談でもいいのです。
目的が明確なら、コミュニケーション能力を上げるために接客業のアルバイトをするも良し。リーダーシップ能力を身につけるためにゼミのリーダーに立候補するのも良し。
何か一つでもいいので「頑張った経験」を作ってみてください。
特に総合職や幹部候補の募集なら、採用側はゆくゆくリーダー・管理職としてマネジメントを任せられる人材を求めています。人と関わって周りをまとめるような役割は、積極的に引き受けましょう。
まだ3年生など時間にゆとりがある場合は、自分が興味のある業界で活かせるような資格取得にチャレンジするのも有効です。
4.逆求人サイトを利用して企業からスカウトをもらう
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