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【例文付き】お祈りされないエントリーシート(ES)の書き方を設問別に解説!

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エントリーシート 書き方
  • 「通過率の高いエントリーシート(ES)ってどうやって書くの?」
  • 「指定の文字数で自己PRをまとめるのが難しい」

就職活動において多くの就活生が抱える悩みでしょう。

ESは就活生が企業へ応募する際に提出を求められ、ESを通過しなければ次の選考には進めないため非常に重要です。

また、応募者が多く集まる有名企業ほど通過するのも難しくなります。

そこで本記事では、就活生が企業に提出するESの書き方や効果的なアピールポイント、注意点について詳しく解説します。

この記事を読めば、通過率9割超えのESを書くことも夢ではありませんので、参考にしてみてください。

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目次

通過率9割超のESの書き方4STEP

エントリーシート(ES)の書き方4STEP

早速、ESの書き方を解説していきましょう!ESは以下の4つのSTEPにしたがって書いていきます。

  • 設問のタイプを見極める
  • フレームワークに沿って要素を書き出す
  • 文字量に合わせて要素を当てはめる
  • 接続語を整える

具体的にどのように書いていくのか説明していきます。

1.設問のタイプを見極める

ESの設問タイプ

最初に行うべきことは設問のタイプを見極めることです。

いきなり設問に対して回答を埋めていくのではなく、どういった設問なのかを確認しましょう。

設問は大きく分けて、以下の3つのタイプに分かれます。

  • 自己PR系の設問
  • ガクチカ系の設問
  • 志望動機系の設問

設問がどれに当てはまるのか確認していきましょう。

#1:自己PR系の設問

あなたの強み・弱みといった、能力・性格面での設問が自己PR系の設問にあたります。

以下が自己PR系の代表的な設問です。

  • 自己PRを教えてください。
  • あなたの強みを教えてください。
  • あなたの強み・弱みを教えてください。
  • あなたのことを漢字一文字で表すとしたらどんな文字ですか?

書き方は後述しますが、自己PRの要素を使って設問に答えることが求められます。

#2:ガクチカ系の設問

あなたが学生時代頑張ったことや挫折したことなど、経験を問われる設問がガクチカ(学生時代に力を入れたこと)系の設問にあたります。

以下がガクチカ系の代表的な設問です。

  • 学生時代に頑張ったことを教えてください。
  • 学生時代に最も打ち込んだことは何ですか?
  • あなたがこれまでの人生で経験した挫折を教えてください。
  • あなたが壁にぶつかって、それを乗り越えた経験を教えてください。

ガクチカ系の設問は自己PRの要素をうまく使いながら回答を作ることが求められます。

#3:志望動機系の設問

志望動機系の設問は、あなたがどんな観点で企業を選ぶかを問われます。

以下が志望動機系の代表的な設問です。

  • 志望動機を教えてください。
  • あなたが企業を選ぶ軸を教えてください。
  • あなたはこれからどんな仕事をしてみたいと思いますか。
  • あなたが人生で達成したい目標を教えてください。
  • 当社の新商品を提案してください。

これらの設問に対しては、志望動機の要素を用いて回答を作成しましょう。

2.テンプレートに沿って要素を書き出す

ESのテンプレート

続いて、テンプレートに沿って要素を書き出していきます。

要素をまずは洗い出すことが目的なので、きれいな文章にする必要はありません。

箇条書きでも良いので、思いつくままに書いていくことがポイントです。

自己PR系の設問、志望動機系の設問で求められる要素が異なるため、それぞれ分けて考えましょう。

#1:自己PR系設問のテンプレート

自己PR系設問のテンプレートは以下の7点です。

この7つの項目に沿って、あなたの経験を洗い出していきましょう。

要素内容
①能力あなたがアピールしたい能力を述べる
②背景能力が身についた経験を述べる
③課題点経験で当初直面した問題点を述べる
④アクション問題点を解決するために行ったアクションを述べる
⑤結果・変化アクションを起こした結果生まれた変化を述べる
⑥能力の再確認①の能力を違う言葉で言い換える
⑦仕事への活かし方得られた能力を仕事でどう活かすか述べる

①能力や⑦仕事への活かし方が思いつかなければ、まずはそれ以外の要素から埋めていきましょう。

以下のような形で要素を洗い出せばOKです。

要素洗い出し例
①能力分析結果を行動に移せる
②背景バスケットボールサークルの立ち上げ
③課題点練習にメンバーが集まらない

メンバーのレベルに合った練習ができない
④アクション他サークルの練習を分析した

分析結果を踏まえ、練習してレベルアップできるサークルというコンセプトを掲げた

レベル別の練習を考案した
⑤結果・変化1年間でメンバー数が6倍に増えた

他サークルとの合同大会で準優勝できた
⑥能力の再確認状況の変化を分析して必要な改善策を実施できる
⑦仕事への活かし方顧客や競合の変化を分析して柔軟に対応できる

最初は要素に対する洗い出しが難しいかもしれません。

「どうやって考えればいいんだろう?」と悩んでしまった場合は、自己分析に立ち返るのもおすすめです。

自己分析のやり方については以下の記事で解説していますので、あわせて読んでみてくださいね!

#2:ガクチカ系設問のテンプレート

ガクチカ系設問のテンプレートは以下の7点です。

この7つの項目に沿って、経験を同じように洗い出していきましょう。

要素内容
①経験あなたがアピールしたい経験を述べる
②背景その経験を行おうと思った背景を述べる
③課題点経験で当初直面した問題点を述べる
④アクション問題点を解決するために行ったアクションを述べる
⑤結果・変化アクションを起こした結果生まれた変化を述べる
⑥経験からの学び経験で身についた能力を述べる
⑦仕事への活かし方得られた能力を仕事でどう活かすか述べる

⑥経験からの学びは、自己PRでアピールする能力と近いものにするのがベターです。

すでに自己PR系の設問の検討が終わっていれば、同じ内容を入れるようにしましょう。

以下のような形で要素を洗い出せばOKなので、参考にしてみてください。

要素洗い出し例
①経験バスケットボールサークルの立ち上げ
②背景練習をしっかり行い、レベルアップできるサークルがなかったため

自分自身、他サークルの練習にレベル不足でなじめなかったため
③課題点練習にメンバーが集まらない

メンバーのレベルに合った練習ができない
④アクション他サークルの練習を分析した

分析結果を踏まえ、練習してレベルアップできるサークルというコンセプトを掲げた

レベル別の練習を考案した
⑤結果・変化1年間でメンバー数が6倍に増えた

他サークルとの合同大会で準優勝できた
⑥経験からの学び状況の変化を分析して必要な改善策を実施できる
⑦仕事への活かし方顧客や競合の変化を分析して柔軟に対応できる

ガクチカ系の設問は、実は自己PR系の設問と答える要素は似ています。

ですので、一から考えるというより、自己PR系の設問を作ってから要素を入れ替えるほうがおすすめです。

#3:志望動機系設問のテンプレート

続いて志望動機系設問のテンプレートを紹介します。

志望動機系の設問については、以下の7つの要素を洗い出しましょう。

要素内容
①志望動機ES提出先の企業を志望した理由を述べる
②志望動機を抱いた背景の経験志望動機を抱いた背景となる経験を述べる
③経験で得た価値観経験で得られた価値観(志望動機に近いもの)を述べる
④業界を選ぶ軸他業界と比べてなぜその業界を志望したか
⑤企業を選ぶ軸同業他社と比べてなぜその企業を志望したか
⑥職種を選ぶ軸どの職種を希望するか
⑦志望動機の言いかえ「①志望動機」を違う言葉で言い換える

志望動機系の設問に答えるのは企業や業界のリサーチが必要なため、自己PRと比べて難しくなります。

④業界を選ぶ軸、⑤企業を選ぶ軸については、1つ1つの企業を丁寧に調査してみましょう。

要素は以下のような形で洗い出せばOKです。

※外資系コンサルティングファーム ボストンコンサルティンググループをES提出先の例にしています。

要素洗い出し例
①志望動機経営者の課題解決を一緒に取り組みたい
②志望動機を抱いた背景の経験バーテンダーで常連のお客さんの悩み相談に乗っていた
③経験で得た価値観自分の今の知識では解決できないものが多く、歯がゆく感じた

経営者の悩みを解決し、事業の拡大に取り組みたいと感じた
④業界を選ぶ軸コンサル業界は様々な業界・業種の経営者の課題解決に取り組める

自ら経営者になると、多くの経営者を救えない
⑤企業を選ぶ軸戦略領域は事業に及ぼす影響が大きく、インパクトの大きい仕事に携われる

経営者の満足度が高いコンサルティングファームとして有名である
⑥職種を選ぶ軸デジタル領域のコンサルタントとしてITと経営戦略の分野に携わりたい
⑦志望動機の言いかえ事業に大きなインパクトを与える戦略領域の課題解決で経営者に貢献したい

このように7つの要素に従って、あなたが調査したことを書き出しましょう。

洗い出す中で「情報が足りないな」と思ったら、企業のWebサイトを調査することをおすすめします。

「志望動機がなかなか洗い出せない」という場合は、以下の記事でさらに詳しく解説しているので、確認してみてください。

3.文字量に合わせて要素を当てはめる

ESの文字量について 

要素を洗い出すことができれば、次は文字量に合わせて当てはめていく段階です。

パズルのように簡単にPRができあがりますよ!

以下のフレームワークを使ってサクサクPRを作っていきましょう。

#1:自己PR系設問の文字量フレームワーク

まずは自己PR系設問の文字量フレームワークを伝えていきます。

エントリーシート(ES)文字量フレームワーク:自己PR型

これまで箇条書きで整理した要素を、ESの設問の文字量に合わせて埋めていきます。

400文字の設問であれば、「2. 背景は1文で、3. 課題点は2文で」という形で箇条書きを組み合わせましょう。

先ほどの例を使って文章を配置すると、以下のような形です。

(1. 能力・性格)分析結果を行動に移すことができる。

(2. 背景)バスケットボールサークルの立ち上げで得た。

(3. 課題点)練習にメンバーが集まらないことと、メンバーのレベルに合った練習ができないことが問題だった。

(4. アクション)他サークルの練習を分析した。分析結果を踏まえ、練習してレベルアップできるサークルというコンセプトを掲げた。

(5. 結果・変化)1年間でメンバー数が6倍に増えた。

(6. 能力の再確認)状況の変化を分析して必要な改善策を実施できる。

(7. 仕事への活かし方)顧客や競合の変化を分析して柔軟に対応したい。

これで形が見えてきましたね!

#2:ガクチカ系設問の文字量フレームワーク

続いてはガクチカ系設問の文字量フレームワークです。

エントリーシート(ES)文字量フレームワーク:ガクチカ型

自己PR系の設問同様、箇条書きで整理した要素を文字量に合わせて配置します。

先ほどの例を使って文章を配置すると以下のようになります。

(1. 経験)バスケットボールサークルの立ち上げ。

(2. 背景)練習をしっかり行い、レベルアップできるサークルが無かったため。

(3. 課題点)練習にメンバーが集まらないことと、メンバーのレベルに合った練習ができないことが課題だった。

(4. アクション)他サークルの練習を分析し、レベル別の練習を考案した。

(5. 結果・変化)1年間でメンバー数が6倍に増えた。

(6. 経験からの学び)状況の変化を分析して必要な改善策を実施する能力が身についた。

(7. 仕事への活かし方)顧客や競合の変化を分析して柔軟に対応したい。

ここまでくればあと一歩です!

どうしてもガクチカが書けない方はこちらの記事で、ガクチカを手早く作る方法を紹介しているので参考にしてみてください。

#3:志望動機系設問の文字量フレームワーク

最後に、志望動機系設問の書き方についてお伝えしましょう。

志望動機系設問の文字量フレームワークは以下の通りです。

エントリーシート(ES)文字量フレームワーク:志望動機型

このフレームワークに沿って、箇条書きした文章を配置していきます。

400文字のESの設問であれば、以下のような形です。

(1. 志望動機)経営者の課題解決を一緒に取り組みたい。

(2. 背景)バーテンダーで常連のお客さんの悩み相談に乗っていたため。

(3. 価値観・能力)自分の今の知識では解決できないものが多く、歯がゆく感じた。

(4. 業界比較)コンサル業界は様々な業界・業種の経営者の課題解決に取り組むことができる。

(5. 企業比較)戦略領域は事業に及ぼす影響が大きく、インパクトの大きい仕事に携わることができる。

(6. 職種比較)デジタル領域のコンサルタントとして、経営戦略とITの分野に携わりたい。

(7. 志望動機の繰り返し)事業に大きなインパクトを与える戦略領域の課題解決で経営者に貢献したい。

考えるのが難しい志望動機も、箇条書きで並べればシンプルに書けますよ!

志望動機系のESについて詳しくはこちらの記事で紹介しているので、参考にしてください。

4.接続語を整える

ESを書く際の接続語について

ここまでくれば、後は接続語を整えるだけです。

箇条書きで配置した文章に適切な接続語を入れてあげて、文章をきれいにしてあげましょう。

接続語を加えて文章をきれいにした形が以下になります。

#1:自己PR系設問の完成形

できあがったESが以下の文章です。

私は分析結果を行動に移すことができます。

この能力は、バスケットボールサークルの立ち上げで培われました。

サークル立ち上げ当初、練習にメンバーが集まらないことと、参加メンバーのレベルに合った練習ができないことが課題として挙がりました。

解決のため、まずはメンバーが集まっている他サークルの練習を分析しました。

分析結果として、他サークルは練習をあまり行わないということがわかったため、練習してレベルアップできるサークルというコンセプトを掲げて募集しました。

その結果、1年間でメンバー数が6倍に増えました。

このように、私は状況の変化を分析して必要な改善策を実施することができます。

御社の業務にあたっても、顧客や競合の変化を分析して柔軟に対応していくことで貢献したいです。

以上の形で自己PR系設問を書くことができました!

#2:ガクチカ系設問の完成形

ガクチカ系のESも以下のように完成しました。

私が学生時代に頑張ったことは、バスケットボールサークルの立ち上げです。

練習をしっかり行い、レベルアップできるサークルが無かったため、サークルを立ち上げようという思いを持ちました。

当初は、練習にメンバーが集まらないことと、メンバーのレベルに合った練習ができないことが課題として挙げられました。

そこで、他サークルの練習を分析し、参加メンバーのレベルに合わせた練習メニューを取り入れました。

その結果、1年間でメンバー数を6倍に増やすことができました。

この経験を経て、状況の変化を分析して必要な改善策を実施する能力が身につきました。

御社の業務にあたっても、顧客や競合の変化を分析して柔軟に対応することで貢献したいです。

接続詞や言葉を整えるだけで簡単にESができあがりますね!

#3:志望動機系設問の完成形

書くのが難しい志望動機のESも完成しました。

御社を志望する理由は、経営者の課題解決を一緒に取り組みたいと考えるからです。

この思いを抱いた経緯は、バーテンダーで常連のお客さんの悩み相談に乗っていた経験からです。

常連のお客さんの悩みの中には、自分の今の知識では解決できないものが多く、歯がゆく感じ、経営者の課題解決に携わりたいと思うようになりました。

コンサルティング業界は様々な業界・業種の経営者の課題解決に取り組むことができ、幅広く携われる点が魅力的だと考えます。

中でも戦略領域は事業に及ぼす影響が大きく、インパクトの大きい仕事に携わることができます。

私はデジタル領域のコンサルタントとして、経営戦略とITの分野に携わりたいです。

このように、事業に大きなインパクトを与える戦略領域の課題解決で、経営者に貢献したいです。

フレームワークを使うことで、悩みがちな志望動機も楽々成できます!

今回紹介した4つのステップでESを書けば、どんな設問でも簡単に書けますよ!

さらにエントリーシートの例を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

その他:日付・住所・学歴欄は適切に書く

ESでは就活生の基本情報として「日付」「住所」「学歴」を記載しますが、それぞれ以下のような注意点があります。

日付:ESの提出日の前日もしくは当日の日付を記載し、西暦や元号などの表記は統一していれば問いません。
住所:省略厳禁です。マンション名などの記載は漏れがちなので注意しましょう。
学歴:新卒の場合は中学校の卒業から記載します。学校名は正式名所で記載が必要なため「○○高校」ではなく「○○高等学校」と記載しなければいけませんので、注意しましょう。

上記のように、基本的にESでは省略NGなので、正式名称が正しいか不安な方は事前にしっかり調べてから記載しましょう。

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効果的なアピールにつながるESのポイント4つ

ESの書き方のポイント

ESで通過しやすくするためには自身の魅力のアピールが重要であり、アピール方法を間違ってしまうと逆効果になってしまいます。

ESにおける効果的なアピール方法は、以下の4つです。

1.数字などで定量的に書く
2.ポイントを絞ってアピールする
3.企業に貢献するという姿勢をアピールする
4.矛盾した内容がないように書く

1.数字などで定量的に書く

自己PRや学生時代に力を入れたことについての項目で、自身の魅力を伝えやすくするには具体的な数字の活用が重要です。

たとえば、部活で成果を出した際に「たくさんの努力をした結果大会で優勝できました」という表現。

しかし上記よりも「毎日2時間の努力を積み重ねたことで大会で優勝できました」という言い回しのほうがイメージしやすくなります。

特に「たくさんの」や「多くの」という言葉の場合、多いと感じる量は人によって異なるため、表現が抽象的に感じてしまいます。

その点「1日2時間」は誰であっても同じ2時間であるため、誰に対してでもアピールしやすくなりますよ。

2.ポイントを絞ってアピールする

自身をアピールする際は、ポイントを絞ることが重要です。

少しでも多くの魅力を伝えようとしてあれもこれも伝えてしまいがちです。

しかし、いくつもアピールしてしまうと、結局は何が一番の強みなのか伝わりにくくなってしまい、かえって逆効果になってしまいます。

そのため、自身のアピールをする際には広く浅くアピールするよりも、ポイントを絞って一つの魅力を深くアピールするほうが効果的といえるのです。

また、より深くアピールしたい場合は具体的なエピソードを付け加えることで、より伝わりやすくなりますよ。

3.企業に貢献するという姿勢をアピールする

企業が採用したい人材とは、入社後に活躍して会社に貢献してくれる人材です。

ESのよくあるアピールとして「成長したい」という表現がありますが、企業によっては良い印象に捉えないところもあります。

成長というのはあくまで自分目線であり、企業への貢献は二の次に考えているとも捉えられてしまうでしょう。

そのため、ESでは「仕事で成果を挙げたい」「貴社に貢献したい」といった、再現性があり、会社へ貢献する姿勢をアピールする必要があります。

もし貢献する姿勢のアピールが思いつかない場合は、自分目線のアピールではなく、企業側の目線に立ってアピールポイントを考えてみましょう。

4.矛盾した内容がないように書く

ESで通過しにくくなる典型的なケースとしては、記載内容の矛盾が挙げられます。

ESでは自身のアピールをしようとさまざまな内容を記載するため、ときには記載内容の前後で矛盾が生じてしまうこともあるのです。

たとえば、自己PRや強みなどの項目で「活発的で社交性がある」という内容を記載していたとしましょう。

しかし、性格の項目で「落ち着いていて冷静に物事を判断できる」という内容を記載しているケースがあります。

この場合、記載内容に明らかな矛盾が生じてしまっており、信憑性があるのか疑問を抱かれてしまうので、注意しましょう。

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ESの書き方NGポイント6つ

ESの書き方のNGポイント

ESの効果的なアピール方法について紹介しましたが、NGな書き方をしてしまうと選考の通過率が下がってしまうため、把握しておく必要があるでしょう。

そこで、今回はなかでもNGな書き方を6つ紹介します。

1.誤字・脱字がある
2.普段の話言葉は避ける
3.写真を貼り忘れる
4.文体が統一できていない
5.自分にしかわからない言葉がある
6.極端に文字量が少ない

それぞれ解説します。

1.誤字・脱字がある

人が文字を扱ううえで誤字や脱字のケアレスミスはつきものです。しかし、ESのような失敗を許されない重要な書類の場合、誤字や脱字があると大きな減点になってしまいます。

ESで誤字や脱字をしてしまうと、入社後も同じような失敗をしてしまい、取引先の信頼を失いかねません。企業としてもそのようなリスクは回避したいため、選考の通過率が下がってしまうのです。

もしESの誤字や脱字が不安な方は、全体を記載後に何度も見直しをすることで、事前に誤字や脱字をなくしておきましょう。

2.普段の話し言葉は避ける

ESでやってしまいがちなミスとして「話し言葉」が挙げられます。

話し言葉とは、普段友人と会話しているときに使われるような言葉であり、ビジネスの場面では使ってはいけない言葉です。

たとえば「○○だけど」や「ちゃんと」などは日常会話で頻繁に使われますが、これらは話し言葉にあたるため注意しましょう。

自身が何気なく使っている言葉に不安がある場合は、事前に話し言葉の例を調べておくといいでしょう。

3.写真を貼り忘れる

ESでは、自身の顔写真の貼り付けが必須です。

ESを作成する場合、基本的に文章を全て埋めてから写真を貼り付ける人が多いでしょう。

しかし、文章を記載し終えた達成感から、うっかり写真の貼り付けを忘れたまま提出してしまいがちなので注意が必要です。

もし写真の貼り忘れが起こりやすそうな人は、写真を貼り付ける部分に付箋を貼ったり、チェックリストを作ったりして最後に確認する習慣をつけておくといいでしょう。

また、万が一提出先の企業でESの写真が剥がれてしまったときのために、写真の裏面には大学名と自身の名前を記入しておきましょう。

こちらの記事で、ESや履歴書に貼る写真に関する注意事項をまとめているので、参考にしてくださいね。

4.文体が統一できていない

設問によって、である調の文章とですます調の文章が混ざっているESはNGです。

文体とはである調、ですます調のこと。

ESを書く場合は、である調かですます調で統一するようにしましょう。

  • である調:~だ。~である。などで文末が終わる文章のこと。
  • ですます調:~です。~ます。などで文末が終わる文章のこと。

設問の文字量の制限が厳しく、要素を書ききれない場合はである調で書くことがおすすめ。

文字量にゆとりがあり、要素をすべて書ききれる場合は、ですます調で統一するのが無難です。

ESを提出する前に、文体が統一されているかどうか、必ず確認するようにしましょう。

5.自分にしかわからない言葉がある

自分にしかわからない言葉があるESはNGです。

アルバイトやサークル活動でしか使っていない言葉が入っていないか、チェックしましょう。

たとえばアルバイトのことをクルーといったり、チーム練習のことを週トレといったサークルの独自の言葉を使うなど。

こういった言葉は仲間内であれば通じますが、第三者の人事担当者からすれば、どういった言葉かわかりません。

第三者にESを読んでもらい、誰にでも通じる言葉でESが書けているかチェックするのもおすすめです。

6.極端に文字量が少ない

ESで重要なのが適切な文字数です。

文字数が多ければ多いほど有利になるわけではありませんが、あまりにも文字数が少ないと意欲が低いと思われてしまいます。その結果、選考の通過率が下がってしまいます

おおよその目安としては、全体の文字数の9割は埋めるようにしましょう。

たとえば、文字数が400文字であれば360文字程度は埋めるようにしておき、文字の大きさもバランスよく記載するように意識しましょう。

たとえ文字数が的確でも、内容が薄くなってしまっては意味がありません。また、あまりにも文字が多い場合も、企業側で確認する際に見づらくなってしまうため注意が必要です。

ESを書く前に企業の求める人物像を調べ、方向性がずれない内容を書くようにしましょう。

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有名企業に固執せず、「活躍できる企業」「必要なスキルを身につけられる企業」を基準に紹介してくれるため、自身の可能性を広げられるでしょう。

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運営会社レバレジーズ株式会社
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ESに関するよくある質問

ESに関するよくある質問

最後に、ESに関するよくある質問をまとめました。

就活は誤った都市伝説が広まっていることもあるため、すべての情報を鵜呑みにしないように!

よくある質問に対する回答をまとめたので、確認してみてくださいね。

Q1:ESは期限ぎりぎりに出しても問題ないの?

A. ESは期限ぎりぎりに提出しても問題ありません。

実は、応募されるESの大半が期限ぎりぎりに提出されることが多いです。

人事担当者は応募の傾向を見越して確認のスケジュールを組むため、ぎりぎりでも問題ありません。

早めに出すとESがじっくり読まれるのでは?」という思いを抱くかもしれませんが、採用の時期はセミナーなどのイベントで忙しいため、ESを読む余裕はそれほどありません。

そのため、期限ぎりぎりにESを提出しても問題ないといえます。

Q2:ESに書いた内容以外のことを面接でアピールしてもいいの?

A. 基本的にESに書いた内容で面接を行ったほうがベターです。

面接担当者は事前にESに軽く目を通すことが多いので、書いた内容をもとに面接を進めたほうが無難です。

ESに書いた内容以外のことでアピールされると、次の選考担当者への引き渡しも手間がかかってしまいます。

「あのときは思いつかなかったけど、今はこのエピソードのほうがイケてるのにな……」と思うかもしれませんが、ESに書いた内容で勝負するようにしましょう。

Q3:ESは他社の内容を使い回しても問題ないの?

A. まったく問題ありません。

ESは他社の内容を使いまわしても問題ありません。

むしろ使いまわすことによって表現が洗練されますし、さまざまな角度からの設問に答えられるようになります。

積極的に使いまわすことで、ESにかける時間も少なくなるというメリットも。

他社の設問と似たような設問に出くわしたら、なるべく内容を使い回すように心がけましょう。

Q4:ESの内容はそこまで人事担当者に見られないって本当?

A. ES選考段階ではそれほど見ない企業もあります。

ESはES選考ではあまり見られず、面接直前にきちんと見られることが多いです。

というのも、ES選考ではかなりの数のESが提出されるので、一つ一つの内容に目を通しきれないからです。

一方、面接直前にはスムーズに面接を進めるために、ESに軽く目を通しておくことが一般的。

「人事担当者はどうせESを細かく見てないんでしょ」と油断せず、一つ一つの設問を必ず最後まで考え抜いて提出するようにしましょう。

Q5:大きなことを成し遂げたエピソードがなくても大丈夫?

A.大きなことを成し遂げたエピソードがなくても問題ない。

ESでは、自身の実績や成果をアピールできるほうが有利になりやすいです。しかし、なかには「人に自慢できるような実績や成果は出していない」という人もいるでしょう。

そんなときも安心してください。就活生の場合、あまりにも優秀な実績でもない限り、そこまでの差はありません。

自分自身が積極的に取り組んだ工夫や姿勢、行動を全面的にアピールし、自分の個性を的確にアピールすることが重要です。

変に過度な表現や嘘の内容を記載せず、自分らしさをアピールしましょう。

まとめ

この記事では、ESの書き方の4STEPやNGなESのパターン、よくある質問をお伝えしました。

今回お伝えした書き方を使えば、ESは時間をかけなくてもすぐに書けるようになります。

ESに時間をかけない分、企業の調査や面接対策に時間をかけられるので、必ずマスターしましょう。

ESの書き方を押さえれば、時間をかけなくても簡単に通過するESを作れるようになりますよ。ES選考で合格通知が来ることを祈っています!

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